↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
46/97

の

のどかな放課後、君と並んで歩く帰り道は、いつも少しだけ遠回りだった。


特別な約束なんてない。それでも、隣で笑い合う時間が何より大切だった。


ある日、信号待ちで君がふと立ち止まり、私の制服の袖をそっとつまむ。


「ねえ、この道、来年も一緒に歩けるかな」


照れ隠しに「どうだろうね」と笑うと、君は少しだけ頬をふくらませた。


「私は、そのつもりなんだけど」


その言葉に胸が高鳴る。


青信号に変わると、君は小さく手を差し出した。


その手を握った瞬間、遠回りだった帰り道が、二人にとって一番近い未来へ続く道になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。