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雑談配信をした。

「...もう朝か。」


寝た気がしねぇ...昨日はやりすぎた...あれ?なんか昨日もそんなこと思った気が...そんなことより学校に行く準備しないと...あ、今日休みか。


「...やることねぇなー。」


ゲーム会社に勤めているといっても、基本的に在宅ワーク(ゲームの改善点・良い点などをまとめる仕事)だから、家から出なくていいし、しかも今仕事の依頼来てないし。あ、俺の仕事に1個いいのがあるじゃん!


『VTuberとして、TheyTubeで配信をする。』


そこで思い立ったのがこれ。


「...雑談配信するか?」


この世には雑談配信というものがある。多分リスナーさん達は結構来るだろう。今日休日だし。


♢♢♢


そんなこんなで配信準備OK。はい、放送開始ポチッとな。10分くらい経ったら雑談を開始する。


「最近みんなはどんなゲームしてるの?」


と聞くと、「AP〇X」、「For〇nite」、「Min〇craft」、「スマ〇ラ」etc...と、今流行りのものばかりが出てくるので、それらの参加型ライブを今度しようかと考えていると、通話アプリのチャットの通知がなった。


「ん?ちょっと待って、通話アプリの通知が...ふぁ!?ちょっとみんな待ってて!」


なんとドルフィーさんから、


『あの、今配信見てたんですけど、Min〇craftの話が出てましたよね?そのゲーム、今度一緒にやりませんか?...良ければ。』


というコラボのお誘いが来たのだ!しかも見てくれてたんだ。感謝しか出てこない。


まぁ、当然断る理由もなく、


『いいんですか?こちらこそお願いします!』


と返しておいた。やったね。


『いつ頃やりますか?』と返信しようとしたらhyperchatがとんで...!?なんでドルフィーさん!?しかも『今度レインさんとコラボさせていただくことになりました。よろしくお願いします。』だって!?コメント欄が盛り上がってるなー。


とりあえず心を落ち着かせて読み上げる。


「えー、ドルフィーさん!hyperchat、そしてコラボの告知ありがとうございます!それで、コラボする時のゲームはですね、今は秘密ということで、予想してみて下さいねー。」


...それにしても、なんでコラボのお誘いが来たんだろう?


♢♢♢


大体2、3時間ほど話して配信は終わることにした。


いつもの挨拶をして、放送を落とす。時計を見ると、12時を回っていた。そろそろ昼食を作ろうかどうか迷っていたら、チャットの通知が鳴った。


『そういえばコラボの日程なんですけど、いつ頃がいいですかね?』


ドルフィーさんからだった。俺は、


『ドルフィーさんの日程が合えば何時でもいいですよ!』


と答えると、


『うーん、平日は学校があるので、休日がいいですよね?それなら、来週の土曜日はどうでしょうか?』


『いいですよ!そういえば、ドルフィーさんって高校生なんですか?結構話が合うので、歳が近いと思うんですけど。』


『あ、はい。高校2年生です。』


『それじゃあ、俺と同じですね。』


『そうなんですか。道理で話が合うわけですね。』


『もしかしたら、同じ高校なんて事もあるかもしれませんね。』


『そうですね。...あの、違ったら申し訳ないんですが、もしかして、隣に座ってる女子って、眼鏡かけてます?』


『あ、はい。かけてますけど...それが?』


『それで、昨日、席替えの時に、机運んであげたりしました?』


『しましたね。...なんでドルフィーさんが知ってるんですか?』


『あの、その眼鏡かけて、レインさんに机運んでもらった女子、私です。』


ん?ちょっと待て待て、頭の整理が追いつかん。


俺の隣に座ってるあの女子がドルフィーさん?


...


「えぇーーーーーーーー...」


思わず声を出してしまった。だってしょうがないじゃん?冗談で言ったつもりなのに、本当に学校が同じとか、あたまからっぽになるじゃん?声でちゃうじゃん?しかも席隣とか、「oh......」だわ。


1人で衝撃を受けているところで、ドルフィーさんからメッセージが来た。


『あの、今から通話してもいいですか?』


『あっ、はい。大丈夫ですよ?』


直ぐに通話の招待が来た。「はい」を選択すると、通話が開始される。


『もしもし...レインさん、いや、雪乃さんですか?』


『あ、はいそうです。あの、ドルフィーさんの名前って...』


『あ、言ってなかったですね...私の名前は、海野瑠花(うみのるか)です。』


『あ、雪乃慧人です。よろしくお願いします?』


『...こちらこそ、よろしくお願いします。あの...急にすみませんでした。混乱しましたよね...』


『えっ?あぁ、いえいえ!混乱しましたけど、ただ頭の整理が追いてないだけなので!そういえば、俺がレインだってよく気づきましたね。』


『それは...昨日、声をかけられた時に、『レインさんの声?』と思って、そっちを見て見たら、レインさんの顔とそっくりの人が居たんです。それで、授業中にチラチラ顔を見させて頂いたのですが、その時に、やっぱりレインさんっぽいなーって思ったんです。』


あぁ、だからチラチラ見られてたのか。気になってしょうがなかったけど、そんな理由だったのか。


『それで、今日の雑談配信を見させてもらっていたんですが、ここら辺でしか見かけないお店の事を言っていたので、レインさんなのかなって思いました。』


確かに、この地域にしかない、めちゃくちゃ美味しいたこ焼き屋の事を言ったわ。


『あと...1ついいですか?』


『ん?なんですか?』


Lie(ライ)交換してくれませんか?』


(Lieとは、まぁ、わかりますよね?皆さんのご想像通りです。)


『あ、いいですよ。』


LieのIDをチャット欄にうつ。


『ありがとうございます...(ボソボソ)...』


『え?なんて言いました?』


『...なんでもないです。あ、登録出来ました。』


『あ、こっちも出来ました。...あの、敬語、やめませんかね?同級生に敬語使うの、ちょっと変な感じがするんですけど。』


『そうですね。...コホン、これでいい?』


わお、急にクールな感じになった。声の小ささは変わりないけど。


『うん、それで。...他に話すことある?』


『...ないね。それじゃ、今日は落ちようかな。雪乃さんは?』


『俺も今日は落ちるかな。あと、呼び方、慧人でいいよ。』


『それじゃ、私も瑠花で、慧人くんって呼ばせてもらうね。』


『うん、俺も瑠花さんって呼ばせて『呼び捨てでいいです。』...瑠花って呼ばせてもらうね。』


『分かった。じゃあ、また学校で。』


『うん、じゃ、また。』


通話を切る。...めちゃくちゃ疲れたんだけど。色々衝撃を受けたわ。...Min〇craftやるか。



今日はその後ずっとMin〇craftした。


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