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エピローぐ

朝目が覚めると身体が元に戻っていた。


おじさんの時は女の身体。


私の時は男の身体。



だったけど私は私なのに女のままだ。



いつもと変わらない日常に戻った。



でも何か変わった気がする。







おじさんは私が殻に籠った日に橋村君の家に行って全部話したみたい。



自分(おじさん)と私が同じ身体にいて告白したときは私だったけどデートしたときは自分、そこから交代して私が断ってそこから私が引きこもった事。



「でもそれは本心じゃなくて俺がいつまでもこの世に未練たらたらで死なないし、いつまで男の身体かわかんないから、橋村君に迷惑かけたくないからだと思う。

女って強いよなあ・・・

俺はとてもじゃないけど生まれ変わったってそんな強くなれないと思うよ。

明日には元に戻るだろうからその時は本当のあいつの本音を聞いてやってくれ。」



その言葉に橋村君は信じて承知してくれたみたい。




おじさんに心の中で本音を言った後、




『そうか、わかった。』


わかったって?


『お前の本音だよ、前と変わったよ


変わった?どこが?



『前は男になりたいって思ってたろ?女なんてイヤだって。

俺は逆に女になりたいって、男なんてイヤだって思ってた。』



・・・・・・



『でもさ、男だって女だっておんなじ人間じゃん?

何が違うんだよ?って話。一生懸命生きてりゃいいことだってあるさ、

まあもう死んじまった俺が言うなって話だけどさ。』



おじさん・・・



『まだお前は若いんだからさ、

女で一生懸命生きてみろよ、これからいいこといっぱいあるんだからさ。』



おじさん、行くの?



『まあ成仏できるんかなあ、なにせ自殺しちまったし、行ってみなきゃわかんないけどさ。』




おじさん、ありがとう。




『礼なんか言われる筋合いはないけどな、そうだな・・・今度生まれてくるとしたら・・・」



うん?






『橋村君と実里の子供がいいかな。』












おじさんは私の中から消えた。












それから私は橋村君に自分の言葉で謝った、引っ掻き回して許して貰えるかどうかわかんないけど・・・



でも橋村君はきちんと話を聞いてくれて再度交際の申し込みをしてくれた。



もちろん、私の返事は・・・














「あ~あ、まさか実里が橋村君と付き合ってるなんてね~」



「へっへ~、羨ましいだろ~?」



昼休みの屋上、親友の香苗に報告中。



「ショックぅ~、そのまま男でもよかったのに。」



「なんでよ?」



「カレシできたのになあって」



「香苗にもそのうちカレシできるよ~?」



「最後の疑問符はなによ?あ~あ、男のままだったらよかったのに」

























「だってしょうがないじゃん、今は女なんだから。」











これにて完結です。


最後なので色々打ち明け話を・・・


初めは死んだ男が女の身体に憑依するという

普通のTS物でした。でも主人公の実里が言うことを聞いてくれず突っ走ったのでこういう話になりました、でもよかったです。

途中からようやく最終話が見えてきました。

話が行き詰まりました、でもよかったです。


話が浮かばずどうしても短文になっちゃったり文才ないなあと思ったりもしました。


でも完結できてよかったです。


最後に


読んで頂きありがとうございました。


もう1つの作品

「ボクっ子姫と竜の国」はまだ続きます。

そちらも宜しくお願いします。











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