表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

詩全集4

キツマン

作者: 那須茄子

薄闇がまたやって来て

君の影だけがやけに艶めいて

触れたら壊れそうなその瞳に

僕はぐっと縛られる

どぴゅっと搾り取られる


嘘みたいな声で呼ぶから

欲がどくんどくん跳ねてしまう

逃げたいのに逃げられない

毒みたいな甘さで満たしてよ


キツマン キツマン

夜を舐めるような響きで

僕の名前を呼んでみせて

理性なんて溶けてしまう


キツマン キツマン

爪先で踊る影法師

君の罠だと知りながら

堕ちていくのが心地いい


乱れた呼吸が絡みついて

月明かりが僕らを照らす

指先が熱を帯びて

戻れない場所へ導いていく


「愛してる」なんて言葉より

もっと深いところで力強く繋がりたい

孤独を飲み干すように

僕の傷をもっと舐めてくれ


キツマン キツマン

妖しく揺れる

淫らでもっとめちゃくちゃにしたい

夜の底へ首締めして沈めてくれ

もう抗えないほどに

乱暴を奮って

苦しくなりたいよ


キツマン キツマン

壊れた性癖の片隅で

君と僕が混ざり合えば

それだけでどんなものにも救われる気がした


最後の灯りが揺れる頃

君が微笑んだ

僕の唾液が混じった口で


キツいまんまのこの痛みを

抱きしめてくれるのは君だけ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
うむ、まぁまぁやな(上から目線)  ラスト2行には、グッとキました♪  (u_u*)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ