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悪役令嬢、悪いことを思いつく
「さて、じゃあ、午後の予定を変えないと行けないわね」
父親に話して、明日には領地に行けることになった。
明明後日には王族と会うので、なかなかハードな日程である。
でも、ハードな日程ではあるモノの、今日の予定はない。
今日は暇である。
「ん。あれは!」
今日の予定を決めようと、屋敷を歩いていると、ある人物を見つけた。
エリーはその人物に声をかける。
「キシィお母様」
「……あら。エリー」
キシィが冷たい目線でエリーを見下ろす。
そして、嫌らしい笑みを浮かべた。
「それじゃあ、お勉強しましょうか。付いてきなさい」
エリーはキシィに静かについて行く。
キシィが部屋に入り、エリーはその部屋に、教えられた通りの入り方で入る。
「さて、お勉強を始めましょう」




