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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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最初のミッションは一万円稼ぎます ー4ー



「遅い! 今まで何やってたのよ。学校が終わったら直帰が当然でしょ。連絡も通じないし」



「阿久真の塾が始まるまで『ザック』でハンバーガー食べてたんだよ。というか、連絡出来なかったのもお前のせいなんだぞ。お前と連絡終えた後のスマホの電池の減りが半端なかったんだからな」



 レムリアと電話を終えた後、電池が百あったのが三十になっていたのには驚いた。学校が終わる頃にはゼロになってて、電源が切れた状態に。電源を落としておけばレムリアから連絡が来ない事は分かったけど。



「それと充電した後、着信の多さに引いたぞ」



 家に着いて、最初にしたのはスマホの充電。画面を確認するとレムリアから着信があった事に気付いた。最初は三十分、次は十分おき、最終的には一分おきにかけてきてる。ストーカーなみだ。



「言い争っても時間の無駄のようね。さっさと始めるわよ。まずは無料ガチャを……警戒しなくてもいいわ。これぐらいは咲哉に回させてあげるから」



 レムリアはさっきまで怒ってたのに、戦況が悪いと判断すると先に進めようとする。ガチャも俺にやらせるため、前にガラガラを出してくれた。



「無料ガチャだから、毎日回せるもんなんだからな。どうせ、出てくるのは白玉なんだよ」



 そう言いながらも、少しウキウキしながらガラガラを回した。



「出てきたのは『スルメ』ね。戦闘後HPを十程回復してくれる物ね」



 不倫証拠写真じゃなく、普通のアイテムで少し安心。



「スルメとか渋い道具もあるんだな……って、お前が食べるのかよ!」



「えっ? 咲哉には必要ないじゃない。一発で倒されるんだし。スルメに合うお酒が欲しいわね。頼んでもいい?」



 そう聞きながらも、レムリアの手に缶ビールが握られてた。その格好はただのおっさんだ。HPが一しかないから必要ないかもしれないけど、売ったら金になったかもしれないのに。



「無料ガチャも引き終わったし、本格的に始めるわよ。好きなように動くのもいいけど、何処かに所属されてたら、ミッションなどやる事が提示されるわけ。それを私が決めてあげるわ。最初のミッションは一万円を稼ぐ事ね」



 稼ぐ方法は色々ある。悪の組織なら正義側を誰か倒すのもそうだけど、犯罪関係なら何でも。失敗しても少し貰えるけど、倒されると治療費とかで金が減ってしまう場合もある。他には普通にバイトするのもあったり。



「戦闘員はやられ役だから、治療費は気にする必要ないのよね。一回倒されると、何日間かログイン出来ないデメリットもないし」



 そうだ。怪人とかは初期設定以外は倒されると、パーツは破壊される。それを回復させるには最悪一週間ログイン出来ない。そのパーツを放棄すれば次の日には再開可能。



「それとバイトはなしね。誰かに協力して稼ぐ事。外に探しに行くのもいいけど、今回はすぐに参加出来るように準備してあげたから、戦闘服のタイツに着替えて。どれでもいいわ」



「最初から着替えた方がバレなくて済むもんな」



 俺はチュートリアルで着た黒のタイツの戦闘服に着替えた。



「それから、どうする……って、何するんだよ!」



 着替え終わると、巨大なボールに閉じ込められていた。真っ白で外が何も見えない。



P(ポイント)ガチャのガラガラに入れるの。金以外にもPがあって、それでもガチャを回せるのよ。主に戦闘員を出すための物ね。このPが咲哉の金と変換出来るの。一回百Pだから、百円ね」



「やすっ! 他にもっと稼ぐ方法とかあるんじゃ」



 レムリアに言い終わる前に誰かがPガチャを回したみたいで、俺は目を回しながらも悪の組織の誰かの部屋に移動する事になった。

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