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いじめ
「あいつがいじめたから僕は男子と一緒にいた。もう僕は男子の世界で生きてゆける。女子は必要ない。僕をそのように変えたあいつに感謝(10月8日」
僕が2番目に書いたことだった。
僕は、一人称こそ「僕」だが、生物学上は女である。
しかし僕は幼いころから、男の子とばかり遊んでいた。
そのせいか、小学校3年生から4年生にかけて、「男好き」と酷くいじめられた。
僕が壊れた原因も、2011年の9月ころに、いじめられていたときの記憶がフラッシュバックしたからというのが大きい。
さて、そのいじめには、主犯格の女の子がいた。
それが「あいつ」だ。
本来なら、憎んでも憎みきれないような相手である。
しかし僕は、彼女に感謝の意を覚えていた。
それは、悪口だけを生きがいとする女子達を、必要としないような体質にしてくれたからだ。
その点に関してのみ、僕は「あいつ」にお礼を言いたい。
しかしそのほかの点に関しては、奴を憎むのみである。
「愛は憎しみに変わる。憎しみも愛に変わる(10月8日」
ただそれだけだ。