第15回 肉体疲労と精神疲労 どっちが楽かという話
今回は "疲労" ということについて考えていこうかなと思います。現代人にはほら、疲労はつきものですからね。みなさん毎日クタクタに疲れ果て、それでも己にムチ打って立ち上がってらっしゃると思うんですよ。エナドリなんかでブーストかけてね。
そんな日々を送っているにも関わらず、このフィットネス大好きおじさんはさらに運動をしろと言う。お前は鬼か、鬼教官か、この、この⋯⋯鬼嫁めッ!あ、どうも、TSフィットネス大好きおねえさんです。とまあそうも言いたくなりますね。もともと疲れているのに、さらに疲れるようなことできるわけないだろ!
たしかに、たしかにそうですよ。疲れている時には休むべきだ。休んで回復して次に備えるのだ。これは間違いない。ただね、その疲れはどこから来ているものでしょうね?と私は問うてみるのです。はたして寝ているだけで回復できるものなのか?
疲労には "肉体疲労" と "精神疲労" のふたつがあります。
今日はあちこちいっぱい動き回ってもうクタクタだよぉって時は肉体疲労ですね。筋トレ後と同じで肉体の各筋肉が消耗している。そんな日は風呂にでも入って寝てしまうのがいいでしょう。翌日筋肉痛に襲われるかもしれませんが、そんなのは生きてる証しだよ!ってなもんです。
一方、今日はずっとデスクワークで疲れたなあ、上司からもあれこれ押し付けられてもうクタクタだよぉって時は精神疲労でしょうね。身体を使ったわけでもないのに、なぜだか全身がだるい、重たい、背筋が曲がる。こういう時はどうしますかね。寝ますか?それも必要ですが、それだけじゃ回復しないんじゃないですかね。
小説家なんてのはどちらかというと後者、精神疲労にやられる場合が多いのではないでしょうか。ずっと座りっぱなしで頭も使いますからね。作風にもよるでしょうが、書いてるものの内容によって追い詰められたりもするでしょう。
定期的に運動してらっしゃる作家さんもいらっしゃいますね。我らがハルキムラカミのジョギングなんかは有名ですし、私が学生の頃からずっと読んでいる大江健三郎は、障がいを持った息子を連れて毎日プールに通うみたいな場面が小説やエッセイでよく出てきました。
他にも運動のことを書いている作家はたくさんいると思います。やはり長く書き続けるためには身体を定期的に動かしたほうがいいのではないか?漫画家なんて早逝する人多いですよね。連載の締め切りに追われますからね。運動する暇もないのかもしれません。
精神疲労はどうすれば回復するか?それはね、運動だと思うんですよ。なんか疲れてんなあって精神的な疲労感を肉体疲労にしちゃおうぜ。肉体的にハッキリ疲労してしまおうってことです。
出たよ出たよフィットネスバカ一代がまたなんか言ってるよと思われるかもしれませんが、これはたしかに効果がある。私もね、最近ちょっと精神的なダメージを負うことがあったんですよ。なんかズシンと身体が重くなりましてね、横になっててもあれこれ思い浮かんで眠れない。
そこでもう、ふて寝しててもしょうがないんでね、起き出して運動をすることにしました。夜なんで静かにひたすら自重トレーニングで追い込む。スクワットやランジ、腕立て、腹筋、背筋などなど、ひと通りこなして肉体をヘロヘロに追い込んだんですね。
そしたらアラ不思議、さっきまで靄がかかったように重かった頭がスッキリ晴れやか。起き上がるのも苦労するほど肉体は疲れ果てていますけど、前向きないい気分になれました。あとはシャワーでも浴びてぐっすりおやすみなさい、ですよ。
おそらく精神疲労は肉体疲労にすり替えることができる。ならば、肉体疲労と精神疲労、どちらがあなたにとってマシですか?楽なのはどっちでしょうって話ですね。私は断然肉体疲労のほうが楽だなあ。筋肉痛なんてないと不安になるくらいですよ。
精神疲労って、必ずしも気持ちが重いだけじゃないでしょ?あれがしんどいんですよね。心が沈むと肉体のほうも疲れた気になってくる。それなら運動しまくって疲れたほうがいいですよ。だってどちらにしろ肉体的な疲労は感じるんですから。
ということで、みなさん運動して気分もリフレッシュしましょうよ。運動後の疲労なんてすぐ慣れますよ。ここが精神疲労との大きな違いですね。精神疲労ってぜんぜん慣れないじゃないですか。
あ、そうそう、体力があるとね、そもそもの精神疲労への耐久力も高くなりますよ。これはホントです。だからみなさんが書くため、書き続けるために、体力養成していったほうが絶対いいですよ。やろう!エクササーイズ!
※これはカクヨムをBANされることになったあとに最終回として書いたものです。本来はカクヨム読者さんへのお別れの挨拶が最後についていました。本文中の精神的なダメージってのは垢BANのことですね。そういう経緯を近況ノートで明かしてましたので、それと併せてなかなか説得力のある回になりました。
予定外の最終回だったので続きも書こうと思えば書けそうですが、書くべきことはもう書いたような気もします。第7回で一度最終回を迎えてもいますしね。まあなにかネタを思いつくようなら追加しましょうかね。よかったらブクマでもしておいていただければと思います。




