【おまけ】
抜粋エピソード集には入れられなかった、ちょっとした「ん?これは?」の忘備録。
【男子になるためにまず立ちションを履修せねばと思った】
小1のとき、私はトイレの仕方に男女の違いを発見した。そうか!と思って家のトイレでこっそり便座をあげ、兄弟を真似て立ちションに挑戦したものの、構造上の問題で無理だった。まあこういうのって皆やったことあるもんだよね~と思っていたら女友だちに「ねーよw」って言われた、アラサーの夏。
【好きな色は「紫」と「緑」】
本当に好きだったわけではない。「赤」「ピンク」と答えれば女だし、「青」と答えれば女らしくないと批判される。それがわかっていたので、中間色の「紫」「緑」が好きだと言っていた。6歳になる前から周りの目を気にしてウソをついている私であった。
【学校にテロリストが乗り込んできて1人で蹴散らす俺TUEEEEE!妄想の常習犯】
妄想の傾向で男女を分類することはできない。しかし、この妄想を皆してるもんだと思っていたら、女の友人たちに全然通じなくて男子には通じた。え、じゃあ女子は授業中ヒマなとき何考えてんの?ってきいたら、「ファッションショー」みたいな答えが返ってきた。うそお
【中学時代の一人称はこっそり「俺」】
ぶっちゃけこの時期の「男になりたい」は、「中二病」との区別が難しいよね。だから本文中にはあえて書かなかった。中学生のとき、インターネット上では「俺」という一人称を使い、当時流行っていた自分のHPにも自分が男だと思われるように書きこみしていた。中二病だったのかな?
【クラスメイトの男子に恋をしたとき、なぜかその男子と同じ装いになろうと思った】
好きな男の子ができたとき、女の子は「かわいく」なろうとするらしいじゃん。「かわいく」なると男が振り向いてくれるらしいじゃん。なにそれ、どこで習うのそれ。女に生まれれば自然と知ってるものなんですかそれ。
【少女マンガの内容が全然わからない】
子どもの頃、文字も読める、話も分かるはずなのに、女児向け少女マンガ(恋愛モノ)の内容が全然理解できなかった。主人公がなにを考えてその行動に至っているのかわからない。「なんでこいつは急に泣いたんだ????」
おそらく、子ども向け少女マンガは主人公の「感情の流れ」に沿って物語が展開されているから、その主人公の“女らしい”感性に感情移入できないと意味がわからないのだと予想。なお、ポケモン、コナン、少年ジャンプ系は理解できたし好きだった。
【女子が言う「わかる~うちも男子といる方が気が楽!」は自分のとは全然違う意味】
私の言う「男子といる方がいいよね」と、おなごたちの言う「(女子と話すときより気を遣わなくていいから)男子といる方がいいよね」「(男子が自分を女子として気遣ってくれるから)男子といる方がいいよね」は全然別の意味。つけまつげバシバシで男子の軍団につっこんできて女王のように振る舞う女子と私は性自認がきっと違う。
【女子が言う「わかる~男になりたいよね!」も自分のとは全然違う意味】
「男になりたい」「わかる~!」「生理ないしさあ」「胸邪魔じゃないし」「背高いから便利そうだし」「社会的にも有利で」「友だち間で気遣わなくてよさそう♪」「力も強いし」「なりたいよね~~!絶対ラクだよね~!女は不便~~!!」「そ……そうじゃなくて……」
なんというか、私の思う「男になりたい」は社会的な有利性や身体的特徴の利便性は関係ないのである。
【「かわいい」と言われたときは】
「メス」として「かわいい」と言われたか、「人」として「かわいい」と言われたか、すぐにわかる。「メス」として「かわいい」と言われたときは申し訳なく思う。せっかく褒めてもらったのに申し訳ない。だって私はその「かわいい」に価値を感じていないから喜べないし、「かわいい」を目指す意志もないから相手に求められていることに応えることができない。
【女湯や女子トイレに入ることに違和感を持ったことはない①】
そういうものだと思って育ってきたから違和感を持ちようがなかった。でも、銭湯なんかで若い女の体を見たとき、女らしければ女らしいほど「自分とは別の生物だなー」という印象を抱く。卑屈な意味じゃなくて、ゴリラがライオン見たとき「自分とは違うっ感じっすねウホ」と思うのと同じ。(?)
【女湯や女子トイレに入ることに違和感を持ったことはない②】
小学校中学年の時点で、男は女の体を商品のように扱う風潮があり、それが社会的に認められていて、かつ男は自制心や倫理観に薄いということを悟っていた(※だいぶ個人的な偏見が入っている)。だから、性別違和を覚えるとかいう問題以前に、今後とも身の安全の確保のために女子トイレ、女湯、女更衣室を使う。
【「お前男かよ」「女とは思えない」「女っぽくないよね」「男かと思った」は褒め言葉だと思っていた】
そうそう、そうでしょ。嬉しいな~。じゃねーよ!
これらが褒め言葉じゃないことを悟るのになんと20年以上かかっている。
【男っぽくしていたら「男扱いした方がいいか?」と質問されたことがある】
実際、体が女なのでガチで男扱いされると困ることがあるから、Yesとは言い切れなかった。「重いもの運ぶから男は来いよ」とか言われても物理的に実行できないのである。
【これからどうしていくのか?】
ぶっちゃけジェンダー事情をカミングアウトしたところで、自分の置かれている状況が変わるわけではない。いい意味でも悪い意味でも、現状は続いていく。社会も他人も、誰かの悩みに興味なんてない。
私はこれからできる範囲では男っぽい格好をして男のように振る舞うし、できない範囲ではこれまで通り女として振る舞う。
あと、創作はいいぞ。
なんたってただの一個人の叶わぬ願いも「創作物」として絵やマンガや小説に昇華しちゃえば価値が出る。
私は心が荒んだときは自分の創作話を見ます。そうやって今まで生きてきた。
世の中にはどうにもならないことがいっぱいあるけど、怒りつらみ悩み悲しみすべて作品にしちゃうのは個人的におすすめ☆
「わたしがボクでも俺たち人間」これにておしまいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。




