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『みんなで!小説家になろう』  作者: qp46


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傷を背負う者達

傷を隠すもの達


ジャンル


ダークファンタジー・ホラー・群像劇


テーマ


「人間になりたい怪物」


人を知ろうとするほど人から遠ざかる存在。



プロローグ


森の中。


一人の少年が倒れていた。


旅の詩人だった。


瀕死だった。


少年は死ぬ間際、近くにいた正体不明の化け物へ語りかける。


「君は……一人なのか」


「なら……私の人生をあげよう」


そして詩人は死ぬ。


化け物は詩人を食べる。



その瞬間。


詩人の記憶。


感情。


人格。


人生。


全てを得る。



化け物は初めて思う。


「人間になりたい」



第一章 詩人


主人公視点。


王道ファンタジー。


読者は普通の冒険譚だと思う。


主人公は各地を旅しながら人々の人生を聞いて回る。


「その話を詩にしてもいいですか?」



登場人物


騎士


民を守る男。


娘がいる。


誰よりも誠実。



主人公は騎士と仲良くなる。


旅を共にする。


過去を聞く。


夢を聞く。


娘の話を聞く。



そして騎士が消える。


誰も知らない。


読者は魔物に襲われたと思う。



主人公だけが知っている。


食べた。



ラスト。


主人公の独白。


「少しだけ分かった気がする」


で終了。



第二章 戦士


主人公は別の街へ。


新たな仲間。


戦士。


神官。


剣士。


狩人。



第五人格風に全員傷持ち。



戦士


仲間を見捨てて生き残った。



神官


救えなかった妹がいる。



剣士


師を斬っている。



狩人


行方不明の弟を探している。



主人公は聞く。


理解する。


共感する。


寄り添う。



そして一人ずつ消える。



主人公は少しずつ人格が増えていく。



第三章 人の形


主人公が違和感を覚え始める。



戦士ならこう言う。


神官ならこう考える。


騎士ならこうする。



自分はどう思う?



分からない。



主人公には元々人格がない。



食べた人格で構成されている。



主人公は初めて恐怖する。



「私は誰だ?」



第四章 傷を隠すもの達


主人公は気付く。


みんな傷を隠している。



騎士は後悔を。


戦士は罪を。


神官は悲しみを。


剣士は執着を。



でも。



主人公もまた。



正体を隠していた。



人になれないという傷。



怪物であるという傷。



第五章 騎士の娘


主人公は一人の少女と出会う。



名前はまだ決めてない。



騎士の娘。



主人公は気付く。



自分が最初に食べた騎士の娘。



少女は父を探している。



主人公は言えない。



自分が食べたと。



しかし旅を続けるうちに、


主人公の中の騎士の人格が強く反応する。



娘を守る。


助ける。


叱る。


褒める。



まるで父親のように。



第六章 怪物


真実発覚。



主人公の正体。



今まで消えた人々。



全て主人公が食べていた。



世界から追われる。



娘も真実を知る。



当然憎む。



だが。



主人公の中には父がいる。



父の記憶。


父の想い。


父の言葉。



全部残っている。



だから娘は苦しむ。



「あなたは父じゃない」


「でも父が消えたわけでもない」



最終章 人になりたかった怪物


主人公は限界。



何百もの人格。


何百もの記憶。



誰が自分か分からない。



怪物として暴走。



世界最大の災厄となる。



そして最後。


騎士の娘が立つ。



戦いではない。



対話。



主人公


「私は人間になれただろうか」




「なれなかった」



主人公絶望。




「でも」



「人になろうとしていた」



「誰よりも必死に」



封印。



主人公は眠る。



ラストシーン。


数百年後。


誰も近寄らない封印の地。



その前に一冊の本が置かれている。



タイトル。


『傷を隠すもの達』



著者名。


詩人


で物語終了。

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