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17/97

カ

学校という場所は、不思議だ。


笑い声も、噂も、相談も。


明日も続くものだと、誰もが思っている。


『会長〜!』


助けを求める声。


『最近○○くんがですねぇ……。』


『ああ、もう放っておいていいですよ。』


会長は静かに言った。


『あの人は、もういなくなりますから。』


その言葉は冗談として流された。


誰も、本気にはしなかった。


また別の声。


『学校の○○が○○ないらしいっす。』


慌ただしく職員室へ向かう足音。


残された生徒たちは、何事もなかったように笑う。


『○○さん、まじきもくてさ。』


『話聞くよ。』


『全然仕事しないんすよ。』


他人を語る時間ほど、平和なものはない。


だからこそ、私はその時間が好きだった。


やがて、校内に音が響く。


○○が鳴った。


挿絵(By みてみん)


下校を告げる音だったのか。


それとも、終わりを告げる音だったのか。


その違いを知っていたのは私だけだ。


そいつらもろとも全員殺しました。

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