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第39話
「これしかないわね」
「なんですか?」
「プレゼントよ」
「はあ、例えば?」
「艦をプレゼントするとか。ああ、メンクロス様の当艦のプレゼントは感謝しています。ちょっと惚れそうでしたよ」
「!」
「どうされましたメンクロス様?」
「いえ。それでそれで?」
顎に手をやり座り心地の良い椅子で足を組み替え、恩人の王子様のために思考回路を刺激し、なんとか王子様の片思いを実らせようとする。しかし、この宇宙空間で片思いの相手になりうる対象はそういないことをケイティは気づいていなかった。鋭敏なのか鈍感なのか判然としないところだ。やや後者よりだろうか。




