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魔法の調理

「実は…今日はお客様の分しか作れなかったの…


食材を買い忘れちゃって…あなたの大好物なのに…


本当にゴメンなさい!!」





プラティナの悲しそうな仕草に一瞬驚いた優也だったがすぐに笑顔を取り戻して…



「なあんだ…そんな事か…


大丈夫。僕はいつでも君の手料理を…」



…ガタンッ!!



「お、王女様…優也様…」



サブリナが椅子から立ちあがった。



「わ、私は他の料理を頂きますから優也様に是非これを召し上がって頂いて…」



「大丈夫…」



優也はサブリナの肩をそっと手を押さえて椅子に座り直すように促した。




「僕もお客様に妻の…ティナの素晴らしい手料理を食べて頂いて喜んでもらいたいよ…


僕は幸せな事に毎日彼女の手料理を振る舞ってもらえるから何も心配する事はない。


どうぞお二人で召し上がってくださいね。」





…ジーン…


優也様…なんてお優しい方なのかしら…





優也の言葉がサブリナの琴線に触れて彼女の心を揺さぶっている正にその時…




「そうだわ!!」



胸の前でポンと一つ柏手を打ったのは…マーブルだった。




「じゃあ…優也様には私がその肉じゃがとやらを作って差し上げますわ…」




「ええっ!!」




その言葉に驚く優也とサブリナ…



マーブルはプラティナの元に歩み寄り、


「王女様…すみませんがレシピと調理法を教えて頂けますでしょうか…⁉︎」



「えっ…は、はい…先ずはじゃが芋の皮を…」




プラティナはマーブルに肉じゃがの調理法を事細かに教えた…




「…ありがとうございます。では参りますね!!


…はっ!!!」



ボワッ!!!



マーブルが右手の人差し指をキッチンの調理スペースに向けるとそこにじゃが芋、人参、牛肉、玉ねぎ…などの食材が現れた!!




そして彼女が両手の人差し指で指揮者が指揮棒タクトを振るように宙に線を描くと小さな光の粒子が調理器具と食材を空中へと押し上げてマーブルがプラティナから聞いた調理をどんどんと進めて行く…



「す、凄い…まるで食材が踊って…」



プラティナ以外の魔法使いが調理をする所を初めて見た優也は驚きのあまり目を丸くした…が…




プラティナとサブリナはその光景を黙って見つめていた…




トトトトン…



グツグツグツ…





小皿とおたまが宙を舞い、マーブルの元へと味見のつゆを運んでいく…



小皿のつゆを口へと運んだマーブルは…



「う〜ん!!!美味しいわ…


初めて作ったのに…やっぱり私、料理の才能があるんだわ…



さあ!!!優也様…このマーブル特製の肉じゃが…


遠慮なく召し上がってくださいね…どうぞ…」




光の粒子が綺麗に盛りつけた肉じゃがの器を優也の元へと運ぶ…




「い、いただきますね…」



「はい!!どうぞ召し上がれ…」






「パクッ!!モグモグモグ…ゴクン!!!」




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