第14回 マッチョ細マッチョ考
どうもどうも、こちらではお久しぶりなAKTYです。腰もすっかりよくなって、元のペースで運動ができております。まああのぎっくり腰もね、肉体にお正月休みを与えられたと思えばよかったんじゃないですかね。なんせ私、元日からガンガンやってましたからね。一年の計は元旦にあり、みたいな。
それはさておき今回のネタなんですが、なんというか、おすすめエクササイズの最新情報とかは特に思い浮かばなかったんで、今回は言葉についての小咄的なのをね、やっていこうかと。だってほら、これ創作論ジャンルだったりしますし。
その言葉とはこれ!「マッチョ」そして「細マッチョ」です。
体力を養成するための運動をしていると、だんだん筋肉がついてきますね。いい感じに肉体が引き締まって、筋肉の形が浮きあがって見えてくる。こう、ボディに陰影がつきましてね、カッチョいいッスよ!そういう変化がモチベーションになりますね。
でも一方で、体重計の数字が一次的に増えたりね、筋肉は脂肪より重いから、そういう不安材料も出てくると思うんです。特に女性なんかはね、あれ?これムダにマッチョになっちゃうんじゃない?みたいなね。シュッと締まったシルエットには憧れるけど、あんなムキムキボディはちょっと⋯⋯って。
そこで私はこう言いますね。「ダイジョーブヨ、コレマッチョナラナイネ、ヘーキヘーキ」
どうですか?安心しましたか?まあ少しばかり疑念が残りますよね。そもそもですよ、私が「マッチョ」という時、どういう人を念頭に置いているのか?これは「細マッチョ」もそうですね。ここにはおそらく揺らぎがある。私とあなたの間ばかりではない。世間的にもね個々人間に揺らぎがあると思うんです。
そこをすり合わせておこうかってのが今回の目的ですね。言葉の意味を明確にして、せめて私とあなたの間の齟齬は取っ払っておきましょう。
さて、じゃあまず「マッチョ」ですが、こいつはね、さほど大きな開きはないと思うんです。ほとんどの人がこの言葉を聞いて頭に思い浮かべるのはアレじゃないですか?ムキムキの、ムダに暑苦しい。
いわゆる「ゴリマッチョ」と呼ばれる体型ですね。重いウェイトぐいぐい上げて、食事はタンパク質中心、暇があったらプロテインをシェイクしている。あの人たちですよ。人によってはおクスリにも手を出してね、明日などいらぬ!と健康と引き換えに異常に発達した筋肉を求める。
シュワちゃんとかかっこよかったッスね。いま俳優だと誰でしょう?ドウェイン・ジョンソンとかでしょうか。WWEのロック様。その肉体もパフォーマンスもマイクも、最高にイカしたプロレスラーでもあります。そういえば最近のプロレスラーは脂肪少なめで引き締まったマッチョマンが増えましたね。
まあだいたいこんなところに落ち着くからいいと思うんです。「マッチョニハナラナイヨー」ほら、いま挙げたマッチョたちを思えば、一定の説得力が出ましたね。
ただ問題なのがですね、もうひとつの方、「細マッチョ」ですよ。これがね、人によって基準に大きな幅があるんですね。
そもそもの本来の意味から考えますと、「細マッチョ」というのは「マッチョ」の中の分類だったんです。まず大枠としてマッチョな人たちがいますね。その中のゴリマッチョの反対側にですね、いらっしゃったんですよ、細マッチョってのは。いまで言うところのフィジークという種目の人たちがこれでしょうね。
つまり「細マッチョ」という言葉は「マッチョ」という部分に重心が置かれていたんですね。当時の細マッチョは一般の人から見たら十分マッチョなわけですよ。ゴリに比べたら細いだけで。
ところが時代の変化とともに、これがだんだんズレていった。「細」の方に重心が移っていきます。女性誌などで引き締まった肉体の若いタレントを「細マッチョ」と呼ぶようになった。ジャニーズのタレントとかね。
日常的にダンスなどでよく鍛えられた彼らのしなやかな肉体はたしかに美しい。しかしあれは運動で脂肪が落ちて引き締まっているだけ。少なくとも「マッチョ」要素はない。
私の好きな格闘技の選手もそうですね。もちろん階級によってはマッチョも細マッチョもいますけど、まあ中量級、だいたい70キロくらいまではそんなにマッチョ要素はないです。ムダな筋肉つけちゃうと階級上がっちゃいますからね。そこらへんみんなしっかり管理しているんですよ。
たぶんね、「細マッチョ」はネーミングを間違ったんだと思います。頭に「細」が付いていたら、そりゃあそっちに引っ張られますよね。いまさらこんなこと言うのはズルですが、「マッチョ(細)」とすべきだったのではないかと私は思います。
とはいえね、世間の波に逆らって、昔の基準を主張したところで、詮無きことですよ。ここは少し迎合して、「細マッチョ」の基準は緩くしようかと思います。スポーツ選手のね、引き締まった肉体は細マッチョと呼んでもよろしいんじゃないかしら。
私はMMA大好きおじさんなんで、そっちで例を出しますと、MMAのフェザー級、66キロの階級ですが、そこで闘う日本で一番知名度のある格闘家・朝倉未来は細マッチョとしましょう。仕方ない、これくらいは細マッチョと認めないと世間様と乖離してしまう。同じ階級だと平本蓮も細マッチョ。
先日Road To UFCを劇的逆転KO勝利で制し、UFCとの契約を勝ち取った中村京一郎はどうでしょうかね?彼、階級の割に身長高くてスラっとしてますからあまりマッチョ要素ないんですが。これはちょっと微妙だけど⋯⋯たぶんこれから厳しいUFCでの戦いに備えて身体出来てくるだろうし、ウ~ン⋯⋯細マッチョで、いっときましょうか。
ということでね、私が細マッチョと言った時、どういうのを言ってるんだろうと疑問に思ったら、朝倉未来を画像検索して確認してください。計量直後の画像がいいんで、ガッツポーズして、隣にもうひとり裸の人間が写ってる写真がいいですね。
ここまで前提条件をすり合わせたうえで言いますが、私の推奨するトレーニングをやってもマッチョにはなれません。かなりガチって長期間継続したら、細マッチョにはなれるかなあ。ああいう体型ってのは一朝一夕では到達できませんよ。
私のように人生のかなりの時間を費やして運動してきた者でもね、昔の基準を知ってますので、細マッチョを名乗るのはなんだかおこがましい気がします。まあ、さっき決めましたからね、ぎり細マッチョ?って感じですかね。
だから私の推奨した運動、ガンガンやってもらっても大丈夫です。ムキムキなんて気にせずやりましょう。
あ、そうだ、もうひとつだけ。これは女性からたまに聞く話なんですが、「運動部だったからいまでも脚が太いのが悩みだ」と。私は運動部で頑張ってよく鍛えられた脚は美しいと思うのですが、ご自身の理想とする体型があるのでしょう。それはいいとして、私が問うのは「それってどのくらい前の話ですか?」ってことです。
筋肉ってのはなかなか維持できないんですよね。部活の運動量で作った筋肉は、それを続けなければ維持できません。成長期を過ぎてしまえばなおのことです。数年前の話で、そこから本格的に運動していないなら、かなり筋肉量は減少していると考えていいでしょう。
でも脚は太いままですって?うん、それはですね、筋肉だった場所に脂肪が増えちゃってますね。その脚の太さは脂肪によるものです。
となれば話は簡単ですよ。運動したら確実に脚は細くなります。毎度おなじみHIITとか、前回オススメしたバックランジもいいですね。やりましょう。理想の脚はがんばったあなたのものです。




