イロハが秘密兵器になるみたいだよね
「守ってこその砦だ!」
ソドムの将校は叫ぶ。
確かに守ってこその砦というのは間違いではないだろう・・・しかし相手はアリだ・・・
女王アリを退治しない事には無限にわき続ける、つまり『勝利』の為には女王アリを倒さないといけない。
「爺さんが言ってたが、グラップラーアントの大発生では守ってはいけねえ、といっていたぞ!」
3Mはあろう男が答える
彼はギガント族、ギガント族がこの砦に来ているのは15人
一見少ないように思えるがザナトラ曰く1人いるだけで千人分の兵に匹敵するという。
思う所、前世界のギガースもしくはギガンテスといったところだろう、神にすら倒せない体、しかし前世界の神話だとヘラクレスに討たれた一族と覚えている。
しかし今でも十分にでかいが・・神話だと山を切り裂く大男・・・それほどでもないな・・・
「ミノスでも同様だ!グラップラーアント相手に守っても勝てはしねえ!そういう言い伝えだ!」
ミノモンタも強気だ・・
「だが一般市民も多くいる、女子供を守る砦は必要だろう・・攻めに兵力を集中させるのも難しい」
ザナトラの意見ももっともである
「そうだ!ソドムこの砦はアリごときに落とせる砦じゃねえ」
ソドムの将校はガラン少将というらしい、少将という身分を持っているのに驚くが・・・
ソドム人は人間の種族という事だが・・・見た所、武器は剣と槍とボーガンが主体の兵達だ、ボーガンの技術を持っているのはいいが、やはり火力不足だろう。
「とはいえアリは壁も登ってくる・・この砦とて万全とは言い難いだろう」
ケンタウロスが発言する
ケンタウロス族は名前を持たない、ケンタウロスはケンタウロスである、見た感じも個性があるが・・・どういう言い回しをしているのか興味を持つ。
「ソドムの男は臆病だからな!魅力がない!」
派手なビキニアーマーを着こなしているのはアマゾネス族・・見た感じ人間の女性だが、人間の亜種で亜人に分類されるらしい、女性しか生まれない種族で、人間の種で子孫を増やす。
「そのソドムの男をかっさらって発情しているアマゾネスが言うじゃないの?エリザベータ」
リュウリュウがアマゾネスの代表として参加しているエリザベータを揶揄する、メデューサは口が悪いな・・・
メデューサも女性しかいない種族、色々バッティングする事もあるのだろう
「ふん!どの種族にも股を開くメデューサに言われとうはない!」
うん・・アマゾネスも口が悪い・・・
「あ!あのシーナさん!スカラベ召喚というのをジャーニーでジーフさんが行ったのですが・・・あれは物凄かったですが・・スカラベでアリを殲滅なんてできないですか?」
イロハがシーナに聞く
「スカラベかい?あれは完魔には効かないよ・・それに2人で行わないと大惨事になるしね・・その大惨事はアリどころじゃないよ・・一人が召喚をして一人が対象をスカラベに指示する、相手が完魔だとスカラベも食べないからね・・難しい・・意識のあるスカラベでもいればいいんだけどね」
「あの・・その・・・」
イロハのその豊満な胸の谷間から顔を出す甲虫・・・
「イロハ!あんた!それは?」
「あの・・ジーフさんとエリカさんが行っていた召喚を真似してみたら、現れたのですが・・・懐いてしまって・・・」
「お馬鹿!スカラベは無差別に有機物を食べる甲虫だよ!しかも有機物を食べれば分裂して増殖する、そして再び有機物を食べる、下手に召喚すれば召喚者は喰い殺されるのよ・・・って懐いて?」
「はい・・懐いてます・・・」
「スカラベが懐く?・・・・スカラベキングを召喚したというのかい?・・・なんて娘だよ・・イロハは才能あるとはジーフから聞いていたけど・・あんたいつそれをやったのかい?」
「昨日の夜です・・・勝手な事してすみませんシーナさん」
イロハは泣きそうな顔をしている
「さっきからなんだ!グラスからは全員会議に出てるが小娘の懺悔を聞いても会議は進まんぞ!」
ガラン少将は注意をする
「おい!イロハはオワリの姫だ!この場所にいてもおかしくねえだろ!」
トシイエが睨み返す
「そうです・・・今!アリを退治する方法が出来ましたのに、そのカギを握る女性を追い出すというのですか?」
シーナが立ち上がり前に出た
「イロハはこのゴルゴンの地の救世主となるでしょう」
「ええええ!?」
その言葉に一番驚いたのはイロハであった




