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『みんなで!小説家になろう』  作者: qp46


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異世界闇金物語

プロット


剣と魔法の異世界。


この世界では、十歳になると教会で《スキル開示の書》を開き、神から授かったスキルを知る。


農業、鍛冶、剣術、治癒、商才、建築、料理。


スキルは人生を決める神の贈り物であり、教会はそれを管理する機関だった。


だが王都の裏通りには、教会とは別の形でスキルを扱う男がいる。


通称、黒豹。


表向きは便利屋。


実態は、金も物も魔力もスキルすらも貸し付ける融資屋。


黒豹のスキルは《借用書》。


誰かが黒豹から何かを借りると、必ず借用書が発生する。


借りたものは現物換算され、利息込みで返済しなければならない。


返せなければ担保としてスキルを回収される。


回収されたスキルは黒豹の資産となり、また別の誰かへ貸し出される。


黒豹は誰にでも貸す。


王族でも、貴族でも、犯罪者でも、勇者でも。


ただし、貸したものは必ず回収する。


「俺は誰であろうと貸すのは断らねぇ」


「ただし貸した分の利息はきっちり回収する」


そんな黒豹の元へ、ある日一人の令嬢が連れてこられる。


名前はナタリー。


彼女は、自分が借金のカタとして父に売られたのだと思っていた。


しかし本当は違う。


ナタリーの父は、伯爵の陰謀から娘を逃がすため、黒豹へ娘を託していた。


ナタリーは知らない。


自分のスキル《鑑定》が、教会すら脅かす危険な能力であることを。


人のスキルと素質を見抜き、十歳になる前の子供が将来授かるスキルすら見抜けることを。


教会に知られれば、囲い込まれるか、殺される可能性すらあることを。


黒豹の隣には、蜥蜴と呼ばれる男がいる。


元便利屋社長。


今は黒豹の相棒であり、情報屋であり、飄々とした補佐役。


ナタリーが鑑定すると、蜥蜴の表示はこうだった。


スキル:無し


素質:S


蜥蜴は笑って言う。


「僕は無能なんですよ」


だが、それは嘘ではない。


蜥蜴はこの世界のスキルを持っていない。


その代わり、この世界の外から来た転移者であり、異能《支配者》を持っている。


さらに、王都最大級の犯罪組織サラマンダーを裏から操る黒幕でもあった。


黒豹は、蜥蜴から持ち込まれる案件をこなしながら、王都の債務者達から容赦なく取り立てを行う。


カジノオーナー。


王国騎士団長。


悪徳貴族。


商会長。


そして、世界を救った元勇者マイル。


勇者だった頃の命懸けのひりつきが忘れられず、平和になった後、ギャンブルに溺れた元英雄。


マイルは黒豹から金を借り、踏み倒そうとする。


「俺は勇者だぞ!」


「世界を救ったんだぞ!」


「そんな俺から取り立てるのか!」


黒豹は言う。


「お前は俺からしたらただの債務者だ」


「勇者でも英雄でもない」


「借りたもんはしっかり返してもらわねぇとな」


「マイル」


これは、正義の物語ではない。


悪を倒す話でもない。


借りたものを返さない者から、きっちり回収する物語である。



主な登場人物


黒豹


王都裏通りの便利屋兼融資屋。


スキル《借用書》を持つ。


金、物、魔力、スキルなど、あらゆるものを貸し付ける。


貸したものは必ず回収する。


正義では動かない。


契約と返済実績だけを信用する。


「人間ってだけで信用に値しねぇ」


「借りたもん返した奴だけだ。俺が信用するのは」



ナタリー


子爵令嬢。


父に売られたと思い込んで黒豹の元へ来る。


実際は父から黒豹へ託された娘。


スキル《鑑定》を持つ。


人のスキルと素質を見抜ける。


十歳前の子供が将来授かるスキルすら見える。


常識人枠であり、黒豹の異常性を映すカメラ役。



蜥蜴


黒豹の相棒。


元便利屋社長。


自称無能。


ナタリーの鑑定では「スキル無し、素質S」。


実は転移者であり、この世界のスキルではなく異能《支配者》を持つ。


犯罪組織サラマンダーを裏から操っている。


黒豹を利用して、制御できなくなった組織の幹部や派閥を整理していた。



マイル


元勇者。


世界を救った英雄。


しかし平和になった後、勇者時代の緊張感が忘れられず、ギャンブルに溺れる。


出所を探られない金を求めて黒豹から借金する。


返済不能になり、黒豹から取り立てを受ける。



世界設定


スキル


神の贈り物。


人は十歳になると教会で《スキル開示の書》を開き、自分のスキルを知る。


スキルは人生や職業を大きく左右する。



教会


スキルを管理する巨大機関。


《スキル開示の書》


《スキル鑑定の魔法石》


《スキル確定書》


を管理している。


スキル確定書は身分証や資格証明に近い。


スキル詐称は重罪。


教会はスキル利権を握っているため、ナタリーのような《鑑定》持ちは極めて危険視される。



借用書


黒豹のスキル。


黒豹から何かを借りた者に、絶対遵守の借用書を発生させる。


対象は金、物、魔力、スキルなど。


返済できなければ担保としてスキルを回収される。


回収されたスキルは黒豹の資産となり、別の相手へ貸与できる。



構成案


1話 ナタリー


ナタリー視点。


父に命じられ、黒豹の元へ向かう。


自分は借金のカタとして売られたのだと思っている。


黒豹、蜥蜴、便利屋の異様な空気を見せる。


終盤、カジノオーナーが利息を払いに来る。



2話 カジノオーナー


カジノオーナーが文句を言いながら利息を払う。


ナタリーへちょっかいをかけようとして、黒豹に凄まれて撤退。


ナタリーが「あの方、スキルはディーラーでしたわ」と口にする。


ここでナタリーが《鑑定》持ちだと発覚。


蜥蜴が言う。


「ナタリーちゃん、その力は他人に言わん方がええで」


「下手したら殺されるで」



カジノ編


カジノオーナーを中心に、王都の裏社会と黒豹の仕事を見せる。


利息、返済、担保、闇ギルドとの関係を描く。



騎士団長編


王国騎士団長が債務者となる。


名誉、職責、スキル確定書、騎士としての誇りを絡める。


黒豹は相手が騎士団長でも態度を変えない。



貴族編


貴族社会と教会利権を描く。


ナタリーの鑑定が本格的に狙われ始める。


教会は表向き神聖だが、中身は人間。


黒豹の台詞。


「教会を信用するな」


「中身は人間だ」



勇者マイル編


元勇者マイルが登場。


世界を救った後、刺激を失い、ギャンブルに溺れている。


黒豹から金を借りるが返せなくなる。


マイルは勇者としての自尊心をぶつけるが、黒豹はただの債務者として扱う。


クライマックス台詞。


「お前は俺からしたらただの債務者だ」


「勇者でも英雄でもない」


「借りたもんはしっかり返してもらわねぇとな」


「マイル」



犯罪組織編


王都最大級犯罪組織サラマンダーが絡む。


闇ギルドすら手を焼く組織。


しかし最近は黒豹の取り立てや粛清により、少しずつおとなしくなっている。


実は蜥蜴がそう仕向けていた。


巨大化しすぎた自分の組織を扱いやすくするため、黒豹を利用して不要な派閥を整理していた。



最終章 蜥蜴


ナタリーを他国へ売り払う計画が動く。


黒豹はそれを止める。


調査の末、黒幕が蜥蜴だったと知る。


蜥蜴は黒豹をずっと利用していた。


ただし友情や信頼も本物だった。


黒豹は蜥蜴を殺さない。


代わりに言う。


「貸し一つだ」


蜥蜴は笑う。


「厄介な人から借りてもうたなぁ」


黒豹は返す。


「今度しっかり返せ」


「それでチャラだ」


ナタリーが叫ぶ。


「それで終わりですの!?」


「私、売られかけたんですのよ!?」


黒豹。


「あ? 売られなかったんだからいいだろ」


ナタリー。


「よくありませんわーーーーー!!!!」



ラスト一文案


本編は黒豹、ナタリー、蜥蜴の決着で完結。


その後、映画のエンドロール後のように一文だけ不穏な余韻を残す。


蜥蜴の尻尾切りってね。お疲れ様。支配者役の操り人形さん……


誰が書いたのか。


本当に蜥蜴は何者かの駒だったのか。


そこは特に考えていません。


気になる方は、好きに続きを料理してください。



備考


これは完成品ではなく、自由に料理してもらうための未完成プロットです。


闇金ウシジマくん風の債務者ドラマ。


怪盗山猫風の相棒黒幕要素。


異世界ファンタジーのスキル制度。


これらを混ぜた異世界金融ダークヒーロー案です。


自由に使ってください。

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