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第63話

「いえ、別に怒ったとかではなくてですね、人の気持ちはこうも伝わりにくいのかと……残念に思っただけで」


「?」


「いえ、いいです。ケイティは平常運転で」


 ラルが振り返って高位置にいるケイティとメンクロスを見て首を振った。メンクロスは意味を察したがケイティは「なによ、ラル。言いたいことははっきり言いなさい」と言葉を紡いだ。


「なら、はっきり言いますが、心情の情緒を推し量る重要性を把握し、勘案すべきだと思いますよ」


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