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命にかえても

ボスの定時連絡にデスクの前にいつものように並ぶ三人…



「はあぁぁぁっ…ふぅぅぅぅ…」


「な、なーに…?サブリナ…なにがあったの…?」


「えへ…えへへへへっ…」


頰を紅潮させて満面の笑みを見せるサブリナ…



「…ケリーは知らなかったでしょうけどね、この子…優也様に危ないところを助けて貰って…ケガを手当てして頂いたんだって…」



「でっへへへへへ…」


「私は魔界一幸せです…みたいなカンジだね…


まあ…良かったね…」






…うっとり。


…ああ…優也様…


少し驚いたけどあのシルクハットにタキシードの

紅い瞳の優也様もワイルドで素敵です…


ああ…あなたが私の名前を聞いて下さった…


私はサブリナですよ…あなたのサブリナです…


いつまでも私の名前をあなたの御心のどこかに

置いて下さいませ…

 



サブリナ…



ああ…呼んで下さいましたか…


ありがとうございます…




サブリナ…!!




はい。いつまでも私はあなたのお側にいます…




サブリナァァァァ!!!




…はっ!!



「どうしたのかね…明日の警護の主役は君なんだぞ…!!」


いつになくボスの声が張っている…



「やったわね…サブリナ…良かったじゃない…」


「憧れの優也様に…ウフフッ…」





…仕方なくボスの話を聞いていなかったことを素直に謝って相応のお叱りを受けた上で…



「…コホン!!全く…君は…


ケリーかクリスに変わって貰っても良いんだぞ…」





「ボス…それだけは…それだけはお許し下さい…」



ウルウルと涙を流してスピーカーにしがみつく彼女を見たケリーとクリス…



「私達にあれ程の覚悟はないわよね…」


「うん…」




「では確認も含めて…もう一度だけ言うからよく聞いていてくれ給え…



明日はこのままジュエラで二人を警護する予定だったが…優也殿がソーディアの式典に出席される事になった…


つまり二班に分かれて警護する事になる…



優也殿はあくまで人間…限られた魔法しか使えん…


そこで誰かが彼の付き人としてソーディアへお供するのだ…


そこで…」 



「はあぁぁぁっ…」



サブリナの表情がパァァァッと明るくなった…




「わ、私が優也様と二人でソーディアへ…⁉︎」



「…先程、一度説明したのだが…」



「そ、そーでした…アハハ…」



「一人で大丈夫かね…?またマーブルが襲ってくる可能性もあるぞ…」



サブリナは以前対峙したマーブルの表情を思い出して…


「大丈夫です…このサブリナが命にかえても優也様を無事にジュエラに送り届けてみせます…」







「お嬢様…お嬢様…」


「社長!!…で、何なのよ…」


「明日はソーディアの式典にに出向かれるのですか…?」


「当たり前でしょ…こんなチャンス二度とないわよ…」


「また決定的チャンスをお写真に…ですか⁉︎」



「…いえ…もうあんな手は使わないわ…


探偵がウロチョロしてるでしょ…?


ヤツらがどんな頑張ってもあの優也が私に惚れてしまえばアイツらも手の出しようが無いわよね…ウフフッ…」

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