第十二話 欲望!ヴィシャモン・クロイツ
この12話書いている最中に保存を忘れて一からになりました…辛かった。
「イサム…お前はあの侍を相手しろ俺はあのピエロをぶっ倒す!!」
そういった途端ものすごい速さでクロイツに猛攻を仕掛けた。
「ほんっと嘘みたいに速いねえ〜」
クロイツは守ることに手一杯で、反撃する余地がない。今のうちにこいつを倒さなければ…!
「はぁーお前か…俺自体結構弱いとは思うがお前程じゃねぇ、覇気ってやつを全然感じないぜ」
そういって攻撃を仕掛けてきた。
(時を止める時間をできるだけ最小限、最小限にして動く!!)
間一髪でレーヴェの攻撃をかわしていく、一瞬でも気を抜いたら致命傷になってしまうのでどれだけ集中力を保っていられるかが重要である
「クソッいつまでもかわしてんじゃねえ!」
(こいつの動きがどんどん雑になっていくのがわかる!)
レーヴェが刀を大きく振りかぶったその瞬間。
「時よ止まれ!」
一気に勝負を決める!なんて思わない。確実に相手を弱らせる。
(まずは足!)
時は動き出した瞬間、レーヴェの足がガクッと崩れた。
「は!?いつ斬られた!?」
(こっちからは決して攻撃は仕掛けない!カウンターでじわじわ削るのが俺のスタイルだ)
「ほら、こいよ、俺には勝てるんじゃないのか?」
「ックソ、お前だけは絶対殺してやる…!」
シャンデルとクロイツは周りの木々を飛び交い、クロイツの防戦一方の戦いになっていた。
「どうしたもんかな〜僕がここまで攻撃できないことなんてそうそうな…ウッ」
「お前には動く暇も喋る暇も与えねぇ!」
「今のはちょっとイラッとしたよ〜人が喋ってる最中なのにさぁ!」
一瞬の隙を見て、クロイツはシャンデルを蹴り飛ばした。
「ッチさすが七災…簡単にやられちゃくれねぇか」
「ックククやっと余裕ができた…君の能力もこれでコピーできるよ!!」
ニヤッと笑った瞬間、ものすごい速さでシャンデルに距離を詰めて、上空に蹴り上げた。
「何っ!?」
慌ててシャンデルも反撃する。
「これでスピードは同じだ…あとは技術がものを言うねぇ〜」
(こいつの能力は他人の能力をコピーできることか…!)
互いに互角な勝負を繰り広げるが、今一歩クロイツの方が少し上手のように見える。
「そろそろキリをつけてやる」
シャルゴはクロイツの周りを飛び交い加速、加速、加速!!
「暴風!」
周りの木々を駆使してシャンデルはさらにスピードを上げた。
「これはすごい…!こんなこともできるのか君は!」
「そこだっ!」
シャンデルはものすごい速さでクロイツの左肩を蹴り抜いた。
「その左肩、アリスにでもやられたか?さっきから痩せ我慢してたか知らねぇがずっと痛そうにしてたぜ!」
クロイツは息を上げ、辛そうな表情を浮かべた。
(僕はいつも、何にでもなりたかった…)
飛竜のように空を飛んでみたい、魚のように自由に水を泳げるようになりたい、人、魔族、魔物、種類関係なく自分がすごいと思った奴になりたかった。
小さい頃からそう思ってたから、人に何かを教わるときも人一倍飲み込みが早くて、みんなから褒められた。
やがて、僕より上のものはいなくなった。
何かでかいことをしようと思っても周りの人間から抑圧され、何もできずに一日、また一日と過ぎていく…僕は生きる価値を見出せなかった。
そんなとき、僕はある男に出会った。
僕はそいつに圧倒され、何もする術もなく敗北した。
でも、その人は僕に、名前と能力を授けてくれた。
それがこの能力のコピー。その人はもっと欲を出せ、お前の思うままに生きろといってくれた。
その言葉にどれだけ救われたか…だから僕は一生あなたに従うと決めた…だから!まだこんなとこで負けてられないんだ!
僕は欲望!ヴィシャモン・クロイツだ!
「何者にでもなってやる!それが僕の欲望…信念だ!!」
その瞬間、シャンデルの周りをものすごい速さで加速、加速、加速!!
「こいつまた俺の技を!」
シャンデルの腕や足に切り傷ができ始める。
「ッ!?何だこれ何も見えないのに俺に傷が…ッ」
アリスの風刃だ、クロイツはシャンデルの暴風をコピーしながらアリスの風刃を放っている!
(これじゃ風刃の弱点が完全に無くなった!太刀筋が見えて、どこに来るかがわかるからまだ対応の仕様があったが、それが見えねぇんなら何もできない!)
ただひたすらシャンデルは攻撃を受けることしかできなかった…
「終わりだ…」
クロイツがシャンデルを蹴り飛ばし、シャンデルは気絶した。
「ギリギリだった…本当にギリギリだった…この戦い、制したのは僕だよ…シャルゴ・シャンデル」




