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播磨熱風隊

作者:かがみひこ
21世紀も中頃ーーーー。
地球温暖化の先は、終わる事のない地獄の業火に焼かれる夏だった。
日中摂氏48度越。
世界中、人はおろか動物・草木ですら生きるのが困難を極め、衰退していった。
最初に始まったのは侵略・略奪。
まだ灼熱に晒されることなく資源や風土に恵まれた土地を求め、人々は本能の赴くままに従った。

次に始まったのは生存・共生。
生き残った者、死にそうな者、弱者はより弱者へと、強者はさらに強者へと。
やがて始まったのは戦争。
すべてはただ生きるため。そこには人種、血族、国籍すら関係なく、ただ”そこにある物だけ”を求めた。
”純粋(水)戦争”

ここは日本の播磨と呼ばれる年中吹き荒れる熱風のある地域。
既に最盛期の人口の6割強を失った日本において生き残った地域の人々が身を寄せ合いながら
    外敵への侵攻行為に抵抗していた者たちがそこには居た。
しかしながらここにいる人間は僅か数十人の大人と二十歳にも満たない少年少女ばかり。
彼らは日本政府が開発した全長7mほどしかない”カゲロウ(陽炎)”と言う戦闘機に乗り込み
救われることもない戦争へと駆り出されるのである。
今日も吹き荒れる熱風の中飛び立つ彼らはいつの頃か自他共にこう呼ばれるのである。

―――――――――――播磨熱風隊。
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