35 俺よりも強いヤツ
ついカッとなって書いた
【 神滅のユキ 】
某県某市の某町にある、大型ホビーショップ『貴族の箱庭』のイメージキャラクターである。
――鬼狩りを生業とする一族の生まれで、この世の邪悪を滅して旅するエビルハンター。年齢不詳の美女であり、ロングの金髪に碧眼、ボンキュッボンのナイスバディを露出度の高い衣装で彩っている。格闘術は一通り嗜んでおり、気を操る事によって身体能力を向上すると同時に、常人であれば触れる事もできない怨霊や、人外の類をも滅ぼす力を発揮する。自由意志によって本来の年齢不詳の美女形態と、8歳児程度の幼女形態とに姿を自由に変化させる事ができる。趣味は格闘ゲームで、主に使用するのはオフィシャル設定の主人公キャラ。たとえその身を滅ぼされようとも、いずれ転生によって魂と記憶が受け継がれ、悠久の時を生き続ける……などという設定がついている。
もとは店内のゲームコーナーに置かれている交流ノートに落書きされた日記のようなネタをもとに、イメージイラストが描かれ、次いで架空設定が追記され、いつの間にやら設定が固まっていたという、店の常連、ファンが自然に作り上げたキャラクターである。イラストの出来の良さ、最初に記述された日記ネタの人気も相まって店の常連に愛され、ついには店舗側がノリと勢いでイメージキャラクターとして採用したという、そんな経緯を持つ。
――この、地方アイドル的な人気を持つキャラは店内POPに留まらず、少数生産のキャラクターグッズがマニアの界隈で取引されるほどの人気を博しており、とあるアルバイト店員が趣味で作ったフィギュアは特に広告を打たない限定生産の高額商品にも関わらず即日完売し、マニアの界隈では高額買い取り依頼が出されるも売りに出される事はほとんどないという、半ば伝説の商品となっているという。
最初は、店舗の中心にある、新・中古ゲーム売り場で開催された、とあるゲーム大会の日記のようなネタが始まりだった。それは、こんな小事件だったという――――
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
何の変哲もない、とある日曜の午後。
中古・新品のゲームやプラモデルの売り場、中古楽器などの販売エリアと、クレーンゲームなどのゲームコーナーが併設されている、規模としては大型と言ってもいい、ホビーショップ『貴族の箱庭』にて。比較的最近、発売されたゲームの大会が行われていた。
大会に使用されているゲームは、大手メーカーの家庭用ゲーム機で発売されて間もない【 ストリート・グラップラー2 改 】だ。アーケードで発売され、現在までの格闘ゲームブームを生み出し、けん引してきた有名タイトル。その初代版の高画質・不具合修正版だ。もちろんリメイク版モードも搭載している。往年のファンのためのリバイバル作品、シリーズ発売30年オーバーの記念作としてメーカーが作ったものだ。
なお、大会といっても、あくまでこのショップの店長が趣味で開催した大会であり、優秀な結果を出した参加者(優勝者ではない)には福袋と割引券が、参加者には店内ゲームコーナーで使用できるクーポン券がもらえる、という程度のものだ。腕自慢の、プロが参加する大会にも出るような、セミプロと言ってもいいプレイヤーが参加する程のものでもない。
そういったセミプロ級のプレイヤーも店内にはいるものの、ギャラリーの中に埋もれて観戦するのみ。
もちろんそういった高レベルプレイヤーは最新版である【 ウルトラストリート・グラップラー5 EX 】に習熟しているため、初代版に慣れていない、という意味もあるが、今現在、目の前で行われている『飛び込み参加自由の大会』で主にプレイしているのは、小・中学生のプレイヤーがメインだ。大学生や社会人の大人が乱入するなど、大人げなさすぎるという気持ちも働いている。その程度の空気感は読めるギャラリー達なのだ。
もっとも、誰か自分以外の『大人げないヤツ』が乱入したら、自分も乱入して大人げないヤツを叩いてやろう、とは考えているのだが。
――だが、目の前では、それに準ずる大人げないプレイが繰り広げられていた。
【 ――GAEL、WIN !! 】
『……これで、15連勝!!ガエル、強い!!』
勝負終了の音声とともに、店員の投げやりなアナウンスが聞こえた。
「……こりゃ、ひでえや」
このシリーズを長くプレイしてきた、ベテランプレイヤーなギャラリーの一人から、思わず小さな声が漏れる。
「戦法のほとんどが、あからさまな待ち戦法……こんな待ちガエルを見るのは、久しぶりだぜ……」
それに続いて、近くの顔見知りらしいギャラリーからも次々に声が漏れる
「お前、出てって潰してやれよ」
「やだよ。あの坊主、どう見ても中坊じゃねーか。下手すりゃ小6くらいだぜ」
「相手は初代のガエルだしな。負ける可能性があるし」
「初代じゃなけりゃ、同キャラ対戦で技を見せつけるって手もあるが……」
「他にも手はあるが……初代はあんまり慣れてないしなぁ……」
「勝っても自慢もできねーしな。しかし、これじゃ大会が盛り下がるぜ」
そんな会話が、ぼそぼそとギャラリーの中で交わされる。大人げない戦法で年下の、不慣れなプレイヤーを蹂躙する中学生(と思われる)男子の勝ち抜き状態に、大会には盛り下がる空気が流れていた。店員はやけくそ気味にアナウンスをしながらも、なんとか空気を盛り上げようと努力している。そんな中。
『――ダメですよ、お姉ちゃん、もうやめましょう』
『もう少し!!もう少しで取れそうなの!!もう少し!!』
そんな声が、ゲーム大会ギャラリー達の後ろ側、クレーンゲームコーナーの一角から聞こえてきていた。
『――これ、少し前に調べた事があるんですけど。たぶん【 確率機 】ってヤツです。お金を相当量ブッ込まないと、アームが強くならない運ゲーの外道マシンです。もうやめましょう』
『次やったら、取れるかもしれないし!!』
『そーいう考えが身を持ち崩すんですよ!!主婦パチンカーといっしょです!!』
『あと少し!!あと300円!!いや500円だけ!!』
どうやら姉妹連れのクレーンゲームプレイヤーのようだった。ふと見ると、小学生の中~低学年と思われる女の子二人連れが、大きなヌイグルミの入っているクレーンゲームの前で話していた。
「妹ちゃんの方が理性的だなぁ……」
「……お前、二千円ほど貢いでやれよ」
「人目がある所でやったら事案発生だろうが。小学生だぞ。少女か幼女だぞ」
「間違いなく通報されるな」
そんなクレーンゲームの前の姉妹達に、ゲームコーナーを巡回していた店員が近づく。
『ちょっといいかな??』
『なんでしょうか、店員さん』
『このクレーンゲーム、店内のゲームクーポンが10点分あると、ヌイグルミを取りやすく移動できたりするサービスが受けられるんだけど。ゲームクーポンは持ってる??』
『ソフトを買った時にもらったヤツですか??5点分しかありません』
『今、そこでやってるゲーム大会に参加すると、3点のクーポンがもらえるよ。連勝すると、さらにクーポンがもらえるんだけど。参加してみない??飛び入り大会だし、店長が面白い勝負だったと判断すれば賞品も出るよ』
『なんと!!それなら今すぐ参加します!!……お姉ちゃん、ワタシがクーポン券を稼いでくるまで、続きをやったらダメですよ。少し待っていてください』
妹ちゃんの方……よく見ると、くすんだ色の金髪に青い目の、外国人の女の子……だった。しかし流暢に日本語を話している上、お姉ちゃんの方が日本人らしい容姿をしているので両親のいずれかが日本人、おそらくはハーフなのだろうと思われる。
そんな金髪幼女が店員に先導されて対戦順番待ちの列……といっても1人しか残っていない……に並ぶ。どうやら、大人げない中学生(と思われる)男子のおかげで、参加希望の子供プレイヤーが出てこないようだった。店員がゲームコーナーの女の子をスカウトに来たのも、大会を何とか盛り上げようとする努力の表れだろう。しかし……
「かわいそうな事に、なりそうだけどな……」
「手も足も出なくボコられる未来しか見えない」
「あの子が泣かされたら、お前乱入してやれ」
「……やむを得んか……」
ギャラリーの一部で、そんな会話が交わされて、間もなく。
ポロリン。という音が聞こえて、キャラクターがセレクトされる。シリーズ初代の【 ストリート・グラップラー2 】では、同じキャラクターは選択できない。金髪の女の子が選択したのは…………
「「おおおお!!」」
「「ダルソムだ!!」」
などと、ベテランプレイヤーのギャラリーから声が上がる。『初代ストグラ2』において、ガエルと双璧を成す最強の一角がダルソムだ、という事はストグラ・シリーズのマニアならば、あるいは当時の対戦環境に詳しいベテランならば知る事実。ガエルが鬼なら、ダルソムは神。もっとも、キャラクターの操作にクセがありすぎて、ダルソムは素人向けではない。取っつきやすさで言えばガエルの方が断然使いやすいのだ。さて、どうなるか。キャラ性能では負けていないから、もしやの幼女勝ちがあるか……??と、ギャラリーの空気が緊張感を増す。
金髪幼女がイスに座る。座高で言えば、隣に座っている男子の半分に届くかどうか、という程の体格差がある。だが、しかし。これは格闘ゲームの勝負。腕力ではなく、技術と反射神経、予測能力と度胸が勝負を決めるのだ。プレイヤーの見た目からしてインパクトのある対戦に、ギャラリーの空気が徐々に熱を帯びてゆく。
【 ――ROUND 1 START !! 】
対戦スタート。
直後からガエルが後ろに下がり……
『ほいっと』
ダルソムの口から火の玉が飛ぶ。少し引き付けて、ガエルが真空破で相殺……
『パン、と』
瞬間、ダルソムの腕が伸びてガエルの足に命中。
――以後は、ほとんど一方的な展開だった。ガエルの真空破をガードせず、飛び込みもしないため対空必殺技の待ちも意味が無く。飛び込めば伸びる手足で叩き落とされ、苦し紛れに近距離から真空破を出せばスライディングで足をすくわれダウンさせられる。
16連勝していた中学生(と思われる)男子のガエルは、ほぼパーフェクト負けで2本を先取されて敗北した。
「「「おおおおおお――――!!!!」」」
ギャラリーから大きな歓声が上がった。
『神罰!!……店員さん、クーポン券をください』
『あ、はい』
金髪碧眼の幼女が、ゲームクーポンを手に取る。
『えーと。次、どなたですか??』
幼女が、おかわりを要求する。この幼女の望みは連勝による追加のゲームクーポン。誰でもいいからかかってこい、というクールな、あくまで平常な温度感の言葉だった。
『……もう一度、勝負だ……』
誰も名乗りを上げない中。たった今負けた中学生(と思われる)男子が、幼女に再戦を申し込んでいた。
『店員さん、問題ありませんか??』
『あ、はい』
幼女が店員に確認を取る。大人げない中学生(略)男子のガエルを、圧倒的な技量でねじ伏せた幼女に挑戦する者の無い中、消去法的に連戦が決まる。
『……モードを変える!!』
中学生(と思われる)男子が、ゲームを強制リセットしてタイトル画面に戻すと、ゲームモードを『オリジナル再現版』から『リニューアル版』へと変更する。使用できるキャラクター数、技が大量に増えた上に、同キャラ対戦も可能になった、まるで別物のゲームとも言えるバージョンだ。そして、キャラクター選択画面で、中学生(ry)男子が選択したのは――
「げぇっ!!」
「猛鬼(MOUKI)だと?!」
「幼女相手になんという……プライドの無さ」
「悪魔か!!ゲスか!!」
全キャラクター中、最高の攻撃力と汎用性のある必殺技を多数持ち、体力は低めの設定ながらも気絶からの復帰速度も全キャラ中最速レベルの、『性能が最強級』キャラ、ゲームセンターで初めて『猛鬼』が使用可能になった時、あまりの外道性能に対戦台では『猛鬼使用禁止』の貼り紙が貼られた事もあるキャラクターだった。もちろんこのリニューアル版においても鬼性能は健在。一定レベル以上の使い手でないと、他キャラでは蹂躙される可能性が高い、強性能のキャラクターである。海外版ではキャラクター名称が『悪魔(AKUMA)』になっていたのも肯ける。そしてダルソムでは技と移動速度の関係で、極めて分の悪い相手だ。一部の意見では、ほぼ勝てないとも言われている。
それを知るギャラリーの一部からは、中学生(ry)男子挑戦者を非難する声が上がっていた。幼女相手に卑怯にも程がある、と。
『……なるほど。では』
ポロリン。と、金髪幼女がキャラクターを選択する。選んだのは……
「猛鬼だ!!」
「同キャラだ!!」
「「うおおおおお!!」」
歓声を上げて盛り上がるギャラリー。
『…………』
『おや、意外そうですね、お兄さん』
対戦開始前の短いデモ中に、幼女が何かを言っていた。ギャラリーの歓声が止む。
『……いつから、勘違いしていたのです??』
『……なに?!』
『いつから、ワタシがダルソム使いだと勘違いしていたのです??自分だって、ガエルを選んでいないのに。その思い込みが、その傲慢さが、アナタの敗因ですよ』
『なん……だと』
そんな対戦直前の掛け合いに、ギャラリーがますます大歓声を上げて沸いた。
そして。対戦が開始されて――――
【 ――MOUKI WIN !! 】
幼女の使う猛鬼が中学生(ry)男子の猛鬼を終始圧倒して、勝負は決まった。
『滅殺!!……店員さん、クーポン券をください』
『あ、はい』
幼女がゲームクーポンを要求し、店員が素直に渡す。
『お姉ちゃーん!!10点たまりましたよ!!……あ、店員さん。あそこにいるウチのお姉ちゃんがキープしている台の設定変更をお願いします。ヌイグルミの位置変更じゃありません。取れる設定への変更をお願いします。ここは誠実にお願い致しますよ』
『あ、はい』
幼女が店員にクーポン券を渡しつつ指示を出し、店員は素直に従った。ユキちゃんありがとー!!という、幼女の姉の声がクレーンゲームの方から聞こえた。
『さて、ワタシの要件は終わりました。誰かに変わりましょうか』
『待てよ!!もう1回だけ勝負だ!!』
またも食い下がる中学生(ry)男子。金髪幼女は店員を見る。
『……店員さん』
『問題ありません』
店員の許可が出る中、中学生(ry)男子がまたもや猛鬼を選ぶ。そして……金髪幼女は『隆司(TAKASHI)』を選択する。隆司と猛鬼は、ある程度の技の互換はあるものの、隆司の能力は猛鬼の下位互換と評価される。要は猛鬼より低性能のキャラだ。相手を下に見ての、舐めプとも思える選択だった。
『……お前……』
『……勘違いを正しておきますね。ワタシはもともと、タカ・ケン使い(タカシ・ケンヂ使いの事)のタカシ推しなのですよ。ダルソムを研究したのも、モウキに習熟したのも、すべてはタカシで連中を倒すための、修行の副産物に過ぎません』
そんな会話を見守る観客の何割かは、そう言う幼女の背中から、言い表しがたい圧力のような、気迫のようなものを感じた。
『……強いのか、お前のタカシは』
『たしかみてみろ』
二人の会話に観客が大きく歓声を上げ、そして。
最後の勝負が、始まる。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『店長の石井です。勝負の感想などあれば、何か一つ』
『年季の差が表れたかと思います。想いの強さの差でしょう』
『……年季の差ですか』
『タカシとは彼が赤い靴を履いていた頃からの付き合いです』
『……そうですね。当時は彼も若かった。髪も染めていて……』
『ネタの分かる店長さんも中々のものですね』
『ズバリ、勝因は??』
『【 気 】の扱いの差でしょう。右手でフォッ!!と一気に押し込み止める!!』
『なるほど【 空気 】を極めていましたか』
『はい。登龍拳は無理でしたが、波動弾はカンペキです!!』
『それはスゴイですね』
『4発当てれば勝てるのです。波動弾は生命線ですよ』
『波動弾を極めし者のコメントでした』
『それではこれにて、ご無礼いたします』
『……ありがとうございました。えー、最後に一つ、聞いてもいいですか??』
『なんでしょうか、店長さん』
『お嬢さん、何歳ですか??』
『4月生まれの、8歳です!!』
幼女はそう言うとギャラリー達の間を抜け、クレーンゲームのコーナーから出てきた姉と合流する。
「さあ、帰りましょうか。――ふふふーん♪ ふーん♪ ふふふん♪ふふーん♪」
「遅くなっちゃったね。あ、お兄ちゃん、こっちこっち!!」
「遅いよ。父さん、車で待ってるよ……」
何か懐かしさを覚える鼻歌を歌う、ゲームショップの福袋を抱える幼女を連れて。大きなヌイグルミの入った袋を抱える少女は出口へと向かって歩く。兄と思わしき少年が駆け寄り、三兄妹は連れ立って店外へと出て行った。
「……4月生まれの、8歳……今どきの小2ってすげぇな!!」
「無印のストリート・グラップラーのネタとか、完全にマニアだろ」
「あの子まだ生まれてないだろ……親父さんが格ゲーマーなのか??」
「もしかして前世系の転生者じゃねえのかな……」
「それだ。最近マンガとかで多いしな。間違いない」
ギャラリーがバカな話で楽し気に会話する中、完膚なきまでに叩きのめされた中学生(ry)男子は……うなだれ、賞品を手に、静かに店を出て行った。
※※※※※※※※※※※※
やがて、いくらかの時が過ぎて。
近隣のゲームセンター、あるいはホビーショップのゲームコーナーで、『俺より強いヤツ』を求めて彷徨う、一人の格闘ゲーマー少年の姿が見られるようになる。彼はやがて県内のいたる所の対戦台という対戦台に姿を現すようになり、巷の有象無象とは隔絶した腕前もあいまって、ある種の都市伝説と化し、やがてはスポンサーを得て、eスポーツ業界にデビューする事になるのだが……
『いつか、ヤツに完全勝利する、その日まで。俺は腕を磨き続けます』
Web情報誌の記者への取材回答で、そう答えた彼。
彼の言う『ヤツ』とは誰なのか。いったいどのライバルの事なのかと。業界の一部で話題になるも、やがては風化して消えていった、よくある話題の一つに加わった、そんな話。彼の言う『ヤツ』が何者なのか。知るものは――ほとんど、いない。
彼がいつ、どんな場所、どのような形で。『神滅のユキ』のオリジナルと再会するのか――それは、神のみぞ知るところである。
※※※※※※※※※※※※
また、とある日曜の朝。
「お兄ちゃん、あの店にイメージキャラが出来たそうです。ほら、専用ページが」
「へぇー。……大人のお姉さんと、女の子。どっちも??」
「なんか変身する設定みたいですよ。ラノベ伝奇小説の主人公みたいな設定が盛りだくさんの厨二系キャラみたいです。きっと広い客層を乱れ撃ちする、店側の計略ですね」
「名前もそうだけど、小さい子は雪奈に少し似てるね」
「大人になったら、このくらいのナイスバディになりたいですねぇ」
などという会話が交わされる山村家だった。
もちろん『神滅のユキ』の元ネタが何であるかなど、知る由もなく。
今日も山村家の子供達は、平凡で安穏とした日々を送っていたのだった。
軽く読み飛ばしていただけると幸いです。
勢いだけでつい書きました。もちろんフィクションです。いかなる団体、会社、ゲーム、その他には一切関係がないという事をタテマエとして言っておきます。寛容な気持ちが人を優しくします。
今後とも、ゆるーくお付き合いくださいませ。




