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戦闘員Aですが何か?   作者: マネージャー
第一章 東雲編
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秘密基地にスパイみたいに潜入? ー15ー

「……何で開けないのよ」



「会長の方がHPが高いでしょ。俺は死ぬ可能性があるわけで、一人取り残されますよ」



 どちらかがドアを開けなければならない。会長は一度体験して嫌がるのは分かるけど、HPの関係上、俺は無理だから。



「ここは男が盾になるものなのに……」



 会長は渋々ながらドアの前に立った。2Dキャラだから、ドアノブに手を掛けるわけじゃなく、ボタンを押すだけ。けど、ドアが開いた状態にならない。



「どういう事? ドアがあるはずなのに『開ける』表示が出て来ないんだけど」



 失敗して電流が走ったわけじゃなく、そこにドアがない事になってるみたいだ。これはVRに切り替えて見る必要がある。



「光が何かを照らしてる……」



 会長はドアを開けれない事から、いち早く切り替えて確認したみたいだ。光があるのなら、何処かにスイッチがあったり、光を動かすなどの手順があるかもしれない。




「どういう風に……って、またお前かよ!」



 俺の目の前にあるのはドアではなく、大きな自画像。それも不倫写真、Sキーにも載っていた男の絵だ。それがスポットライトに当てられてる状態。



「この男を知ってるの?」



「いや……誰だか教えて欲しいぐらいだ。ガチャでこいつのが色々と出てきて……鍵だって」



「こいつが私達にとっての悪の親玉、東雲よ。商店街で見たもの」



 Sキーの『S』はスーパーやスペシャルじゃなくて、東雲? 自画像は全身が描かれてるんだけど、股関の部分に鍵穴がある。これを差し込むとか絵柄的にも嫌なんだけど。



「ID付きのキー……これを持ってたから、東雲自身の戦闘員と受付は勘違いしたんじゃないの?」



 ここに侵入出来たのがSキーのおかげだと、あのレムリア?は一体何なんだろう?

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