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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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最初のミッションは一万円稼ぎます ー3ー

『大丈夫。そんなのすぐに稼げるんだから。それよりも連絡したのは咲哉がいる場所にヒーロー作戦をやってる人が三人いるみたいなのよね。誰かまでは分からないんだけど、バレないようにしてね』



「そうなのか? 百万人の中で三人いるって結構な数だよな。フレンドになった方が得な気がするんだけど」



 比呂学校の在学者数は教師も含めると六百人ぐらい。その中で正義か悪のどちらかは分からないけど、三人もヒーロー作戦をやってるわけだ。所属が違っても、悪同士のフレンドなら呼ぶ事が可能でPも少し貰える。



『何言ってるの? 友達にも黙ってるくせに。正体がバレずに動けるのが戦闘員の一番のメリットだったりするのよ』



 そういえば、阿久真との会話を聴かれてたんだった。スマホを利用したかもしれないけど、レムリアの悪口はすぐに知られるって事だな。




 それよりも、正体がバレたら駄目だと言うのが琴線に触れた。変身が出来ない以上、正体不明の何かというのは魅力的ではないだろうか? アニメでも正体がバレたら魔法が使えない、人間に戻れない魔法少女のような感じ。



「いいな……それ」



『納得してくれたみたいね。分かったなら、切るわね。今ならプリペで課金すればアイテムが貰えるから買ってくるのもありよ』



 レムリアは課金するのを煽って電話を切った。切ったといっても耳を傾けてるんだろうけど。



「もうすぐにベルが鳴るぞ」



 電話が長かったのか、時間が迫ってる事を阿久真が教えにきてくれた。



「誰からだったんだ?」



「……母親から。勉強してるかどうかとか」



「咲哉は一人暮らしだもな」



 阿久真の言うように、俺は一人暮らしだったりする。親の仕送りを貰ったり、バイトをしたりで生活してるんだけど、正義のヒーローに憧れながらも、ヒーロー作戦で金を稼ぐ目的もあったりする。



「そういえば、俺達以外にヒーロー作戦をやりたい奴とか、やってる奴はいるのかな」



「さぁ? いてもおかしくないんだろうけど」



「……そうだよな」



 そうなんだ。調べようにも、俺と阿久真は友達が少ないんだよね。

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