第45話 魔物対策 その2
あけましておめでとうございます!
今回の話は、書くのが苦労しました……。
それでは、最新話をどうぞ!
「秋のスキルは確かに強力だけど……、油断は出来ないよ。このブルームースの情報を見て、二人共」
「あ……、この骸骨ゼリーって、確か……。ランドロックの森にいた……」
「あの害悪スライム……。ブルームースって、名前だったのか……」
バードのスキルの性能の高さに、目を丸くする秋と龍哉に、勇綺は、図鑑に記載されている、ブルームースについての情報に指を指しながら注目するように促す。
秋と龍哉は、勇綺が指を指した魔物、ブルームースの情報に注目をする。本の情報によると、ブルームースは不定形種族の魔物で、平原や森、洞窟、無人の建物等に棲息しており、動きは全体的に遅く、体力と腕力も低めであるが、強力な溶解液を吹き出すようだ。このブルームースは強力な溶解液以外に、耐性の多さも厄介で、スタン系の状態異常と亡者属性状態異常の耐性や、精神系(睡眠・混乱・恐怖・激怒・鬱・愛護・弱気・魅了・不眠・忘却・悲観・怠惰)や呪術系(呪詛・呪縛・病難・死・憑依・災禍)、そして、毒素系(風邪・毒・猛毒)と神経系(麻痺・沈黙・鼻炎・耳鳴・激痛・暗闇・目眩・咳・出血・嘔気・挫傷・空腹)の複数の状態異常の耐性を持っており、更に、鈍器や素手等の打撃属性と格闘属性の武器を無効化するだけでなく、土・病・精の三つの属性攻撃を無効化にする程の高い防御力まで持っているようである。
「うわぁ……? マジか……? あの害悪、睡眠に耐性があるだけじゃなく、他の状態異常にも耐性が有るのかよ……。こいつは、面倒だな……。糞が……」
「え、えっと……、つまり……。あたしの歌が……、この骸骨ゼリーには効かないって事? じゃあ、どうすんのよ……、これ……? どうやって倒すの?」
ブルームースが多くの状態異常に耐性を持っていた事に、龍哉は苦虫を噛み潰したような表情をしながら悪態をつく。
自分のスキルが通じない魔物がいた事に秋は、戸惑いながら勇綺に、ブルームースの対策について問いただす。
「う〜~ん……、この本の情報によると、ブルームースの弱点は……、火属性の武器や魔法、そして魔力にダメージを与えられる攻撃が良く効くみたいだけど……。今の僕達に、火属性の攻撃と魔力にダメージを与えられる攻撃が無い……。そうなると僕等は、今持っている武器で戦うしかないみたいだ……。とりあえず、こいつは、打撃属性武器と格闘属性武器を無効化するから、それ以外の武器属性で戦う事になるね。しかし、ブルームースは溶解液を吹き出すから、何も考えずに武器を振り回して戦うのは危険過ぎる。だから、ここは、遠距離武器を使って安全にブルームースにダメージを与えつつ、隙ができたら、近距離武器で強力な一撃を与えていこうと思う。先ずは、遠距離武器が無い僕は、厄介な溶解液を回避しながらブルームースの注意を引く。次に、遠距離武器を持っている龍哉と秋で、注意を引いて隙だらけになったブルームースに攻撃を仕掛けてくれ。そして、二人の遠距離攻撃で怯んだブルームースに、僕も近距離武器を使って攻撃を仕掛ける。動きの遅いブルームースに、この連携攻撃は、かなり効果的なはずだ。もし、これでブルームースが倒せなければ、また、この戦い方を繰り返せばいい。そうすれば、いずれはブルームースが倒れるはず……」
秋の問い掛けに勇綺は、ブルームースの対策について説明をする。先ずは、飛び道具を持たない勇綺が、隙を作るためにブルームースの注意を引く。次に、龍哉と秋が遠距離武器で、注意を引いて隙だらけになったブルームースに攻撃。そして、二人の飛び道具によって怯んだブルームースに、先程まで注意を引きつけていた勇綺が、近距離武器で強力な一撃を与えるようである。この連携攻撃は、動きの遅いブルームースに、かなり効果的な作戦といえるだろう。
「なるほどな……。あの害悪スライムには、この作戦が、かなり効果的かもな……。よし、分かった。その作戦でいこうぜ!」
「ええ!」
勇綺が提案した作戦に、龍哉と秋は頷きながら納得する。
「よし、じゃあ次は、キラーチキン、リザード、人食い花の対策をしよう!」
「おう!」
「ええ!」
ブルームース対策についての話し合いを終えた勇綺と龍哉、そして秋は、他の平原の魔物の情報を集めようと、図鑑に視線を移す。勇綺達が注目した平原の魔物は、キラーチキンとリザード、そして人食い花の三体である。先ず一体目の魔物、キラーチキンは、図鑑の情報によると、種族は飛行系で、体長が百センチメートル位の、全身茶色の鳥の姿をした怪物だ。平原や山等に棲息しており、動きは全体的に速く、回避能力が高い。空を飛んでいるので土属性攻撃に耐性があり、更に、行動を数秒間封じるスタン系の状態異常にも耐性がある。この魔物の弱点は、風属性攻撃と射撃属性攻撃に弱いだけじゃなく、投擲属性攻撃と火器属性攻撃も弱点であり、そして、スタン系以外の状態異常攻撃には、かなり弱いようだ。次に、二体目の魔物、リザードは、図鑑に掲載されている情報によると、種族は爬虫類系。全長が三百二十センチメートル位の、全身が緑色のオオトカゲの姿をした怪物である。平原や山、洞窟、無人の建物等に棲息しており、動きは平均的なスピードだが、爪や牙による攻撃は、魔法職や非戦闘職、防御力とレベルが低い戦士職を、一撃で倒す程の力を持っているようだ。更に、体力と斬撃属性攻撃への防御力が高めで、攻撃力が低い非戦闘職やレベルが低い戦士職では、間違いなく苦戦してしまうだろう。弱点は、爬虫類なので氷属性攻撃に弱く、更に、状態異常にも弱い。そして、三体目の魔物である人食い花は、図鑑の情報だと、種族が植物系で、全長が百八十センチメートル位の、無数の茶色の根を足のように動かして移動する、ピンク色の花の怪物だ。平原や森等に棲息しており、移動速度と腕力は、あまり高くない。だが、敵を暗闇状態にする花粉や、根っこを使って相手の行動を数秒間封じるスタン系の状態異常を得意としている。更に、木属性攻撃に耐性があるだけじゃなく、神経系とスタン系の状態異常にも耐性があり、幸運のステータスが少し高いので、他の状態異常も効きづらい。この魔物の弱点は、火属性攻撃と金属性攻撃、そして斬撃属性攻撃と斧撃属性攻撃に弱く、更に植物なので、植物系特効の武器とアイテム、そしてスキルがかなり効果的だろう。
「先ずは、キラーチキンの対策からだ……。キラーチキンは素早いけど、状態異常に耐性が無いから、秋のスキルで眠らせた後、ボコボコにすれば、特に問題は無い。次にリザードも眠らせた後、斬撃属性以外の武器で攻撃すれば、高い攻撃力を発揮させずに問題なく倒せるだろう……」
図鑑の情報を見据えながら勇綺は、キラーチキンとリザードの対策について、龍哉と秋に説明をする。この二体の魔物のスピードとパワーは、今の勇綺達にとって、かなり厄介だ。だが、精神系の状態異常に耐性が無いので、バードのスキルで眠らせてしまえば、非戦闘職の勇綺達でも、この二体の魔物が力を発揮させる前に、簡単に倒す事ができるだろう。
「ねぇ、勇綺?」
「ん?」
キラーチキンとリザードについての対策を説明する勇綺に、秋が突然呼び掛ける。
勇綺は、こちらを呼び掛ける秋の方へと視線を移す。
「キラーチキンとリザードの対策は、あたしのスキルで何とかなるのは、分かったわ。でも、人食い花は、どうやって倒すの? こいつは、状態異常が効きづらいから……、多分、あたしのスキルで眠らせるのは難しいんじゃないかしら?」
「う〜~ん……、こいつは……」
どうやら秋が勇綺を呼び掛けたのは、人食い花についての対策が気になったからである。
秋からの問い掛けに勇綺は、状態異常が効きづらい人食い花に、頭を悩ませるのであった。
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※一部の文を修正しました
修正前:第45話 魔物対策(中編)
修正後:第45話 魔物対策 その2
修正前:動きは全体的に遅く、防御力と腕力も低めであるが、強力な溶解液を吹き出すようだ。更に、鈍器や素手等の打撃属性と格闘属性の武器を無効化するだけでなく、精神系(睡眠・混乱・恐怖・激怒・鬱・愛護・弱気・魅了・不眠)と呪術系(呪詛・呪縛・病難・死・憑依・災禍)、そして、毒素系(風邪・毒・猛毒)と神経系(麻痺・沈黙・忘却・鼻炎・耳鳴・激痛・暗闇・目眩・咳)の状態異常にも耐性を持っているようである。
修正後:動きは全体的に遅く、体力と腕力も低めであるが、強力な溶解液を吹き出すようだ。このブルームースは強力な溶解液以外に、耐性の多さも厄介で、スタン系の状態異常と亡者属性状態異常の耐性や、精神系(睡眠・混乱・恐怖・激怒・鬱・愛護・弱気・魅了・不眠・忘却・悲観・怠惰)と呪術系(呪詛・呪縛・病難・死・憑依・災禍)、そして、毒素系(風邪・毒・猛毒)と神経系(麻痺・沈黙・鼻炎・耳鳴・激痛・暗闇・目眩・咳・出血・嘔気・挫傷・空腹)の複数の状態異常の耐性を持っており、更に、鈍器や素手等の打撃属性と格闘属性の武器を無効化するだけでなく、土・病・精の三つの属性攻撃を無効化にする程の高い防御力まで持っているようである。
修正前:炎属性の武器や魔法が良く効くみたいだけど……。今の僕達に、炎属性の武器や魔法が無い……。
修正後:火属性の武器や魔法、そして魔力にダメージを与えられる攻撃が良く効くみたいだけど……。今の僕達に、火属性の攻撃と魔力にダメージを与えられる攻撃が無い……。
修正前:平原や森、山等に棲息しており、動きは全体的に速く、回避能力が高い。
修正後:平原や山等に棲息しており、動きは全体的に速く、回避能力が高い。
修正前:空を飛んでいるので地属性攻撃に耐性があり、更に、行動を数秒間封じるスタン系の状態異常にも耐性がある。この魔物の弱点は、風属性攻撃と射撃属性攻撃、そして、スタン系以外の状態異常攻撃には、かなり弱いようだ。
修正後:空を飛んでいるので土属性攻撃に耐性があり、更に、行動を数秒間封じるスタン系の状態異常にも耐性がある。この魔物の弱点は、風属性攻撃と射撃属性攻撃に弱いだけじゃなく、投擲属性攻撃と火器属性攻撃も弱点であり、そして、スタン系以外の状態異常攻撃には、かなり弱いようだ。
修正前:平原や森、洞窟等に棲息しており、動きは平均的なスピードだが、爪や牙による攻撃は、魔法職や非戦闘職、防御力とレベルが低い戦士職を、一撃で倒す程の力を持っているようだ。
修正後:平原や山、洞窟、無人の建物等に棲息しており、動きは平均的なスピードだが、爪や牙による攻撃は、魔法職や非戦闘職、防御力とレベルが低い戦士職を、一撃で倒す程の力を持っているようだ。
修正前:更に、神経系とスタン系の状態異常に耐性があるだけじゃなく、幸運のステータスが少し高いので、他の状態異常も効きづらい。この魔物の弱点は、炎属性攻撃と斬撃属性攻撃に弱く、更に植物なので、植物系特効の武器とアイテム、そしてスキルがかなり効果的だろう。
修正後:更に、木属性攻撃に耐性があるだけじゃなく、神経系とスタン系の状態異常にも耐性があり、幸運のステータスが少し高いので、他の状態異常も効きづらい。この魔物の弱点は、火属性攻撃と金属性攻撃、そして斬撃属性攻撃と斧撃属性攻撃に弱く、更に植物なので、植物系特効の武器とアイテム、そしてスキルがかなり効果的だろう。




