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永遠に、ぼくの心を  作者: 春乃光
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まえがき

 拙作は、病気療養中、一気呵成に仕上げた初めての長編作品です。

 『頭の中で展開する映像を文字で表現してみたい』

 そんな願望も力量不足ゆえに果たせず仕舞い。長年、悶々とやるせない毎日を送るなか、病魔に蝕まれていたことも露知らず、体は悲鳴を上げダウン。大したことはない、と高を括っておりました。しかし、後になって振り返ると、危い目にも遭っていたのだと思い知らされる始末。

 そこで、何か一つでも生きた証を遺したい。その一念が、執筆への原動力となっていったのです。

 幼き頃よりの孤独な夢想癖の果て、かれこれ二十年程前に創作した物語をベースに、別のストーリーを新たに整形し直し、縫合して完成に至りました。執筆直後の達成感と昂揚感は忘れ難い経験となりました。

 冷静さを取り戻した後、今一度本作を俯瞰すると、熟成期間を遥かに過ぎ、いささかカビ臭さの漂うものになってはいまいか、との懸念が生まれてまいります。そこで一旦はボツにしようと決心したのです。

 ですが、自ら生み出した分身を闇から闇へ葬り去ることも憚られ、どんな形にせよ、この世に産み落としたい欲求が沸々と湧き上がる一方。日々募る抑え難い衝動に負け、恥を忍んでここに発表を決意した次第です。

 読者の皆様には、芳醇な香だけを堪能して頂きたいのですが、カビ臭さしか伝わらなかったとしたら、お詫び致します。私の力量不足です。ご了承ください。


   ***


 また、複数の小説投稿サイトに公開し、読者の反応をうかがいながら改題、改稿を繰り返して『小説家になろう』にて真の完成に至った作品です。いわば、この地は私めの古里!

 予想に反して、各サイトにて大好評を博し、多くの読者の皆様に受け入れられたことは、思いもよらぬことで、戸惑いながらも、この上ない喜びでした。

 非公開、削除の度に、「もう一度読みたい」との熱いご要望が湧き上がったことなど、本当にありがたく思っております。孤独な執筆作業の励みにもなりました。この場をお借りして、お礼申し上げます。

 郷愁に誘われ、この度、私を育ててくれた『小説家になろう』に再び投稿いたしました。

 どうか、ひと時の慰みにして頂ければ幸いです。



            2020年(令和2年)2月2日  春乃光

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