タコ娘の足は足なのでタコ足に含まれない、故にタコ娘の手は8本、足は2本
タコ娘が盾の騎士に向かって来る。
剣を構える騎士だったが、 タコ娘の両手とタコ足合わせて8本。
その腕に対応するのは困難である。
速攻で吹き飛ばされる。
「・・・ん?」
タコ娘が違和感に気が付く、 妙に固い。
「やるな・・・この障壁がここまで砕かれるのは初めてだ」
ふらり、 と立ち上がる盾の騎士。
盾の騎士の前には半透明の壁の様な物が出来ている。
盾の騎士の能力、 障壁を展開する能力で造り出した障壁。
勲章の騎士の様な絶対的な防御では無い為、 半ば砕かれている。
「だがこっちも一本とった」
盾の騎士の剣の先に巻き付くタコ足。
「で?」
タコ足は斬られても尚も動き剣に巻き付いて圧し折ってしまった。
「なっ・・・」
「さてとじゃあ後はボコボコにして」
びしゃん、 とタコ娘の背後から音が響く。
どん、 と巨大な水滴がタコ娘の背中に激突する。
花瓶の騎士の巨大な水滴を大砲の如く発射する能力である。
「・・・・・で?」
「効いてねぇ・・・くっ!!」
次々と水滴をタコ娘に撃ち続けるもまるで効果が無い。
花瓶の騎士に向かってタコ娘は歩きタコ足で殴り飛ばそうとする。
しかし。
「させない!!」
タコ足を掴むラビー。
「店長!?」
「へぇ、 アンタから殺してや、 って!?」
タコ足を絡み付かせて絞め殺そうとしていたが
タコ足が凍り付いている事に気が付くタコ娘。
「やばっ!!」
タコ足を自切して逃げるタコ娘。
水に濡れているので凍り易い状況、 すぐさまラビーと距離を離す。
「あーあ、 自慢の手も両手だけになっちゃったかぁ・・・
慢心し過ぎたかなぁ・・・」
ちらり、 と棘坊主を見るタコ娘。
棘坊主は剣の騎士と激闘を繰り広げている。
身体能力では圧倒的に上回る棘坊主だが、 技量は剣の騎士の方が上。
更に旗の騎士の相手の注目を集める能力で集中を切らされている。
「棘坊主ー、 私、 本隊に戻るわー」
「なっ!? 何だと!?」
棘坊主が絶叫する。
「アンタは雑魚が殺された事に怒っているみたいだけど
私はあいつ等如何でも良いし、 鯨野郎とアンタの道楽に付き合っていただけだしね
本来の目的に戻るわ、 じゃねー」
ブーと墨の霧を撒き散らし視界を防ぎながら飛び立って逃げるタコ娘。
「ち、 ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
棘坊主は絶叫を挙げた。




