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龍真(+α‬)とお弁当を食べた

色々忙しくて更新が遅れました。もしかしたら次話投稿も今回みたいに期間が空くかもしれないのでご了承ください。あと、誤字脱字がありましたら報告お願いします。

「おーい!行くぞ!」


俺はいつも通り学校へ行く準備をしていたら、また龍真にインターホンを連打された。うるせぇ。


「はいはい、今行くよ。」


♢♢♢


学校に着いて、教室に入る。すると俺の席...の隣に男子が群がっていた。


「ねぇ!海野さんって普段何してるの?」


「部活入らないの?マネージャーの枠空いてるけど!」


「あっ...ええと...その...」


...なんか瑠花が質問攻めされてる。どゆこと?


すると龍真がため息混じりに呟いた。


「あー、またやってるよ。あいつら。」


「え?『また』ってどゆこと?いつもなのか?」


「え?知らねぇの?海野瑠花って学校で1、2位を争うくらいの美少女って噂になってるぞ。」


「え?まじで?」


通話した時、『学校では隅っこで本を読んでる』みたいなこと言ってなかったっけ?というか、改めて見ると普通に美少女だな。


めちゃくちゃビックリしてると龍真に呆られたような顔で見られた。


「いや、なんで知らねぇんだよ。って、そういえば去年VTuberとしての活動で忙しそうにしてたからな。そのせいか。まぁ、お前は友達いねぇから、疲れた顔してても誰にも心配されてなかったけどな!」


「...うるせぇ。友達は少数でいいんだよ。」


「...いや、お前友達俺だけだろ?」


...言い返せねぇ。よし、話変えるか。


「そういえば、そんな有名人なのになんで昨日は瑠花の所に群がってなかったんだ?」


「分かりやすく話をすり替えたな。まぁ、新学期初日だし、流石に群がると相手が困ると思ったんじゃないか?今もまぁまぁ困ってるけど。」


...まぁまぁっていうか、めちゃくちゃ困ってるな。うん。めちゃくちゃ分かりやすいわ。顔に書いてるわ。「誰か助けて」って。なんであいつら気づかねぇんだよ。


「んじゃ、席に座るか。お前、あの群れの中に突入できるか?」


龍真にすっごいイラつく顔で言われた。殴りてぇ。


「できるわ。お前も早く座れ。」


「へいへーい。」


...出来るとは言ったものの、どうやってあの中に入ればいいんだ?うーん...普通に挨拶しながら行くか。


「おはよう。瑠花。」


そう言いながら群れの中に入っていくと、瑠花が、『助けが来た!』みたいな表情でこっちを見た。可愛い。犬のような可愛さがある。俺猫派だけど。犬も好きだから問題なし。


「おはよう。慧人くん...」


すると、男子たちが『なに!?海野さんを呼び捨てしただと!?』『誰だこいつ!?』『こんなやついたっけ!?』と言いたげな表情でこっちを見た。


すると瑠花が群がっている男子達に、


「慧人くんが座れないから退いてあげて...」


と困ったような顔で言うと、一瞬で自分の席に散っていった。躾られた犬か。アイツらは。おい龍真、こっち見んな。ニヤニヤすんな。


「あ、ありがとう。大変だな。」


座りながらそう言うと、


「うん、半年前から男子に話しかけられるようになってね...私人見知りなのに...なんでこんなに話しかけられるのかなぁ...」


(...まさか、自分が可愛いことに気付いていない!?鏡見た事あるのか!?)


と心の中で戦慄していると、教室のドアが開いて先生が入ってきた。


「よーし、ホームルーム始めるぞー。」



♢♢♢



キーンコーンカーンコーン...


「よし、今日はここで終わりな。教科書のこことここ。宿題にするからやってこいよー」


4時限目の数学が終わった。


「よっし、慧人!飯だ!飯!」


うわ、暑苦しい。


「へいへい、机持ってこい。」


1年の頃から昼は龍真と一緒に食べている。俺に友達がいないから同情で一緒という訳ではない。断じてない。...本当だからな?


「あの...慧人君...そこに入れて貰えないかな?あっ...別に嫌ならいいけど...」


wow…kawaii


はっ!意識飛んでたわ。瑠花の上目遣いの破壊力すごくね?


「いいよ。あのバカがうるさいかもだけど。」


「おい!誰がバカだ!誰が!って、えぇ!?なんで海野瑠花がお前と親しげなんだよ!?そんな関わり無かっただろ!?「ゴン!」いってぇ!」


ギャグ漫画のように少し遅れて驚きを見せる龍真。あ、うるさかったから殴っちゃった。


「いってぇ...いくら何でも殴ることは無いだろ?で、どういう事だよ?」


あ、そうだ。こいつに説明してねぇ。なんて誤魔化そうか...


「ええっと!あの!慧人君とは!仕事仲m...ちゅ、中学生の頃からの友達で!あのぉ!えっと!」


...すみません。瑠花さん。多分、俺らの関係を知られたくなかったんだろうけど、墓穴掘ってる。こいつ。中学校同じだから。あと、なんでそんな挙動不審になるんですかね?怪しさ満点ですよ?


「...おい、慧人。ちょっとこい。」


...説明どうしよう。


♢♢♢


廊下に呼び出された。


「とりあえず、海野さんって、誰だ?」


多分、瑠花の「仕事仲m...」でVTuberと判断したのだろう。でも、これは言ってもいいのだろうか...


考えていると、スマホが鳴った。


『あの、ごめんなさい!私たちの関係、慧人君が信用できる人なら言ってもいいよ!私も慧人君のこと信用してるから!』


うん、タイミング完璧!


『本当か?龍真に説明してもいいか?』


『うん!私の直感でもあの人は信用できるって言ってるから!』


『お、おう。なら大丈夫か。』


...その直感大丈夫か?まぁ、本人が言ってるならいいか。


「お?どうした?なんかあったか?」


龍真がスマホとにらめっこしていた俺を不審に思ったらしい。


「ああ、いや、瑠花に許可を貰ってただけだよ。」


「...連絡先交換していて、呼び捨てってことは、相当親密な関係なんでしょうねぇ!で、誰だ?俺の予想ではドルフィーさんな気がするんだよな。雰囲気というか、暗い感じが。」


「おお、すげぇ、正解だ。でも、この事は...」


「分かってるって、親友のことを裏切るような男に見えるか?」


おお、イケメンだ...


「サンキュー。んじゃ、戻るか。」


♢♢♢


「あの!海野さんって誰かと昼食食べる予定ある!?良かったら俺と!」


「いや!俺とお願いします!」


「俺も俺も!」


うわぁ...あいつら懲りてねぇな。


俺は瑠花に群がっている男どもの間をすり抜けて中に入る。


「瑠花、なんか先生が呼んでたよ。早く行った方がいいんじゃない?」


「あ...うん...今行く...」


お、しっかり弁当持ってきてくれてるな。俺の意図を分かってくれたようでなにより。


教室を出ると、弁当片手に仁王立ちしている龍真が居た。


「お、連れてきたな。んじゃ、屋上へレッツゴー!」


「お、おー...」


「いいよ、瑠花。合わせなくて。」


♢♢♢


屋上には誰もいなかった。


「おー、やっぱりここ人気ねぇなー」


「そうだな。んじゃ、食べるか。」


そういって俺たち4人は座って飯を...ん?4人?


「ってうわ!なんでここにいるんだよ、詩織!」


龍真がものすごくびっくりしてる。もちろん俺らも。なぜなら、龍真の彼女の花咲詩織(かさきしおり)が、そこにいるのが当たり前とでもいうように自然と龍真の横に座ろうとしていた。


高校入学して3、4ヶ月くらい経った時にいつの間にか付き合っていた。


ちなみに彼女の外見は、赤みがかった長髪(胸くらいまで)をしていて、とても清楚な感じの小柄な女子でなんだけど、エ○おやじみたいな性格をしていて、少し残念な子だ。


「アハハ!いやー、だっていつもは2人で教室で食べてるのに、今日は女子を連れて屋上で食べてるから、浮気でもしてるのかなーって。私というものがありながら!」


と言いつつ、「でも漫画みたいな展開でいいかも...」と妄想を膨らませているような子だ。


「ったく、浮気なんてするわけないだろ?俺から告って俺から振るって意味わからんだろ。」


「たしかにー」


「...あの、そろそろお弁当食べませんか?」


「ん?そうだな。おい、いちゃついている所悪いが、弁当食べるぞ。」


「「いちゃついてないし!」」


...いや、息ピッタリですね。


この後弁当を食べながらイチャイチャし始めて見ててお腹いっぱいになりそうだった。




ちなみに瑠花が花咲さんと仲良くなりました。

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