前へ目次 次へ PR 32/100 第32話 唇をかんだのちネイラーはそろりそろりと口にした。どこか危機感をにじませ、悠長に構えられないニュアンスである。ディスプレイを注視しつつ、自信を持とうと、強気になろうと躍起になる彼。ケイティはいつも通り魅力的だ。しかし、彼はそれに気圧されまいと口の端を上げようと努力する。ケイティとしては冷徹に被害に対して処置を取ろうとするだろう。 「特殊米を少しです。微々たるものでした」 「ふむ。わかりました。モンスターはあなたの権限で処理するように」