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自灯籠  作者: 葦原爽楽
自灯籠 子供の理想郷
100/211

第一話 白髪

祝!投稿100回目!!つまり100話目!!!

前回、楽園



余計な事はしないようにと、僕は誓った。

先に手を挙げることはせず、誰かの意見に従っていおうと、僕は望んだ。

それが僕の、どうしようもない弱さだということは知っている。

上っ面だけ整えて、その心の内は醜く、堕落しきった人間だということも自覚している。

多くを望まず多くを持たず、多くを語らず多くを隠す。

言ってみれば植物のような人間。それが僕の理想でもあった。


だけど、


「こんにちは!」


僕は彼女に出会った。

黒い髪と対照的に白い肌が映え、優しい笑顔が印象的な女の子だった。

公園で一人遊んでいた僕に、声をかけてくれた。


「名前、なんていうの?」

「えと、蛍・・・・・・です」

「わたし美羽っていうの、一緒にあそぼ!」


あの時のことを今でも覚えてる。

あれが僕たちの始まりで、そして今も続いている関係だ。

僕たちはすぐに仲良くなった。毎日二人で遊んだし、小さい頃には一緒にお風呂に入ったこともあったな。今は絶対にできない。

彼女にだけは全てを明かせる気がした。醜い僕を、それでも抱きしめてくれる人だったから。

僕の全てを優しく覆い隠してくれる、温かい闇だった。

惹かれていた。いや、依存していた。

彼女のためなら何でもできると思った。この腕でも脚でも心臓でも、好きなだけ捧げられると思えた。


「ねえ、蛍。わたしたち、ずっと一緒にいようね!」

「うん。美羽が許してくれるなら、僕はいつまでも君の側にいるよ」


だからあの時。美羽が家族を失った冬の日。

どこにも行かないでと言った彼女の言葉に、躊躇うことなく頷くことができた。

彼女の不幸を共に悲しみながら、何も出来ない自分を呪った。

せめて美羽のよすがになれればと、僕は彼女の側にいることを約束した。


「蛍だけは、ずっと一緒にいてくれるよね?」

「うん。僕は美羽が望むなら、いつまでだって側にいるよ」


そして今日も僕は彼女と共に在り、彼女に付き従って生きている。

それを当然のことと思える日常に、ただ感謝しながら。



■ ■ ■



目覚ましの音と共に、僕は目を覚ます。

朝。僕はベッドから立ち上がり、いつも通りの習慣を始まる。

朝一番の白髪チェック。寝ぼけた目をこすりながら、さあ今日は何本見つかるか期待と不安を半分ずつに鏡の前に立つ。

眠気でしぼむ目。目に飛び込む黒と白の混じった髪。まるで雪を被ったように白髪が――。


・・・・・ん?あれ、見間違いかな?

目をゴシゴシとこすり最大限に見開いて、もう一度鏡の自分を見る。

しかし光景は変わらない。まるで雪を被ったように、まばらに白髪が見える。

それ自体は見慣れた光景。だが問題は量だ。

いや、ちょっと待て。なんで髪の毛の半分近くが白髪になっているんだ?


「へっ?は、ふぇ!!?」


訳の分からない声まで出る始末。

試しに一本抜いてみる。うん、白い。

残った黒い髪も侵食が始まっている。半分から先が白く染まり、一部が灰色になっている。

それを見てパッと脳裏に浮かんだのはおじいちゃん。もう死んでしまったけど、確かこんな髪の色をしていたと思う。


まずい。まずいまずいまずい!

今までの比じゃない。白髪を全部抜いたら冗談抜きに禿()げ上がる自分が想像できる。

どうする。なぜか僕の髪は顕現を使っても変化しない曰く付きの髪だ。

広範囲の白髪を隠せる方法。部屋を意味も無く早足で歩きながら、思いついたのはスプレーだ。

白髪隠しのスプレー。髪を黒くするやつ。

すぐに顕現でそれを作りだし、恐る恐る髪に吹き付ける。

シュウウウウと音を出して黒色の粒子が髪に付着する。


作っておいてあれだが、僕はカラースプレーを買ったこともなければ使ったこともない。

だから実物がどうなっているのかよく分からない。だがそれっぽいのは作れた。

吹き付けた箇所の白髪が黒く染まる。やった、成功だ!

そのまま全体にスプレーを吹き付ける。すぐに雪のような白が黒く染まっていく。

ようやく白が見えなくなると、僕の髪は真っ黒に。


・・・・けどあれだな、なんか違うな。

自然な色じゃない。違和感がある。

人に指摘されたらどうしよう。

周囲の人に認識変化の魔術を使うか?それとも視覚を操って、自然な黒に見せるとか。

それをするくらいなら顕現で色々やってしまおうか?いや駄目だ。(ろく)なことにならないんだから。


悩んだ挙げ句、結局このままで登校しようと思った。

そうだよ。普段人間の髪なんてそう見るものか?

恐れることはない。指摘されても、普段から僕が白髪で悩んでいる事は皆分かってるはずだ。

あんまり気になるもので、染めてみましたって言えばいいんだ。

今日はテスト最終日。いくつかのテストも返ってくる。

今日を乗り越えれば一週間の後に夏休みが待っている。


いや、その前に咎人との決戦が待っている。

今日で五日目。昨日主天使(ドミニオン)の咎人、餓車と戦い打ち勝った僕の霊格は、その次の段階に進んでいた。

堅洲国下層の領域。座天使(スローンズ)の階梯に。

今までと同じく、別段変わったことなんて特には感じられない。

いやあったな。さっきまで騒いでた白髪だよ。

ここに来て白髪の原因が分かってきた気がする。

おそらく白髪は僕の霊格の増大と同時に進行している。


アラディアさんがこの前言っていた。

魂が昇華するにつれ肉体にも変化が現われると。

それが僕の場合白髪なのだろう。なのかな?

そういえば、美羽の悪夢は大丈夫かな?この頃さらにうなされていると聞いたが。


さて、一段落ついたところで朝食を取るとしますか。

階段を降り、洗面所で歯磨き顔洗いをして、母がいる台所に向かう。

いつものように、机の上には朝食が並び、台所では食器を洗っている母の姿がある。


「おはよう」

「おはよう、母さん」


挨拶を交して席に着く。

ニュースを見ながら今日の予定を確認する。テストが終わったらそのまま桃花に直行。

二人でトレーニングをして、その後座天使(スローンズ)の咎人と戦闘。

前回と同じく厳しい戦闘になるだろう。

座天使。粛正機関の粛正平均(アベレージ)を超える咎人。本来高天原が担当する領分。

ならば神の領域に立っているとも言えるのではないか?

そんな相手と戦うことになる。ああ、人のすることではないよ。


「蛍」


考え事をしていた僕に、台所にいる母さんが声をかけた。


「夏休みなんだけど、空いてる日、ある?」

「空いてる日?」

「ええ。たまには三人でどこか行こうと思って」


つまり、家族で旅行にでも行かないか?と言っている。

折角の夏休み。家族皆で水族館や動物園とかに行く。

それはいい提案だ。最近トレーニングや咎人のことで心に負担が重なっている。たまの気晴らしにはちょうど良い。


「うん、そうだね。予定を空けておくよ」

「お願いね。夕方にお父さんとも話し合いたいから」


分かったと頷きながら、僕は食べ終わった食器を片付ける。

鞄を持ち、玄関で靴紐を結んで、母に、


「行ってきます」

「行ってらっしゃい」


そして僕は外へ出た。




そういえばお母さんに髪の色を指摘されはしなかった。

つまり髪を見られても大丈夫ということではないか?

少しだけ期待を持ち、早足に美羽の家に向かう。

すぐに見えてくる親友の家。

だけど毎日のように玄関のインターホンを鳴らす必要はなかった。

玄関の前で美羽が立っていたからだ。

僕の存在に気づいた美羽が手を僕に振る。


「おはよう、蛍」

「おはよう。ここ最近早いね。どうしたの?」

「う、うん。ちょっと早起きになれたのかな・・・・」


困ったように笑い、美羽は眉を下げる。

その様子を見て嫌な予感に駆られた。


「怖い夢でも見たの?」

「うん。けどいつも通りだよ。

蛍も、なんだか髪いつもより黒いね。どうしたの?」


話題をそらすように、美羽が僕の髪色を指摘する。


「え、えっと、これはその、なんか髪が突然白くなってて、それで白髪染めのスプレーを吹きつけたんだよ。

よく分かったね。お母さんには気づかれなかったのに」

「う~ん、なんでだろう。ずっと一緒にいるからかな。細かい事にも気づけるんだよ」


微笑みながら答える美羽。

ずっと一緒。その言葉を聞いて自然と僕の胸が高鳴った。


「ありがとう。そろそろ行こう」


よく分からないけど感謝して、僕たちは並んで通学路を歩く。

途中話すのはテストのこと。トレーニングのこと。咎人のこと。

真剣に、時折笑いながら、蝉が輪唱する中話し合う。

やがて遠くから見えてくる一人の影。見慣れた笑顔。


「おーい!二人ともおはよー!」


友人の奏が手を振って僕たちに近寄ってきた。


「おはよう、奏。いつもより元気だね、どうしたの?」

「ふふーん。なんたって今日はテスト最終日ですよ!?

これで辛い勉強期間が終わるんですよ!?それに夕飯にはテスト終わりのご褒美としてお好み焼き屋さんに行くからさ、これで元気にならないわけがないよ!」

「おはようカナ。今日のテストは保険だけど大丈夫?」

「うん!ばっちり復習済みですよ。

テスト期間って後半になるにつれて教科が少なくなってくからさ、その分復習できるって思ってたけど違うんだね~。

余裕がでてきてついスマホとか触っちゃうんだよ」

「あ、それ私もある。目につくところに置いてあると集中できないよね」

「だよね!なんていうか5分に一度は触らないと手持ち無沙汰(ぶさた)になっちゃうよね」


挨拶してすぐに話が進み出す美羽と奏。

二人の会話を聞きながら、時に話に混ざる僕。

そんなこんなしながら、僕たちは校門をくぐった。



■ ■ ■



保険のテストは結局、残り20分のところで全ての空欄を書き終え、その後余裕で見返していたら時間が来た。

これで全教科のテストが終わる。まだ少ししかテストは返却されていないが、たぶんどれも80点は超えていると思う。

そんなわけで昼休み、僕と美羽と奏は、いつも通り屋上へ集合していた。

返されたテストの点数。夏休みのこと。この前見つけた美味しいお店のこと。そんなことを話している。


髪の色は気づかれることはなかった。やはり長年付き合っている美羽が特別なだけで、先生や生徒には一瞥(いちべつ)されてもどうも言われなかった。奏もたぶん気づいていない。

この吹き付けたスプレーはどれくらい保つのか。きっと翌朝には色は落ちていると思う。

となると毎日白髪染めスプレーを噴射することになる。手間だ。いや、毎回白髪を抜くよりマシか。


母手作りのお弁当を食べながら、自らの顕現にも想いを馳せる。

餓車との戦いで発現した、新たな顕現・神の傲慢(ヘレル・ベン・サハル)

桃花に戻ってきた後、少しその性能を試して見た。

アラディアさんお手製のスライムの中で敵を用意して貰い、それを相手に斬り伏せる。

その能力は斬った対象の創り変え。再創造。世界の創造・維持・破壊の三工程を最高速で行い、自分が望んだものにする創造原理。

餓車との先頭では顕現を一時的に封印することができた(すぐに対処されたけど)。

その後の試行では多種多様な変化を起こせることも分かった。地面を文字通り火の海にしたり、人形をガラクタに変えたり。

斬ることができたら基本終わりと考えても構わない。

どうして剣の形なのか疑問に思ったが、新たな創造を差し込むという意味では適切な形なのかもしれない。


単純な強度も相当のものだ。僕の創造物を軽く凌駕する硬度。餓車の拳の一撃を受けても壊れなかったんだ。具現型は得てして強度が高い。

いつも僕は双剣を創造して武器にしているが、これからは長刀を主武器にしたほうがいいな。

なにより同格の相手にすら干渉できる。想造ではできなかったことだ。強力な武器になることは間違いない。


問題は、斬ることができたら、という話だ。


「お前の手にした玩具(おもちゃ)は主力として確かに使えるだろう。が、当たり前だが前提を崩されたら意味が無い」


そう言ってアラディアさんは試しに俺を斬ってみろと言った。

遠慮することなくアラディアさんに対して思いっきり長刀を振り下ろしたが、その腕に当たり停止。空に火花を散らして、かすり傷の一つもつけることができなかった。無論、アラディアさんには何の変化もない。

斬ることができなかったら意味が無い。そうでなかったらただ硬いだけの剣に過ぎない。

そこをどうするかが課題だ。


「推測するに、お前の新しい顕現は『想造』の補助だな」


試行を続けていた僕に、アラディアさんはそう言った。


「神話を見れば分かることだがな、神は世界を創造することができる。世界を終わらせることもできる。だがな、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。一度決めたルールは簡単には取り消すことはできない。だから人間を使って自分の意図した通りに仕向けるんだよ。そのために援助やら恩恵やらを与えたりはするが、基本干渉はしない。できない。全能のパラドックスに陥るんだよ」


それを聞いて、僕は聖書を思い浮かべた。

確かに神は光あれと世界を創造することはできる。最後の審判で世界を滅ぼすこともできる。

だが、言ってしまえば主要な登場シーンなどその程度で、それ以外は人間に活躍の場を譲っている。

時々化けて助言を与えることもある。神を信じる信徒の願いを叶えることもある。

けれど本人が全能の力を使う機会はもうない。

アダムとイヴが原罪を宿したことが誤りなら、もう一度世界をやり直せばいいのに。

悪魔がこの世に満ち溢れたことが誤りなら、刷新(さっしん)してしまえばいいのに。

その矛盾を解決する方法が、僕の顕現だとアラディアさんは言う。


「自分が創ったものを不完全だと嘆き、もう一度改変する。

確かに傲慢だ。それでいて白痴(はくち)だ。何より不完全なのは自分自身だと分かっていない。だから何回でも失敗する」

「ははっ、全くもってその通りですね」


アラディアさんの言葉に、なぜか僕は自嘲気味に笑っていた。



「――たる。蛍!」


突如耳元で声が響いた。

意識が現実に戻る。声のしたほうを見ると、奏がふくれっ面でこちらを見ていた。


「また意識が飛んでたよ蛍。考え事してたの?」

「え、あ、ごめん!テストどうだったかな~って考えてて」


咄嗟に口に出た嘘。随分上手くなったものだ。

奏は納得してくれたのか、ふくれっ面を解いて笑顔になる。


「わかるよ蛍。今回難しいのと簡単なので極端だったからね。

蛍も分かんないところあったの?奇跡的に分かるかもしれないから話してくれていいんだよ?」

「あはは、そうだね。英語の長文を日本語訳にするところなんだけど、」

「あ、ごめん。英語無理」


苦い顔をしながら腕でバッテンを作る奏。隣で笑う美羽。

ふぅ、窮地は切り抜けたようだ。

けど、今さっきまで僕が考えていたこと、その一つたりとも奏に話せないな。

嘘の代償に、僕の心がチクリと痛んだ。


そうして話していると、ふと思い出したように、奏が質問した。


「そういえばさ。この前蛍が美羽ちゃんの夕食作るって話してたけどさ、あれ結局どうなったの?」


確かに言った。僕が美羽の食状況を奏に相談した日に。

その問いには美羽が答えた。


「うん。昨日ハンバーグ作ってくれたよ」

「へえ!ハンバーグ!

いいなぁ~、私も食べたかったな~。

もちろん二人で食べたんだよね?」

「僕は食べてないよ。夕方はお母さんが作ってくれるから」


昨日の夕方。アラディアさんの賢者の石・改を摂取して色々やばいことになった僕たちは、なんとか無事に帰ることができた。いや、ほんとやばかったんだよ。身体がゲル状になったりして。

その途中スーパーで買い物をして、そのまま美羽の家でハンバーグを作った。

なぜハンバーグかって?わからない。なんかパッと頭に思い浮かんだ。

自分なりに上手く作れたと思う。正直激戦の後で頭も脳もへろへろだったけど、美羽のためと思えばやりきることができた。

結果、美羽が美味しいって言ってくれたから万々歳(ばんばんざい)だ。


「あれだよね、もう新婚夫婦のそれだよね。

長年一緒にいるから初々(ういうい)しさはないけど、その点考慮しても十分夫婦してるよ二人は」

「そ、そうかな?」

「そうだよ」


力強く断定されて返す言葉がない。

美羽も苦笑いで奏の話を聞いている。


「ん?」


奏が何かに気づき僕の弁当箱を見る。

どうしたのかな、食べたいとか?


「蛍。お肉嫌いなの?唐揚げ残してるけど」


言われて、視線を下に。

お弁当の中身はほとんど食べ終わったのに、確かに肉類だけ残っている。


「あ~、えっと、なんか食欲なくて」


これも嘘だ。唐揚げ二個を入れる程度には胃は空いている。

むしろ肉は好きなくらいだ。いつもなら母の手料理を喜んで食べるのに、今日はなぜか手をつける気になれなかった。

それどころか、この嫌悪感はなんだろう。唐揚げを食べる食べない以前に、そもそも食べ物と見なすことができない。

それは、人が木を見ても美味しそうとは思えない感覚に似ている。

僕は奏の方を見て、


「食べる?」

「うん!」


パクパクと口に運び、おいしい~と上機嫌に呟く奏。

微笑ましい光景に笑みをこぼしながら、だけど心のうちにへばりついた不安に苛まれる。

なんだか、今日は色々とおかしいな。

これも全て、僕の霊格が増大したからなのか?



次回、百鬼夜行

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