スカラベの好物って言ったら・・・あれだよね
「フハハハハ、こんな小娘が切り札だと?」
ガラン少将はイロハ見て吐き捨てる
「あら?おかしいかしら?」
シーナはガランをじっと見つめ言い返す
その見つめるまなざしは妖艶なまなざしでガランは顔を赤くする
「イロハのそのスカラベがアリ退治に効果があるというのか?確かにジャーニーでスカラベが大活躍した話は聞いていたが・・」
イロハの胸の谷間に潜むスカラベを見る・・・うーん大きな胸だ・・・違う!スカラベを見る・・
青く光るその甲虫はやはり・・・フンコロガシの仲間にしか見えないが・・・
ワン!
「スカラベは神すら裁く虫、神をも喰い殺す恐ろしい虫だワン!」
ポチは情報を教えたのだから撫でろと言わんばかりにすり寄る。
ワン
「俺はスカラベなんか知らんワン!でも俺も撫でろ!ワン」
オルトロスもすり寄ってきた
俺は二匹を撫でまわす
この二匹もこれからの戦いの重要な役割があるだろう。
「スカラベか・・・4000年ほど前に人間の魔女が召喚したスカラベが我がギガントの精鋭を数人喰い殺した事があると聞いた事がある、大丈夫なのか?」
ギガント族の代表オリュテゥスが答えた
ギガント族3mはあろう巨体だ、この砦に応援できた数は15人
少ないようだがザナトラ曰く一人で100人分の力を持つという、前世界の神話だとギガースやギガンテスと呼ばれた巨人族、神と戦いヘラクレスによって滅ぼされた話だったな。
「その頃は他の大陸は敵だったからな・・・」
ザナトラが答える
「スカラベの恐怖を知っていらっしゃるのですね」
シーナは続ける
「確かに、スカラベは扱いを間違えると、一国丸々喰い尽くされる恐ろしい悪魔です・・無秩序に喰いまくり、増殖する、だから魔女はスカラベを召喚する際は召喚する者と指示をする者二人で行います」
「そんな恐ろしい物を召喚しようというのか?」
ミノモンタは問いかける
「あら?しようとしたのではなく、もうすでに召喚してますのよ・・ふふふ」
イロハは顔を青くする
「すみません!私の手違いで・・・でも・・私が召喚したスカラベは大人しいです」
イロハは胸の谷間に埋もれるスカラベを取り出し両手の上に出す
青く輝く甲虫はイロハの方を振り向き何か会話をしているようだ・・
「こんな虫が恐ろしいのか?」
トシイエが聞く
「俺にも虫にしか見えない」
ハムラも言う
「ふふふ・・・この子が召喚したのはスカラベの王!スカラベキング、本来無秩序のスカラベに意思を持たせる事が出来る存在。スカラベ達を自由自在に操る事の出来る存在ですわ」
イロハとスカラベキングの念話に入ってみるか
*****
「おい!イロハ!なんだこの失礼な人間どもは!」
「ちょっと!ビートルちゃん!そんなこと言わないの!」
「ふ!イロハ!俺はお前の排泄物にほれ込んだ!我と契約したのだ!世界を征服してもいいぞ!まずこの者どもを喰い殺すか?」
「そんなことしたら!捨てますよ!」
「待て待て!お前の胸で眠るのも悪くない!なんでも言う事を聞くから、またあの排泄物を食わせろ!」
「捨てますよ!」
*****
・・・・・
そうか・・・・魔女の召喚には契りがあるというがスカラベの契り・・・フンコロガシだもんな・・・
イロハちゃんの名誉のためその契りは黙っておこう・・・
「皆さま・・・ビートル・・いえスカラベさんが言っています、アリくらい喰い殺してやると・・我を増殖する餌があれば、我は無限に増殖する、目標を葬り去ればまた我1体となる、褒美は・・・!いえ!褒美は私がスカラベに用意します」
会議により作戦は決まった
砦に攻めに来るまでスカラベを増殖させる。攻めに来たらスカラベと共に精鋭500人で女王アリの駆除に出向く
他は砦を守る
まあ単純な作戦だが、スカラベ次第という事になるその為に討伐隊は精鋭中の精鋭が必要になる。
まず
討伐隊は
俺 シャルロット ハムラ ユキナリ ミュイミュイ シンシアとガーナちゃんとブーサン師匠 治癒役でムュイ
そしてイロハとシーナ ポチとオルトロスも討伐隊だ
防衛隊に
トシイエ 俊太 カエデ ジュリ サモンに『金太郎丸』の防衛隊
ペガサス騎士のザナトラとレーベンブロイ以下200騎は討伐隊に、残り800騎は防衛に
オリオン兵のゲンプファー率いる100人が討伐隊に
ミノタウロスからはミノモンタ、ミノタンシオが討伐隊に他100人
残りのミノタウロスは防衛隊に
メデューサからはリュウリュウ、チャウチャウ、ペイレイが討伐隊にそれを乗せるケンタウロス3騎
ギガント族15人は全て討伐隊に組み込まれる
ソドムの兵はガラン少将以下50人くらいの精鋭が討伐隊に残りは防衛に回した
総数は500を少し下回るが申し分ない討伐隊といえるし、砦の防衛も多く残した
さていよいよ決戦だ!




