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始まり(1)

書き始めて日にちがあまりたっていないので色々不備があるかもですがよろしくお願いします!


突然だが、俺は異世界に転移させられた。


ここは異世界だが、俺のよく知っている場所でもある。矛盾だと思うだろうが、実際そうなのだ。


この世界は俺が7年間、廃人になってやり続けたゲームの世界なのだ。


まずは、俺のこととなぜ異世界に転移させられたのかを語ろう。いや、語らねば進めない。


俺の生まれた家は普通より少し裕福という程度で、それ以外は特に変わった所はない普通の家庭だった。


5人家族で、父、母、兄、祖母がいた。そこにプラス俺だ。


俺はなにも小さいことからゲーム廃人だった訳では無い。もちろん原因と呼べるものがあるのだ。


始まりは10歳の頃だった。


家族が死んだ。


死因は事故死だ。居眠り運転するトラックと正面衝突したのだ。


俺以外の4人は即死だったそうだ。だが、俺だけは後部座席の荷物を置く所で遊んでいたこともあり、重症ではあったが一命を取り留めたのである。


「知らない天井だ」


そんなどこかで聞いたようなセリフを口にしたのを覚えている。多分、事故の影響で少し頭に異変があったのかもしれない。


ふと、視線をベッドの横に向けると何度か親戚の集まりでしか見た事のないような、母方の姉妹がいた。


母には3人の姉妹がおり、全員で4人姉妹なのだ。ちなみに母は下から2番目の三女という立ち位置だ。


母方の姉妹たちは俺が目を覚ましたことに驚き、急いでナースコールを押した。すると、すぐに医者がきた。


それから、「誰が俺を家に住ませるか」という話し合いになった。


正気な所、俺は誰の家で住めればいいと思っていた。なんせ、まだ10歳だ。一人暮らしなんて考えたことすらない。


そして、1時間程してから母方の姉妹の次女が俺を預かってくれることになったと知る。


名前は「坂田 夏穂」と言うらしく、年は知らないが40代後半といったところだろうか。既婚済みで子供はいない。


恐らく、子供がいないから俺を引き取ったのだろう。欲しかったが恵まれなかった人なのだろうか?


それから2年間、俺は何事もなくいつもの日常を過ごした。


その頃にはだいぶその家庭にも慣れており、なかなかに楽しかった。


2人は俺を本当の子供のように接して来てくれたから、俺も早く馴染むことが出来たのだろう。


だが、両親が死んだ事故からちょうど2年が経った頃、家に帰ると義父と義母が地面に赤い水溜りを作りながら倒れていた。


俺は意味が分からなかった。頭の中はパニックのオンパレードである。


なにかこみ上げてくるものを我慢しながら、俺は警察に通報した。


警察は10分とたたずに来た。その5分程後に救急車も来た。


だが、2人は助からなかった。救急車が来た時には既に死んでおり、即死だったそうだ。


俺はその場に崩れるようにして、膝を落とした。


頭の中では、なぜ今日なんだと思っていた。去年はなにも起きなかったじゃないか!と怒りがこみ上げてくる。


誰に対してだろうか。強いて言うならば、自分だろうか。


自分がいるせいで周りの人を殺してしまっているのではないのか、と頭で考えていると警察の人が近寄ってきた。


「ご家族の方ですか?」

「……はい」

「この度はご愁傷様です。それと共に我々の不甲斐なさを悔やむばかりです。本当に申し訳ありませんでした」

「……いえ」


こんな子供にもしっかりと頭の下げて、謝ってくれる律儀な警察官に無気力な返事をした。


死因は大量失血死だった。


後日わかった事だが、犯人は空き巣だったらしい。


殺すつもりはなかったが、顔を見られてしまい。焦った結果、もしものために持っていた包丁で滅多刺しにしてしまったという。


もし、2人が後10分遅れて家に帰っていたら、空き巣には入られていたが、死んでいなかったかも知れない。


もし、2人が出かけず家にいれば、空き巣は入ることを諦め、2人は死ななかったかも知れない。


今考えると、そんなことは机上の空論だ。だが、その頃は悔しくて仕方がなかったのだ。

1話読んで頂きありがとうございました!


評価やブクマお願いします!


今日中に主人公を異世界に解き放つ予定です。

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