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悪役令嬢、犬か?
「奥に1人で走って行かれても困るのよ。遠くに行かないための首輪だと思って」
「俺は犬か!」
モウントは抗議をするが、激しく暴れることはない。
ーー暴れたらフーニがケガするから、そういう所に配慮してるのね。
戦闘狂ではあるが、勝負以外で誰かを攻撃したいわけでもないようだ。
ーーそれなら、この首輪はかなり良いかも知れないわ。
「それがイヤなら、普段から大人しくしてなさい。……さて、これからどうする?普通に戦っても良いし、フーニにサクリファイスを使って貰っても良いけど」
「そうだな。時間は掛かるが、数を処理することを考えるとあまり変わらない気もするな。素材回収も考えると、使って貰った方が良いか?」
「そ、そうだね。強すぎて倒せないのは困るけど」
不安はあるが、これからもサクリファイスを使っていくことになった。
ーーもし危なくなったら、私が不幸にさせるとしましょう。
マズい状況になった場合の対策もバッチリだ。
大抵のことは不幸にさせることで解決できてしまいそうである。
その後、
「『サクリファイス』『サクリファイス』『サクリファイス』」




