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スマートじゃないスマートホームの作り方  作者: 三矢 由巳


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22 IHクッキングヒーター買い替え

さて前回御長寿家電を特集しました。

が、一つ漏れているのがありました。

IHクッキングヒーターです。

毎日使うのに家電だとほとんど意識したことがないからでしょうか。

不思議なものです。

ガスコンロから取り替えた時は料理が同じようにできるかなと思っていたのですが、タイマー機能や揚げ物の温度コントロールの便利さを知るともうガスには戻れません。

2009年の12月に買ったのでそろそろ14年になるところです。

長寿現役家電部門では8位くらいになるでしょうか。

それがまずいことになりました。

グリルに同じエラーが二回出たのです。




我が家ではほぼ毎日、なんらかの魚をグリルで焼いています。

塩サケ、塩サバ、アジの開き、干しイワシ、子持ちシシャモ、カツオの腹皮……

それに夫の釣ってきた魚も。

グリルは必須なのです。

でも三カ月ほど前のこと、H5というエラーコードが出ました。

もう一度出たら販売店に連絡をしてくださいと音声ガイドが言います。

一体何が悪いのだろうと思って、取扱説明書を見たら載っていません。

ネットでコードを調べたら「グリルヒーターの絶縁低下」という記述がありました。

しかも修理や部品にかかる費用は40,000円から55,000円!

いくらなんでもこれは高い。

何よりそろそろ14年になるので、交換部品自体がない恐れがあります。

買い替えという言葉が脳裏をよぎりました。




というわけで家電価格比較サイトで現在使っているクッキングヒーターと似たようなタイプを探すことにしました。

まず主なメーカーの製品を比べてみました。

グリルはヒーターが隠れていて清掃しやすいようにフラットになっているのが主流です。

これなら故障も少ないかもしれません。

電化製品は掃除をすると不具合が治ることが結構ありますから。

一番の驚きは、ネットにつながるものがあるということ。

ネットにつながる電子レンジや鍋もありますから不思議ではないのですが。

でも、料理に合わせて火加減を自動的に調節してくれるといっても、レシピ通りに作ることって不可能です。

たとえば、野菜炒め。冷蔵庫の野菜室に残っているものを適当に使って作るので、レシピ通りは無理。

便利そうだけど不要な機能です。

あれこれ必要な機能を見ると、現在使っているものと同じメーカーの中堅クラスの製品が価格や機能の釣り合いがよさそうです。

とはいえ、まだ二回目のエラーコードが表示されないので大丈夫だろうと思っていました。




次のヒーター候補探しをしていると数週間後に発売される新製品の情報が見つかりました。

なんとグリルの中の様子を撮影した映像がヒーター上面のパネルで見られる上に、火加減をその場で調整できるものが発売されるようです。

グリルの中の様子はガラス窓をのぞき込んだり、引っ張り出して直接見たりするしかありませんでした。

でも、それをしなくていいのです。

魚が焦げていないか、確認ができる! 

中を直接見たために温度が下がることもありません。

なんて画期的な機能でしょう。

これいいと思いました。

思いましたが……買えません。

高い。50万円台!

一年くらいしないと価格は下がらないでしょう。

何より、そういう新しい機能は何かと問題が後から出てきがちです。

特に今回はカメラ付き。カメラを覆うガラスの汚れ、熱による劣化等の問題が出てくるかもしれません。

メーカーはすでにその対策はしているかもしれませんが、消費者はメーカーが想像しない使い方をしますから。

もし購入するなら二年後、三年後のカメラ機能の付いた新しい機種でしょう。

その頃には機能が改善されて価格も落ち着いているかもしれません。




とりあえす次はこの機種(10万円以内)と考え、新たなIHクッキングヒーター探しは中断しました。

エラーコードが出なかったからです。

のど元過ぎればなんとやらでグリルを使っていました。

でも、やはりその日は来ました。

最初のエラーコードが出て一カ月余り後、朝食の魚の切り身を焼いてたら出ました、二度目のH5が。

というわけで、販売設置工事をした会社に電話をし状況を説明、折り返しメーカーの修理会社から電話がありました。

そこでまず修理の出張費の説明がありました。

故障を確認し、対処(修理・部品交換)をするのですが、たとえ修理不可能、交換する部品がないといった場合でも必ず出張費は負担しなければならないそうです。

それが約6,000円。

何もしなくてもです。

何かしたら、6,000円プラス修理、交換部品代。つまり46,000円から61,000円になるのです。

さてどうすべきか……。

結局今回は遠慮しました。

61,000円て次の候補の約三分の二です。

6,000円で故障個所を確認するだけだとしても勿体なさ過ぎます。確実に修理できるかわからないもののために来てもらうのは申し訳ない気がしますし。




というわけで結局新しいIHクッキングヒーターを注文しました。

プレミアムタイプがかなりお安くなっていましたが、使わない機能(ネット接続・オールメタル対応等)があります。

使用中のものよりも価格は安いのに機能がいい中堅クラスのものに決めてネットで購入しました。

ちなみに昨年発売だったので税込みの定価40万足らずの品が税込みで10万足らず。

(同じものが家電量販店だと20万近い)

約75%引きです。

これで利益が出るのかと……。

工事費等で利益が出るのかもしれませんが、ネット通販だとそれもないし。

販売会社を調べると電気関係(太陽光発電・エコキュート等)の工事もやっている会社でした。

一般客向け販売の屋号と電気工事会社の屋号が違いますが、住所は同じです。

恐らく工事関係の会社は家電量販店等とはまた別の仕入れルートがあるのかもしれません。

業界のからくりはわかりませんが、それで家電量販店よりも安価で販売できるのでしょう。




品物が到着するまでの間、私達はIHクッキングヒーターの交換動画をネットでいくつも見ました。

いや、驚きました。

こんなにも多くの人が自力で交換をやっているとは。

まるで自力で交換をした人は動画を撮影して世界に公表しなければならないかのように、たくさんの動画がありました。

200Vの工事をしてすでにコンセントがあればできるとはいえ、20kg以上もあるものを交換するのは腰をやられそうです。

おまけにコンロ周りの油汚れやヒーターの吹きこぼれ跡まで世界にさらすなんて。

皆さん凄いです。

おかげで要領はわかりました。

本当に有難い時代です。

ちなみに10年以上IHクッキングヒーターを使用していて故障したので交換という、うちと同じような事例が多いようです。




動画のキッチンはたいていはきれいでした。

動画を撮るつもりはありませんが、少しでもきれいにしたいと思い、換気扇の大掃除をしました。

新品に交換した直後、掃除で換気扇の部品を落として新品を壊すのも嫌ですしね。

ついでに壁に貼ってある汚れ防止のシートを交換することにしました。

近所の店で探しましたが、選択肢がほとんどないのでネットで購入しました。

最近そういうことが増えたように思います。

以前は店に行けば何種類もあったのですが。




そしてついにIHクッキングヒーターがやってきました。

早速旧機種を取り外しました。

夫が。

その後、ヒーターが置かれていた油で汚れている部分を掃除しました。

実はこの掃除のほうに時間がかかりました。

頑固な油汚れで変色したステンレスを磨いて掃除終了。

そして新機種を設置しました。

交換にかかったのは正味30分くらい。

途中順番を間違ったりしましたが、問題なく設置できました。

嬉しいと言いたいところですが、よく見るとグリルの扉にゴムパッキンが使われている部分がありました。

密閉性を保つためとはいえ高熱になる部分にゴムというのはどうかと。

設計者は消耗品と考えているのでしょうけれど、注文するの結構面倒なんですが。

メーカーのパーツショップで調べると税込み1,716円!

ゴムパッキンなのに高過ぎ……。

しかも欠品。

そのうち入荷するでしょうけれど、一番壊れそうなものが欠品というのは不安です。

他のネットショップも似たような価格帯でした。

果たしていつ駄目になるのか、




それはともかく、早速夕食の支度です。

結論から言えば、買ってよかった。

お湯の沸く速度が前の機種と格段に違います。

やはり長年使って性能が落ちていたんでしょうね。

毎日使うから気付かなかっただけで。

勿論、新しい機種なので性能が10年以上前よりよくなっているということもあるでしょう……と思っていたのですが、新旧それぞれの取扱説明書を読んでいたら、驚きの事実が判明しました。

IHクッキングヒーターは消費電力が数字で表示されています。

以前の機種は

1 100W

2 200W

3 300W

4 400W

5 500W

6 800W(ここから中火)

7 1.1kW

8 1.4kW

9 1.6kW(ここから強火)

10 2.0kW

11 2.6kW

12 3.0kW

新しい機種は

1 100W

2 200W

3 400W

4 800W(ここから中火)

5 1.1kW

6 1.4kW

7 1.6kW(ここから強火)

8 2.0kW

9 3.2kW


中火と強火の境界線は同じW数です。

でも3以降がまったく違います。

新しい4は以前の倍の800Wなのですから。

同じく新しい5は倍以上。

以後も1.5倍前後、9は2倍です。

要するに前のものと同じつもりで同じ数字で火加減をすると、思った以上に早く煮えてしまうわけです。

湯沸かしのように急ぐものはそれでもいいけれど、じっくり煮たいものは気を付けないと焦げたりしてしまいますから、要注意。

同じメーカーでも10年以上たつと、火力の数字が変わってしまうとは思いませんでした。

メーカーがわかりやすく注意喚起してくれるといいんですが。




とはいえ新品はいいです。

使い勝手(電源ボタンの位置等)が前とは違う部分もありますが、以前と同じように料理ができます。

グリル部分も問題ありません。

そうそう、上で紹介したグリルカメラ付き・オールメタル対応の新製品ですが、家電価格比較サイトで最新の価格を見たら、23万円台!

オールメタル対応ではないグリルカメラ付きは18万円台!

発売前は50万円台だったものが発売後三か月も満たないのに、こんなに値下がりするなんて。

でも普通に料理をするなら10万円以下の機種で充分です。

家電価格比較サイトでも売れ筋ベスト10のうち8製品は10万円以下です。

一口コンロでいいなら一万円前後。

価格も落ち着いてきたようです。




ネットにつながっているわけではないので厳密にはスマート家電ではありませんが、今回はIHクッキングヒーターの交換について書きました。

次に交換することになるのはどの家電でしょうか。

その日が少しでも遅くなるように手入れをして長持ちさせたいと思います。



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