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ジュエラ王宮の危機

「はい!!ダーリン…お弁当ですよ!!」


「ありがとう…ティナ!!じゃあ…行ってくるね…」


「ねぇ…今日も早く帰って来てね…」


「勿論さ…仕事が終わったら君に会えると思ったら

疲れも感じないよ!!」



「嬉しいわ…私も同じよ…あなた…」



いつものように抱擁ハグから熱い口づけを交わす…







…ドキドキドキドキ…



な、なかなか慣れないわ…


男性と女性が口づけをする場面なんて…目の前でそうそう見られるモノじゃないから…




そう…早朝から姿を隠して優也達の様子を見に来ていたサブリナは両手で火照った顔を左右からパタパタと扇いでいた…




ふぅ…優也様もお仕事に出かけられるようだし…王女様より先に私も王宮に戻ってメイドの仕事を…



彼女が…サブリナが笑みを浮かべてきびすを返したその時だった…





「大変じゃーーーーっ!!」



キィィィィィィィィ…ン!!



あまりの大声のテレパシーが頭の中に響いて、その場にいたみんな思わず耳を手で塞いだ…



マイクのハウリングみたいに鼓膜に響いてきた声の主は…ゴルドだった…





「大変じゃ!!婿殿…ティナよ…!!」




「お義父さん」


「お父様…一体どうされたのですか…!!」





「ジュエラが…大変な事になっておるのじゃ…


ナギ王女とアイ王女もここにおるぞよ…」




性急な口調のゴルドの言葉に優也とプラティナは顔を見合わせる…



「落ち着いて下さい…お義父さん…


一体何が大変なのですか…?」




「ゴーレムが…召喚獣が…」




「ゴ、ゴーレム…⁉︎」












ズ…ズ…ズン…!!ズ…ズ…ズン…!!



ジュエラ魔法隊とソーディア軍の猛攻を全く受け付けず…



ナギ王女の放った極大の魔法のツタを引きちぎりながら…




巨大な動く石像ゴーレムはジュエラ王宮を目指してゆっくりとだが歩みを進めていた…








泥だらけのスーツ姿の男が近くの渓谷からその様子を双眼鏡で眺めながら笑みを浮かべて呟く…




「お…お前らが悪いんだ…早くお嬢様を解放しろ…


でないともっと大変な事になるぞ…


…フフ…ハハ…フフハハハ…」




目の周りは鬱血して黒く滲み…髪は逆立ち…燃えるような黒いオーラに包まれて…もう…かつての彼を

思い起こせるような風貌では無かった…









「フゥ…ゴルドよ…これはまたわらわ達の力も必要となりそうじゃな…のう…ダイナよ…」



「…御意にございます…」





突然、あどけなさを残したゴスロリドレスの姫とプラティナの面影を感じる凛とした雰囲気のある王女のような姿をした魔法使いがその場に浮き上がるように現れた…





「あ、ありがとうございます…師匠…御先祖様…」







…ボムッ…!!



更には大きな音と一緒に辺りが煙に包まれた。


煙の中から可愛い小柄な女の子の影が浮かび上がる…



「殿…ウチも聞いたで…姉ちゃんと一緒にお手伝いさせてもらうわ!!」




「…どうやら…役者は揃ってきたようじゃの…


優也!!会社に電話するのではないのか…⁉︎」




「そ、そうだね…」



ヴァルプルギスに促された優也はカバンからスマホを取り出して…



「もしもし…仙石です…あの…実はですね…」



通話しながらドアを開けて玄関から廊下へと出て行った…



皮肉な事に近くにこの禍の元になっているマーブルが眠っている事に誰も気づく由も無かった…







…ドキドキドキドキ…



詳しくは分からないけど…き、緊急事態だわ…


私も早速ジュエラに戻って仲間と連絡を…


ファ…


ファ…



ファーックショーン!!!



ジュル…



ううう…完全透明の服って魔界にも人間界にも無いのかしら…⁉︎



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