前へ目次 次へ PR 79/100 第79話 艦長であるケイティの判断をクルーたちは固唾を飲んで待った。待機時間は数秒だが一時間にも感じた。不運だ。まったくついていない。変な隕石群の精で損傷し、修理の時間を有するというくらいだから。幸い誰も他界しなかったのは僥倖だ。判断はもうすでに一つしかない。 「近くの惑星で修理可能な設備をもつ星はあるの?」 ケイティのとげとげしい言葉をラルが受け止めた。彼はごくりとつばを飲んだ後、あると返した。 「どれくらいの距離があるの? 一時間くらいで行ける距離かしら?」