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悪役令嬢、村を見れない
「エリーお嬢様。申し訳ございません」
メアリーが、深く頭を下げる。
エリーはそんなメアリーに手を振って、頭を上げるように言った。
「大丈夫よ。私の見通しが甘かったわ」
エリーが頼んだ、漁村、ガリタッドへの訪問がかなわなかったのだ。
まず、エリーは首都に居るのだから、漁村のような場所にすぐに行けるわけがなかった。
ーーでも、思ったより近いのね。
メアリーが聞いてきた話によって、エリーの管理する村は、エリーが予想していたより近い所にあることが分かった。
なんと、3時間ほどで行けるのだそうだ。
意外な速さである。
が、それには理由があった。
確かに、エリーの予想通り、首都に近いところに漁村はない。
普通に行こうとすれば、4日は掛かるらしい。
それを、普通じゃないようにできるのが、
転移の魔法である!
エリーの前世の世界にはなかった、チート。
転移を使用すれば、遠いところだってすぐに移動できるのだ。




