第12話 救世主達のステータス
はい、またギリギリ投稿です。
では、最新話をどうぞ!
ステータスプレートを起動させた勇綺達は、プレートに表示されている、様々な機能についての選択項目を凝視していると、ライノがステータスプレートの説明を再開させる。
「どうやら、ステータスプレートを起動させる事ができたようですね。もし、ステータスプレートの使用するのを止めたい時や、プレートに表示されている情報を盗み見されたくない時は、プレートを起動させた時と同じように、魔法陣が浮かび上がった楕円形のくぼみの底に、指を押し当てて【メニュークローズ】と唱えると、プレートの画面を閉じる事ができます」
「「「……」」」
ライノがステータスプレートについての説明を再開すると、勇綺達は一旦、ステータスプレートの画面から目を離して、彼の説明を静かに聞いていた。
「救世主殿達よ、ちょっと良いかな?」
「「「?」」」
ライノからの説明を聞いていた勇綺達に、オドワルドが突然話しかける。
勇綺達は、話しかけて来た王様の方へと視線を移す。
「救世主殿達の職業を教えて貰えぬか? ステータスプレートで、職業を確認できるはずだ。はやく、そなた達の力が知りたいのだよ!」
「えっ!? 職業!!? あ、あ、ちょっと、待って下さい! えっと……、職業の確認……。あ、あれ? どうやって、このプレートを操作すれば良いんだろ……」
オドワルドが勇綺達に話し掛けたのは、彼等の職業を知りたかったからのようである。
王様に話し掛けられた勇綺は、彼の、こちらに何かを期待しているような眼差しに、戸惑いながらもプレートの操作方法を模索していた。
すると……。
「職業を確認したいのでしたら、ステータスプレート画面に表示されている、【ステータス】の項目を指で触れれば、ステータスと職業の確認ができますよ」
ステータスプレートの操作に悪戦苦闘をしている勇綺達に、ライノがプレートの操作方法を教える。
勇綺達は、ライノの言葉に従い、ステータスプレートの画面に表示されている【ステータス】の項目を指で触れてみると……。
「あっ! プレートに、職業とステータスが表示された!」
「これが、俺の職業か!」
「へぇ〜〜」
「おお! それで!? 救世主殿達の職業は何だね!? はやく、ステータスプレートを見せておくれ!!」
ステータスプレートの画面に表示されている職業に、勇綺達は興味津々といった感じで凝視していた。
勇綺達のステータスプレートに表示されている職業が相当気になるのかオドワルドは、期待に胸をふくらませながら勇綺達に近付く。
「え、えっと……。は、はい……、ど、どうぞ……」
期待に満ちた眼差しをこちらに向けながら近づいてきた王様に、勇綺は戸惑いながらも、彼に言われるがままステータスプレートを渡す。
オドワルドは、勇綺に渡されたステータスプレートを、ほくほくした表情で拝見する。
名前:成神勇綺
種族:人間
年齢:17歳
性別:男
職業:園芸師
SL:0
LV:1
HP:34/34
MP:13/13
攻撃力:7
防御力:3
回避力:5
攻撃成功値:12
魔法防御:1
魔法回避:2
腕力:28
頑丈:26
体力:28
敏捷:25
器用:27
命中:24
魔力:18
知力:20
精神:27
幸運:20
(な、何だと!? 戦闘職じゃなく、採取系職業だとぉ!!?)
「あ、あの……。お、王様……?」
勇綺から渡されたステータスプレートに表示されている職業を拝見したオドワルドは、ほくほくした表情から一変して、険しい表情へと変わる。
王様の表情の変化に戸惑いつつも勇綺は、ステータスプレートを睨み付けている王様に、恐る恐る話し掛けようとするが……。
「秋殿!! そなたのステータスプレートも見せておくれ!!!」
「ひっ!? は、はい!! どど、どうぞ!!!」
オドワルドは勇綺の声を無視して、秋のステータスプレートに表示されている職業を見るために、鬼気迫る表情をしながら彼女に近付く。
王様の表情に怖じ気付いた秋は、びくびくしながら彼にステータスプレートを渡す。
オドワルドは、秋に渡されたステータスプレートを睨むように拝見する。
名前:紫堂秋
種族:人間
年齢:17歳
性別:女
職業:バード
SL:0
LV:1
HP:30/30
MP:16/16
攻撃力:6
防御力:3
回避力:5
攻撃成功値:11
魔法防御:1
魔法回避:2
腕力:19
頑丈:16
体力:20
敏捷:29
器用:26
命中:22
魔力:28
知力:28
精神:32
幸運:22
(くっ……、この娘も戦闘職じゃ無いのか!!)
(え、えっと……)
秋のステータスプレートを拝見したオドワルドは、彼女の職業も戦闘職ではなかった事に苦渋の表情を浮かべる。
秋は王様が難しい顔をしている事に、ただ戸惑うばかりであった。
「おい、王様! 俺のステータスプレートも見るのか?」
(! そうだ! まだ、龍哉殿がいた! 龍哉殿に全てを賭けよう!! 龍哉殿ならば、きっと戦闘職の筈だ!!!)
ステータスプレートの画面を見つめながら難しい顔をしている王様に、龍哉は気にすることなく堂々と話し掛ける。
龍哉に話し掛けられたオドワルドは、まだ職業を確認していない彼が、戦闘職である事に望みを賭けるのであった。
「龍哉殿! もう、そなただけが頼りだ! ステータスプレートを渡しておくれ!」
「? 何か良く分からねぇけど……。ほらよ」
龍哉に望みを賭けたオドワルドは、彼にステータスプレートを渡すように呼び掛ける。
王様の言葉に違和感を感じながらも龍哉は、彼にステータスプレートを渡す。
オドワルドは心を落ち着かせるために一旦、目を閉じて深呼吸をした後、ゆっくりと目を開けていく。そして、龍哉から渡されたステータスプレートを拝見すると……。
名前:鉄龍哉
種族:人間
年齢:17歳
性別:男
職業:骨細工師
SL:0
LV:1
HP:33/33
MP:10/10
攻撃力:7
防御力:3
回避力:5
攻撃成功値:12
魔法防御:1
魔法回避:2
腕力:30
頑丈:26
体力:27
敏捷:23
器用:26
命中:25
魔力:18
知力:23
精神:21
幸運:23
「は、ははは……、貴様もかよ……」
「「「「「「「王様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?」」」」」」」
龍哉のステータスを拝見したオドワルドは、顔を青ざめながら白眼をむいた状態で床に倒れこむ。
王様が突然気絶した事に、大臣やライノ、そして周囲の臣下達は慌てふためくのであった。
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