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悪役令嬢、第1王子の希望
「たしか、第1王子は何も知らないと言っていたはずだが」
「あ、当たり前だろ!今のが偽者なんだよ!」
「「…………」」
エリートセカンドは、揃って頭を抱えた。
そっちの可能性があった、と。
確かに、それならナットク出来る。
本物なら嘘をつく理由がないが、偽者ならその可能性だってあるはずだ。
「今の第1王子は、誰なんだ?」
「分からない。でも、俺たちよりももっと変装の技術は高かった」
「……ふむ」
エリーは考え込む。
だが、そうしながらも質問は続けた。
「第1王子に変装した目的は?」
「し、しらない!……で、でもロメル様の希望だって言ってた!」
「第1王子の希望?」




