二千五百五十三夜、ばあばの社会人生活 136 ばあば就職する 136 印刷会社 109
今日は、ばあばの番です。
眠れないのかい、それは困ったねえ。じゃあ、少しお話をしてあげようかね。どんなことがいいかな。何がいい?
「…………。」
そうだねえ、じゃあ、ばあばがまだ若かった頃のお話をしようかねえ。
ばあばが就職をした頃のことだけれど……。
──《……ばあばがまとめた印刷関係用語集……》
* 印は後出を示す……。(……つけ忘れもあるかもしれない……かな……。)
【あ】
・網ネガ *……
網がけないしは網撮りによって得られたネガ状のフィルムのこと。
画像の濃淡は網点の大小によって表わされる。
原稿に対して、白黒逆像となる。
対義語としては、網ポジがある。
・網ポジ *……
網がけないしは網撮りによって得られたポジ状のフィルムのこと。
画像の濃淡は網ネガと同じく、網点の大小に置き換えられている。
原稿に対して、白黒正像となる。
対義語としては、網ネガがある。
※オフセット印刷用の製版工程においては、網フセ * や写真の貼り付け、修正などのレタッチ * 作業をおこなう時に作業性がよいので、フィルムの膜面が上のネガフィルムを使用して部品を作るということらしい。
しかし、最終的にまとめる集版 * 作業で作る集合フィルムは、ネガフィルムで作られた部品を返して、反転させて、フィルムの膜面が下のポジフィルムにして原版として仕上がることになる。
フィルムの膜面の上下の向きについては、オペーク塗り(フィルム上の抜けをつぶす作業のこと。ライトテーブル上でフィルムの光点を塗りつぶして後工程での省力化を図るために必要になる……。)やフィルム膜面の削り取り(ポジフィルム上のドット汚れや写真周りの切断の際に出てきた線を消すために削りとる作業を含む……。)などをはじめ、手作業でコントラストや色カブリ * の補正などの、レタッチをするときの作業性を考えてのことらしい……。
原版フィルムの膜面が下なのは、刷版 * に焼き付ける際に密着させる必要があるためだということらしい……。
薄いフィルムだとは言え、強い光で焼き付けるために、わずかなウキがあっても輪郭がぼやけることがあるらしい……。そのために、それを避けてシャープな像や輪郭を確保するためにはフィルムの膜面同士を密着させる必要があるということらしい。
だからこそフィルムの膜面の上下が重要になる……ということらしい……。
・網フセ……
0から100%(……実際には、20%、40%、60%、80%、100%の、20%程度づつの大まかな段階となることが多い……。)のいずれかのスクリーン * 、あるいはグラデーション * が付いたスクリーンを掛けて、一定のトーンを付けることをいう。
網フセ○○%と指定する。
多色刷りの場合には、掛け合わせや、単色ともに、それぞれの色について(紅、黄、藍、スミ……の四色のこと……。)○○%と指定をすることになる。例としては、紅50%黄50%と指定するとオレンジ色になる……などがあるだろう……。
類語には、平網 * 、平網フセ* がある。
おや、眠たくなってきたかい、それじゃあ、おやすみ、いい夢を見てね。
良い夢に恵まれますように、おやすみなさい。また次の夜に……。




