
「お?来た来た、モテル男はつらいねぇ~」
目の前の光景を見て笑う男は月狼団の頭目だ。
その笑顔の裏にあるのは、たった一人の息子の事だけだ。
「俺様の人生を賭けるだけの男に育てよ?」
その場にはいない息子へ言葉を送り力強く前に進んでいく。
「久しぶりだなお前ら?元気にしてたか?」
ゼルムの声に目の前がざわつく。
「あ、あなたは…………」
「お互い戻れる道はなくなっちまったな……」
感動の再開を果たし、皆が笑顔にそして涙を流す。
「かぁ~人気者は辛いねぇ~」
「相変わらずなようですね」
「変わらねえよ俺はな
…………いや戻してくれた奴がいる、それだけだ」