子供の未来は至高の宝
俯く子供とラビー。
そんな中ドアを開けて店に入る四人組。
何時ぞやのトレジャーハンター達である。
「おーっす、 って何だ? なんか辛気臭いな」
「・・・いらっしゃいませ」
「如何したんだ? その子供はなんだ?」
「実は・・・」
事情を説明するラビー。
「それならば話はシンプルだ、 その子供、 俺達が預かろう」
「預かるって・・・現在無収入でしょう?」
「いやトレジャーハンターの為のつなぎの仕事として始めた
モンスター狩りの仕事が意外に上手く行ってな、 そこそこ安定した収入が見込める
解体作業で子供にも出来る作業も有るし雇い入れる事は問題じゃない
寧ろ子供を引き取る事で色々と支援もされる」
「そうなんですか?」
「あぁ、 色々と勉強していてな、 法人を立ち上げようかって話も出て来た」
「法人・・・ですか?」
「節税にもなる」
「勉強は苦手じゃないし法人になる為の必要資格とか取れるしな」
トレジャーハンター達は意外と経営の才能が有った様だ。
「そこの坊主がその気ならば弟、 妹、 まるごと面倒みてやる
三食、 寝床風呂付きだ、 将来の事を考えた夜間学校への入学の面倒も見よう」
「・・・自棄に親切だな、 良いのか? 今有ったばかりのガキにそこまでしてやって」
「馬鹿だなぁ」
カンテラ頭が子供の疑問を嘲笑う。
「良いか? 俺達はトレジャーハンターだ、 法人とか色々やっているのも
トレジャーハントの為の下準備だ、 お宝さえ見つけてしまえば
元手を充分に取れるだろうさ」
「・・・堅実なのか夢見がちなのかイマイチ良く分からないな」
「夢の為に堅実に生きているんだよ、 さぁ如何する?」
「・・・お世話にならせて頂きます」
「よぉし!!」
画して子供はトレジャーハンター達の御世話になる事になったのだった。
彼はトレジャーハンター共々レストラン・スコヴィルの常連となったのだった。
「めでたいにょーめでたいにょー」
重苦しい空気を読んで出て来なかったでぶ妖精達が祝福の言葉を述べる。
「じゃあとりあえず・・・まず飯にするか
豚カツとライス五人前で」
「分かりました、 今作ります」
豚カツを揚げ始めるラビーの顔は何処か晴れやかだった。
「あ、 さっき俺はハムエッグとトースト食べたから良いです」
ヽ(・ω・)/ズコーとなるラビーだった。




