一の入り
何書いてんだ
フラッシュトイレ、アホみたいな名だが歴とした競技だ。
この競技が出来た国は、国民の膀胱が皆小さくトイレに急ぐ必要が常あったらしい。
その為この国の一日におけるトイレの使用率は世界でダントツ一位だったと言う。
当然国民全員が膀胱が小さい為大昔にはトイレの前は常に行列があったと言われている。
それを避ける為だろうか、この国の国民は皆が皆、トイレに入って出るまでの速度が他の国とは段違いで速い。
この国に観光で来たある富豪がその様子を目にしてこれは使えるとフラッシュトイレの競技化を進め、現在では世界大会も行われサッカーやバスケ、野球などのメジャー競技を超えるほどの人気だ。
人気の秘密はなんと言っても、野球のグローブやバット、バスケのボールやバッシュなどの初期費用がこの競技にはかからないからだろう。
勝敗はトイレの前に立ち戸を開け中に入る、そして便器に腰を下ろして水を流す、その後トイレを出るまでの技などで特定を競う。
排泄をする必要は無く座るだけで良い。
この様にトイレ一つあればすぐに練習を開始出来るお手軽さだ、世界的に広まるのも当然だろう。
本日はフラッシュトイレの世界大会開催日だ、僕は今フラッシュトイレの世界レベルの戦いを一目生で見ようと競技場までやってきている。
フラッシュトイレは良い、長期戦になり見飽きる事が決してないのだ。
競技用のトイレの戸にはセンサーが仕込んである為勝敗の判定に時間がかかるなんて自体も決して起きない。
さて、そろそろ競技が開始される。
ドリンクも買ったし開始が楽しみだ。
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選手が出てきた。
この競技はコートに用意されたトイレ六つで同時にタイムを競う。
このような大会では一度ではなく三回特定を測り、その合計が得点として扱われる。
選手一人一人がトイレの前に並ぶ、今回僕が注目する選手は日本代表の竜飛小次郎だ。
彼のフラッシュトイレは時代劇などでよく見る殺陣のようだった。
左手をドアノブに添えるとくるりと回転しながら戸を開け回転の勢いを殺さぬ間に勢いよくトイレに入る、戸を閉めるときはトイレに入る時回転しながら右手で掴んだトイレ側のドアノブを引っ張り即座に閉める。
一回転の内に戸を開けトイレに入り戸を閉めるまでを終える美しいフラッシュトイレ。
余りにも美しく、難なくこの技を使う為、一時期は全国でこの技を真似して戸に指を挟むなんて事件が多発した。
竜飛選手の様子を見ていると彼はストレッチを始めたので今は見所が無さそうだと他の選手を確認する事にした。
隣の選手に目を向ける、ロシア代表のレオニード選手だ。
彼は長い手足を利用した体を大きく使った豪快で魅力的なフラッシュトイレを見せてくれる。
片手で勢いよく戸を開けると片足を戸引っ掛けもう片方の足でトイレに飛び込む、トイレに入る際足に引っ掛けた戸も一緒に閉まるので、一歩間違えると自分の足を挟んでしまい、重大なタイムロスになってしまう。
だが彼は足に付いた筋肉はサッカーの選手などを軽く超えるレベルで発達しており、勢い良く閉まる扉よりも速く足を引っ込める事が可能だった。
後の選手はそこまで気にする必要は無さそうだ。
この大会に出ている選手で大きな記録を残している選手はこの二人だけ。
この大会にこの2人以上の記録を叩き出す選手は、まずいないだろう。
まじで何書いてんだろ




