いまだに基準がわかりません。
早いもので、学校に入学してからすでに二年が経とうとしている。
つまり、学校に通うのもあと一年というわけだ。
読み書き完璧だし、一般的な魔法道具の使い方もバッチリです。前世と足すとかなりの時間学生やってるので、正直もうおなかいっぱいです。
しかし、王都の学校に通うことになると、またプラス数年です。はは。
ここ二年で色々探ってみたけど、選考基準がいまいちわからない。というか、魔力量をどうやって計るのかもわからない。そもそも先生方は私達の魔力量を把握しているのか?それすらわからない。
成績はあるけどね。ただ、それも読み書きとちゃんと道具を使えるか?くらいだ。
ちなみに、私より一年先に入学したディアンとシャルロッテは、当然だけど今年で卒業です。卒業おめでとう。
しっかーし、驚いたことに、二人ともこれで終わりでは無かった!
いや、シャルロッテは分かるよ。いかにもできる子だもん。
だけどね、私に負けず劣らず地元大好きで、この子はシャルロッテと離れたらちゃんと生活できるのだろうか?と思ってしまう位よく言えばやんちゃ、悪く言えば落ち着きのないディアンが、学校の推薦で王都の学校に行くと聞いたときは思わず聞き返してしまったよ。
とはいえ、シャルロッテが魔法使い系の学校に行くのとは違い、ディアンは騎士の養成学校に行くらしいけど。
最初は騎士!?って思った私だったけど、説明を聞いて納得した。
大昔ならともかく、最近は人同士の戦闘より、魔物相手の戦闘がずっと多い。
つまり、騎士団と名前はついているけど実際は国防軍みたいなものだから、一般市民でも実力次第では騎士になれるというわけだ。
まあ、さすがに上層部は貴族がほとんどかもだけどね…。
しかも、シャルロッテの行く魔術学校の生徒もそうだけど、皆が国に仕えるわけじゃないらしい。結構な割合が冒険者になったりするらしいよ。まあ、そっちの方が実力だけで成り上がれたりするのかな?
しかし、どっちの学校も全寮制だぞ…。
大丈夫か?特にディアン。
そんな気持ちが顔に出てたらしい。
シャルロッテは苦笑いすると、ディアンの肩を強めに叩いて見せる。
「痛え!!」
「だいじょーぶよ!二年間は魔術学校も、騎士学校も同じ校舎だから。寮も近いし。」
だから心配するなと、今度は余裕のお姉さんのほほえみだ。…すごい、しっかりしてる。八歳になったばかりとは思えないほどしっかりしてる。
というか、十歳にもならない子供を親元から離すってある意味すごいよね。それだけ初期教育に力を入れてるとも言えるけど。
いや、入れなくてはならないと言うべきか。
そんなことを考えながら、私は二年間で調べたり、精霊さんたちから聞いたりして気づいたあることを思い出していた。
もうすぐ地元編?が終わります。




