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自灯籠  作者: 葦原爽楽
自灯籠 天蝶乱舞
156/211

第六話 魔女とステゴロと巨人

前回、情報とアグニと酒と



スタンドグラスで彩られた大聖堂の中。二人の魔術師は対峙していた。

どちらも並の熾天使を凌ぐ怪物で、魔術の深奥に到達した賢者。

その魔術合戦の開幕は、アラディアが務めた。



「・・火・fir・・eufu・・uf・ue・eg・・fo・・огон・ign・sΦ・・・・・」



唱えられる多重言語。発した言葉は一つだけなのに、何十もの言語で同じ意味内容を唱えられる。

それは開幕の一撃と呼ぶにはあまりにもシンプルなものだった。


四大元素を元にした、火を発するための魔術。

魔術としては初歩の初歩。基本の基本。

仮にも魔術師を名乗る者なら誰でも使えるもの。

たとえ一時間そこらで魔術を習った初心者であろうと行使できる基礎の術式。



だが、今それを行使する者は魔術王アラディア。

凡人とはスケールが異なる彼がそれを行えばどうなるか。


アラディアの眼前の全てに火が踊る。

空気は焼け、大聖堂を焼き払い、火の顎があっという間にミリアを飲み込んだ。

無限に上昇する炎熱。ステンドグラスを軒並み気化させ、発生したプラズマさえ燃やし尽くす。

超宇宙規模である葦の国の五割を焼き尽くす火は赤々と光を発して、荒れ狂う津波となって焦熱地獄を顕現させた。



「・fr・e・eg・aiacc・・fr・nc・・g・lao・g・a・за・・рзть・el・π」



何もかもが蒸発した炎の中で、いとも涼しげな声が響いた。

同時に荒れ狂う火の活動も止まる。まるで全てが凍り付いたかのように、時間ごと熱が停止した。

のたうちまわる火が氷の彫像のように凍り付き、()いで指を鳴らした音でガラスのように砕け散る。

氷の破片が舞う中で、一人ミリアだけが優雅に闊歩(かっぽ)する。

その服、肌、髪の毛一本。火傷の痕跡は見られない。どころか余裕の表情すら浮かべていた。


ミリアが唱えた魔術もまた初歩の基本魔術。

氷を作り出す簡易な魔術を行使した。

結果氷は火を超克(ちょうこく)した。その事実は、嘘偽りなくミリアがアラディアと同格であることを指し示している。


「いきなり酷いなアラディア。

僕でなければ今頃黒焦げだ。まさか咎人に会ってすぐさま燃やしてはいないだろうな?」

「なわけねぇだろ。こんなもん挨拶だよ挨拶。

(ぬる)かったならそう言えや。もっと熱くしてやるから」


アラディアが手を開き、ミリアを包み込むように握る。

次弾として発動した魔術の神秘が、全方位からミリアを(りく)すべく牙を剥く。


ミリアの立つ空間。その空間全体が激しく振動し、徐々に熱が上昇していく。

電子レンジはマイクロ波を発して水分を振動させることで物体を温めるが、これはそれと似たようなもの。

範囲内の粒子が全て消滅するほどの速度で振動し、発生する超高温が生物を内側から爆散させる。

その最後は空間ごと消滅し、痕跡一つ残さず相手を葬りさる。

通常ならそうなるはず。だが粒子が超光速で動き回る空間内で、ミリアは苦笑を浮かべるだけだった。


「はは、サウナの方がまだマシだ」


どこか場違いな台詞と共に、ミリアは深淵色のマントを広げた。

たなびくマントは周囲の空間を覆い尽くし、粒子や熱ごと全てを飲み込み吸引した。

まるで排水溝に水が吸い込まれるように、闇色のマントの内側に現象そのものが収納され、後に広がるのは無の領域。


そのままマントを全身に深く被ったミリアは、全てを吸い込む人型のブラックホールと化して、アラディアに突撃する。


「・・・wie・t・・・ent・in・・iento・e・t・・ете・vent・ε・ο・・・・・

・・・t・・dertnn・rr・・uon・d・er・・・・notro・n・ромto・ru・・sκ・・・αυ・・・」


迎撃のために発動する風と雷の魔術。

だが止められない。全身が黒渦となったミリアは動く吸水口。引き寄せられ、触れたもの全てをマントの内に吸収し無化する。

如何なる攻撃を仕掛けようと無意味。攻撃の上から、防御の上から喰らい尽くす。

葦の国を半壊させかねない風雷程度など、吸引し飲み干すことなど造作もない。

そのまま黒点はアラディアに手を伸ばす。事象そのものを崩し飲み込む渦の暴威を前に、アラディアは不敵に笑った。


「はっ、ストーカーみてぇに近づいてんじゃねぇよ」


彼がしたことは単純。ただ目の前の黒渦と化したミリアを蹴っただけ。

特に魔術を使ったわけでもない、純粋な暴力。

だがそれがマントに触れると、現象を飲み込む黒渦を破壊しミリアに蹴りを届かせた。


「おっと。友人を足蹴にするとは、親の顔が見てみたいぞアラディア」

「黙れぼんくら。そのまま消えろ」


蹴り飛ばしたミリアに、アラディアは追い打ちを加える。

一斉に発動する幾つもの魔術。


先ほど発動した火炎の津波、触れたものを分解する嵐、物質を貫く超高圧水流、超質量を備えた土塊、万象を凍てつかせる凍り風、森羅を溶かし尽くす閃光、触れたものを虚数領域に引きずり込む闇。猛独の大津波や世界を吹き飛ばす爆発。偏在する概念全てを弾丸として発射し、さらにはアラディア以外の人類や生命体では想像も形容もできない何かもあった。

たった一つが熾天使を滅ぼして余りある威力を備えていた。それでいてその数が幾万幾億幾兆・・・・・・・数の概念を超えて放たれる神秘の数々。弾幕を超えて、もはや壁と形容して相違ない。


蛍も数による戦術を得意とするが、アラディアはその比ではない。たった一つ――例えば火炎の津波であれば――が無数に発動し、それがタイミング、角度、発生する時間、etc.を変えて縦横無尽に襲い来る。

たとえ蛍や美羽であろうと、その一つ二つを対処するだけで限界を超える。相性による相殺も機転による回避も許さない、相手が奇跡を起こすのならその奇跡ごと潰して喰らう魔術王の神威。そのほんの一端。

桃花最強の実力を、悠然として示していた。



目の前に迫る魔術の壁。それを面白いと、ミリアもまた自身の魔術を一斉放火する。

概念を腐食させる奔流。事象を根絶する超生物の召喚。現実とは逆位相の波動。時空を裁断する切断現象。次元を塵に帰す崩壊の振動波。全宇宙が過去・現在・未来において発する総エネルギーを搾り取り、その単位を一として、無量大数の単位から放たれる怒濤の高エネルギー。法則や理を解体し、一切の力を無効化し地に叩き堕とす呪い。決して抗しえない現実と運命と事象を発生させ、さらには言語や表現が一切届かない域にある『何か』までも手中に収めて行使する。それら全てを、無限の階級の最上階に位置する数価で放っても、まだ足りぬと新たな概念を創造。


アラディアと同じく、IF(もしも)や奇跡が介入する隙を殲滅した魔術の数々。

莫大な数と質量を兼ね揃えた弾幕。それはもはや壁と形容して相違ない。


二つの壁と壁が激突する。


音は消えた。光も消えた。世界が消えた。

ただ二人の姿と、その間でぶつかり合う無数の魔術だけがあった。


それら一つ一つの魔力の弾丸が、葦の国を致命的なまでに削る超威力を有する。

激突で生じる飛沫が、熾天使の全力さえ上回る超威力のうねり。

その質も量も込められた力も、互いに伯仲していて、魔の壁は前進も後退もしない。

魔術を極めた二人の衝突は並の顕現さえ凌駕して、縄張りを破壊しながら修復不可能の痕を残す。



「ああ、そうそう。

アラディア。お前の考えている通り、咎人たちの上昇は元凶を潰せば消える。

つまり、ファルファレナを倒せば一件落着だ」


突然思い出したかのように、ミリアは魔術を発動しながら世間話をするように語る。

クツクツと、肩を揺らしながら微笑する。


「お前も、たかが熾天使一人に随分踊らされたものだな。

落ちぶれてはいないのだろうが、どうも前線からは退いたような気がしてならない」

隠遁爺(いんとんじじい)にそう言われちゃ、確かに俺も致命的かもな」


ミリアの言葉を鼻で笑うアラディア。

二人の間では舞い散る火花、雷の閃光、氷水の礫、壊れた時空の破片。

莫大な力の奔流で、お互いの目の前には無色に塗りつぶされた空間が広がる。

だが、ミリアもアラディアも、お互いのことしか見ていない。

魔女の宴はまだまだ続く。真の実力など一割も見せないまま、拮抗した魔術戦を展開するのだった。



■ ■ ■



石畳の城下町。対峙する二つの影。

粛正者・天都契。咎人・アレグラ。

開幕を告げたのはアレグラの鉄拳だった。


「ぬぅぁああああああ!!!」


地面に突き刺す豪腕。込められた規格外の破壊力は、石畳の床を大地ごと波立たせ、土砂の津波を全方位に撒き散らす。


(目眩ましか)


意図に気づいた天都は素早く右手で払う。

その五指と連動した不可視のワイヤーが、迫る土砂の津波を五つに切り裂く。

土色の津波の先、クレーターの跡地で、大地を殴ったアレグラの姿はなかった。


天都の背後。音もなく一足で着地した巨人。

丸太よりもなお太いその剛拳を横に振るう。

筋肉が爆発したかのように膨れ上がり、一撃の元に天都を粉砕せんと唸る。

大気を引き裂く巨腕。直撃すれば天都とて、上半身と下半身の分離は免れない。


それに対して天都は幾千、幾万のワイヤーを張り巡らせ防御の構えを取る。

一本一本は蜘蛛の糸すら比較にもならない細さだが、それでも美羽の破壊や蛍の創造に容易く耐える強度を持つ。

それを数十万は用意した。天都の計算としてはこれで十分防御は可能と判断していたが――


「!?」


剛拳がワイヤーを通過する。絡まることもなければ突き破ることもない。

まるでワイヤーなどそこにないかのように振る舞う挙動に、天都は一瞬不思議に思いながらも次善の対処をする。


ドッパァァァァァァン!!!と響く轟音。

肉と肉が打ち合う音。

今度驚愕したのはアレグラだった。


「ほう。我が拳を受け止めるか。

その華奢(きゃしゃ)な身体でよくぞやってみせた」


偽りない心からの称賛の声。

上から叩き潰すように振り下ろされた豪腕に対して、天都は右腕で振り上げるように撃ち合った。

無傷ではない。その右腕はズタズタに裂け、骨は折れ曲がり外に飛び出している。


拳と拳がぶつかる。それこそアレグラの望むもの。

本望だと、嬉々としてアレグラは左腕を掲げ、二発目を振り下ろす。


縄張りが揺れる。叩き込まれた衝撃が地を這って地平線の彼方まで突き進む。

怪我を負うことは分かっている。再び撃ち合う気など天都にはない。

掠るかどうかの距離で身体を後ろに反らし、最小の動きで回避を行いながらアレグラの動きを読む。


拳筋は・・・我流に近い。これまでの戦闘の経験で磨き上げたのだろう。少なくとも決まった型というのは見受けられない。

ただ力いっぱいに拳を叩き込む。シンプルこの上ない打撃。

それによって巻き起こる暴力の嵐。単純な馬鹿力なら桃花の誰にも負けないだろう。

大振りで、隙がないわけではない。だが巻き起こる風圧。圧。圧。まるで大気のハンマーを思いっきり叩きつけた衝撃が、天都を連続で襲う。


「どうした!!逃げているだけでは勝てんぞ!!

ほれほれほれほれほれほれほれほれほれほれほれっ!!!」


アレグラの乱打。無限の平行宇宙を無限に破壊し尽くす一撃が、雨のように天都に降り注ぐ。

無論、天都は逃げているだけではない。先ほど気になっていた情報を集めている最中だ。

攻撃・防御のためワイヤーを張り巡らせてはいる。だが相変わらずアレグラはワイヤーが存在しないかのように振る舞い、実際そうなっている。

加えて、奴の力が時間経過と比例して増大していく。先ほどまで天都の腕をズタズタにする程度でしかなかったが、今やその膂力は撃ち合った腕ごと上半身を消し飛ばしてなお余りある。


ゴキン、と天都は腕を鳴らし、アレグラを屠れるだけの力を右手に込める。

狙うは頭部。乱打に夢中になっているアレグラから手を隠し、その瞬間を狙う。

大振り。巻き起こる風圧。僅かに下がった頭部。

そこだ。絶好のタイミング、天都は全霊と共にその首を五指で捻った。

否、捻ろうとした。


ゴシャッ!!と、潰れるのは天都の左腕。

天都の攻撃に合わせて、左腕で殴りつけたアレグラは、天都の腕を豪腕で捻り潰した。


(・・・・・・直感は、俺より鋭いか。

熾天使になった年数はまだまだだが、戦闘経験なら十分その域にある)


両腕を粉砕されながらも冷静な分析は続く。

しかし攻撃はそれに留まらない。右腕を迎撃される読みで放った天都の左足は、見事アレグラの頭部にヒット。

アレグラの頭部が首から分離しなかったのは奇蹟に近い。首が引きちぎれそうになるも、アレグラはその蹴りを賞賛する。


「ふはっ、ははは、なかなかに効いたぞ今の蹴りは。

相応の霊格の高さが伝わってくる。我が相対した獲物の中で、最上位に位置する獲物なり!」


敵として不足なし。気炎を上げ、さらに強大となるその肉体。

調べることは山ほどある。とにかく奴の顕現は何なのか、思いついた仮説を試す。



■ ■ ■



草花が散り、大木が丸太のように切り取られ宙を舞う。

風すら切り裂きながら、剣と剣が重なり火花を散らす。

都合80の打ち合い。遠くの山脈と、さらに遠くの海洋を両断しながらも、二人の間には切り傷一つない。


一方は巨人の咎人。手にした鉄塊の大剣を、まるでナイフか何かのように軽々と振り回す。

それでいながら一撃一撃に全力の殺意を乗せ、万象ごと宇宙を斬り伏せる。

一方は否笠。巨人からすれば爪楊枝に等しいロングソードで、自分より遙か巨大な大剣と互角に切り結ぶ。

体格の不利を全く感じさせない剣技。無造作に放つ一撃ですら、数千人の命を刈り取る死神の鎌に違いない。


剣のぶつかり合いだけではない。時には巨人に纏わり付く鎖、空いている腕での打撃、魔術や周囲の大木すら利用し、それを相手にぶつけ合う。

互いに並走しながら、その手足、胸部、腹部、腰、首、急所を精密に狙い斬る。

それを剣で受け止め、その力を利用し、回転しながら倍加したエネルギーを押しつけ合う。

倍々ゲームで増していく相互の威力。空間が震え、世界が絶叫を上げた時、それを終わらせたのは否笠の方だった。

巨人渾身の掬い上げを、否笠は紙一重で躱しながら背後に距離を取り、剣を振るって衝撃波を見舞う。

飛ぶ斬撃。巨人は大剣を地面に突き刺し、鉄塊の表面で受け止める。

激しい金属音。大剣の表面に微かな切り傷を刻み、斬撃は消失した。


距離が離れ、睨み合う両者。といっても距離など二人には関係なく、斬ろうと思えば斬る位置にいる。

否笠は情報の整理を超高速で行う。果たしてどの手を打てば目の前の巨人を倒せるのか。5000を超える案の中から最適解を選ぶ。

剣術の腕は高い。一縷(いちる)の隙も無いほどに磨き上げられている。

かといってそれ以外が不得手(ふえて)というわけでもない。戦闘の技術が程よく均等に鍛えられ、その上で己の特技である剣術を特に磨きあげているのだろう。

ある意味それは理想の姿なのかもしれない。よくぞその域にまで達したと、否笠は巨人の努力と才能に深く感激していた。

それに加えて、


(先ほどから、不可視の何かが私の身体を襲っているのですよね。

恐らく彼の顕現でしょう。ですが手がかりが見えない。自らの顕現を悟らせないのが上手いですね)


服で分かりづらいが、否笠の身体には何百もの切り傷が刻まれている。

戦闘が始まってから直接攻撃を受けたことはない。それなのに都度走る痛みと斬痕。

顕現によるものと推測したが、一体どんなタイミングで、またどのような条件でそれが発動するのか分からない。

顕現の情報を悟らせない技術もまた、戦闘の駆け引きには必要なもの。


(素晴らしい強者。彼ほどの実力者がなぜファルファレナに仕えているのか、気になりますね)


出来れば咎人として出会いたくなかったと、勝手に思いながらも否笠は剣を振るう。

放たれる斬撃の嵐。不可視の鎌鼬が40、50と巨人に迫るが、彼は大剣で薙ぎ払いたたき伏せる。

返す刀は、真上から振り下ろされる一撃だった。周囲の大気を巻き込んで切り裂き、はるか高所に位置する雲まで地面にたたき落とす。


広範囲攻撃。天が落ちてきた衝撃を一身に受けながらも、否笠は巨人の懐に潜り込む。

が、それを読んでいたかのように巨人はその場から下がる。

空間を超越した彼らにとって、無限の距離を移動することなど造作も無い。

無限に後方に移動した巨人は、そのまま大剣を思いっきり横に振った。

込められる殺意は絶大なまま、変化があったのは大剣。

その刀身が伸びた。さながら西遊記に登場する如意棒のように、刀身に当たる部分が無限大にまで拡大し、森羅万象を削り取る。


否笠は急ぎ剣を楯にして、何もかも切断する極太の斬撃を防ぐ。

剣から伝わり、両手に押しかかる超重量。

久しく味わうことがなかった、腕が吹き飛ばされそうな衝撃。射程距離と共に威力も増大している。

だが、


「うぐっ、がぁっ!」


否笠が大剣を受け止めた瞬間に、同時に体が切断された。

肩から腰にかけて、大きく刻み込まれる斬痕。

それは大剣の直撃に等しい威力で、否笠に血を吐かせ同時に疑問を深く抱かせた。


(はぁ、おかしいですね。確かに防いだはずなのですが・・・・・。

斬撃が時間差で飛来してくることもない。内部に斬撃が発生した訳でもない。

一体何が起きているのでしょうか)


剣を杖のようにして身体を支え、今起きた事象を自らの疑問と重ねる。


(刻まれた斬撃は一つ。

それに対して、私が防いだ斬撃も一つ。

もしや・・・・・・・)


ある推論に至った否笠は、老体に鞭打ち再び剣を構える。

それを確かめるためには、あの巨人に一太刀加えなければならない。

そうすれば推論が確証に変わる。



次回、再び視点は美羽と蛍へ

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