第7回 物理だけじゃない書く力も養える、のか?
※このシリーズは以前カクヨムで公開していたものなので、カクヨムの読者へ向けて書かれた部分があります。
どうも、フィットネス好き好きおじさんのAKTYです。
前回の終わりで書きました通り、ここを一応の区切りとしようと思います。ネタが尽きたってほどでもないんですが、あまり長々と書いてもですね。もしかしたら次読んでから始めよう、次読んでから始めよう、とスタートを先延ばしにする理由になってしまうかもしれませんし。
できればここを最後の一押しとしたいところです。で、その材料となるのはなにか?
ぶっちゃけね、ずっと運動してこなかった人にとっては、体力つけるっていっても然程訴求力ない気がするんですよね。別にいいじゃんと、自分はこっち(書く方)が専門なんだから、と。
特に若いうちは、なにもしなくても多少の無理が利いてしまうでしょう?少しばかり睡眠不足が続いたって、若さだけでなんとかなってしまう。別に体力なんて養わなくてもいいわけです。
でもね、年取るとわかるんです。あの若い頃の体力はいつまでもは続かないのだと。ほんとすぐですよ。坂道を転がり落ちるように、あの頃の元気は失われていきます。ライク・ア・ローリング・ストーンですよ。ボブ・ディランのほうの。年長者のみなさんはきっと、ウンウンと頷いてくれるでしょう。
だからね、運動習慣はできるだけ早くから身につけておいたほうが絶対いい。若い書き手にもぜひそれを勧めたいんですね。まあもちろん、それほど若くない書き手にだってお勧めしますよ。いまこの瞬間が一番若い時ですよ。
それで体力面以外で、運動することは書くことの力になるのか?役に立つのか?というとですね。私も考えました。それでああだこうだと頭をひねりながら理屈をひり出して、役に立つと結論を出しました。
そもそもみなさん何を書いているのか?人間じゃないですか?人間というものを表現するために我々は小説を書き、詩を書き、エッセイを書く。評論だってそうですね。そこに書かれていることを深く追究することで、人間というものを掘り起こしていくわけです。
その人間をどう表現しますでしょうか?肉体を書きませんか?行動のひとつひとつ、ある人物が歩いたり、走ったり、転んだり、飛んだり跳ねたり。そういうのをなんとか言葉を尽くして表現しようとしますね。
表に出てくる動き以外でも、恥ずかしかったら顔に血流が集まって赤く染まりますし、楽しい時は鼓動がはやまり胸が高鳴る。悲しい時は今度は胸がギュッと締まって苦しくなりますし、心にもない嘘をついたら奥歯がちょっと疼いたりするわけです。
このように行動も、心の揺らぎも、肉体の変化で表されるわけですね。ならば、自分の身体を意識することは、書くために非常に重要だということになるでしょう。思い立ったらすぐ確認できますからね。
自分の身体を意識するために一番手っ取り早い方法は、そう、ここまでずっとお勧めしてきたエクササーイズですよ。はじめはなんとなくで運動を始めても、習慣となっていけば、身体の各部のことが気になって仕方なくなります。
なんなら筋肉とだって会話していますよ。どっちなんだい !? って毎日のように問いかけます。今日は運動をするのかい !? しないのかい !? どっちなんだいっ !? すーーーる !! ですよ。
第5回で無意識の行動を意識するってのをご紹介しましたが、あれだってね重要だと思うんです。無意識のことを言葉にするのが文章表現というものです。日常の細々としたことを意識的に行うことで観察眼も研ぎ澄まされるでしょう。
運動することは、かくの如く、書く力となる、役に立つ、というわけです。自分の肉体の持つ可能性を知って、ものを書くのに活かしましょう。
とまあこんな感じです。創作論・評論として、一応の目鼻くらいは付いたでしょうか。
私はみなさんが運動習慣をつけて、どんどん健康になってほしいと思っているんですね。なぜかというと、その方が私にとっても良いことだから。以前、私、感想文みたいなのを投稿したんですが、そこでカクヨムについて次のように書きました。
玉石混交と言うならその通りであろう。しかしこの玉は多くの読者の目にさらされよく磨かれているし、石はこれから磨かれて玉になろうという意志を持った原石である。まだ道半ばであっても他人の目から逃げずに己を成長させようとする覚悟を持った強い石なのだ。
このいま書いている駄文が、玉をや石を磨くのに少しでも寄与すればいいなと。健康になって、元気になって、それでみなさんにたくさん書いてほしいんですね。私にとって読むものが尽きない状態ってのはとても豊かなことなんです。読んでも読んでも尽きることない、豊かで楽しい創作の土壌を私も共に育てていきたいと思います。
さて、これでとりあえずは一区切りです。あとはなにか思いついたり、気が向いたりした時に、不定期で追加していくことにしようと思います。
ここまでお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。




