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第43話

 彼はその時、ケイティを強く意識した。今までは明るい女の子だなあぐらいにしかとらえていなかったが、その抜群の行動力に心が強く惹き付けられた。そしてその気持ちがいつかケイティの傍にいても見劣りしない人間になりたいと強く思い、日々修練、勉強の日々へと彼の人生は舵を切った。常に自信のなかったメンクロスは戸惑うことばかりだった。木刀がこれほど重いとは思わず、知識欲はあったが覚えるべきことの多量さに辟易した日だってあった。

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