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【完結】もう、あなたの好みに合わせる必要はありませんので、さよなら。  作者: 逆立ちハムスター


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色褪せた人形

背筋を伸ばし、顎を引き、視線は常に斜め三分下へ。

唇には決して感情を乗せず、ただ静謐な、借り物の微笑だけを貼り付けておくこと。


それが、オーレリウス・アンテニウス公爵令息が私に求めた「完璧な婚約者」の姿だった。


「ヴァレリア。君のその生まれ持った髪の色は、どうにも我が家の格式に合わない。アンテニウス家は建国以来、純聖なる光の加護を受ける血筋だ。その夜の底をすくい取ったような禍々しい黒髪は、見ているだけでこちらの魔力が濁るように感じられるよ」


婚約が調ったその日に、オーレリウスは私の髪を冷たい手で弄びながらそう吐き捨てた。

私の実家であるカエキリア家は、帝国の開拓期において「影」の役割を担った古強者である。だが、平和が長く続いた今となっては、その泥臭く不穏な「闇の魔術」の血統は疎まれ、領地の経営難も手伝って没落の一途を辿っていた。公爵家からの縁談は、我が家にとっては文字通りの救いの一手であり、私にとっては、自由という名の肉体を売り渡す契約の始まりだった。


オーレリウスの言葉は絶対だった。

翌日から、私は毎日、頭皮が焼けるような劇薬の漂白薬を髪に浸浸させられた。美しかった漆黒の髪は、またたく間に艶を失い、まるで枯れ草のような、締まりのない薄汚れた亜麻色へと変えられた。


「素晴らしい、ヴァレリア。やはり君にはその大人しい色がお似合いだ。それから、その瞳も隠しなさい。すべてを吸い込むようなその黒い双眸は、私を値踏みしているようで不愉快だ」


彼はそう言って、私に特殊な魔道具のカラーレンズを押し付けた。視界が常に曇ったガラス越しのように歪む、魔力製の薄膜。それを瞳に張り付けると、私の目は感情の失せた、濁った灰色へと変わった。


さらに、彼は私の「力」を何よりも嫌った。

カエキリアの血がもたらす、影を操り、物質を侵食する深淵の魔力。それはオーレリウスの誇る、眩いばかりの光の魔術とは対極にあるものだった。


「不吉な呪いだ。そんなものを私の前で使おうなどと思うな。君の魔力は、我が家の清浄な結界を汚す。これを常に身につけておくがいい」


彼から与えられたのは、内側に無数の微細な針が仕込まれた、鈍色に光る鉄のチョーカーだった。

首に嵌めた瞬間、針が皮膚を突き刺し、体内の魔力回路を強引にせき止める。魔力を練ろうとするたびに、まるで血管にガラスの破片が流れるような激痛が全身を駆け巡る。私は魔術を使う権利を奪われ、ただの息をするだけの人形へと作り変えられた。


「いいかい、ヴァレリア。君は地味で、大人しく、私の後ろを三歩下がって歩いていればいい。余計な自己主張は、我が公爵家には不要だ。私が与える服を着て、私が与える言葉を喋り、私の色に染まっていなさい。それが、没落貴族の娘である君が、私に提供できる唯一の価値なのだから」


私は、彼の言葉に従い続けた。

それが実家を支えるためであり、貴族としての義務だと自分に言い聞かせていた。彼の好みに合わせて、お仕着せの白く退屈なドレスを着、声を潜め、己の魂を少しずつ削り落としていった。

彼が私に向ける視線には、愛などひとかけらもなかった。あるのは、獰猛な猛獣を躾けて、牙を抜いた飼い犬に変えたという、歪んだ支配欲と独占欲だけ。


それでも、私は耐えていたのだ。今日という、この夜が訪れるまでは。


---


帝国至高の貴族たちが集う、「星灯の晩餐会」。

中央の大広間は、天井に浮かぶ無数の魔導灯によって、昼間よりも眩い光で満たされていた。壁一面に施された金箔の彫刻が光を反射し、行き交う貴族たちの宝石や豪奢なドレスが、まるで万華鏡のようにきらめいている。


その華やかな喧騒から遠く離れた、会場の隅の壁際が私の定位置だった。


今日の日のために、オーレリウスが私に用意したドレスは、装飾のほとんどない、色褪せた生成りのものだった。

周囲の令嬢たちが、流行の最先端を行く鮮やかなシルクや、魔力を編み込んだ光るレースを身にまとっている中で、私の姿は幽霊のように貧相で、浮き上がっていた。


「あら、見てご覧なさい。あれがアンテニウス公爵令息の『お人形』よ」

「まあ……相変わらず、地味というよりは、もはや哀れね。髪もあんなにパサついて。カエキリア家はもう、令嬢にまともな仕立て屋を手配する余裕もないのかしら」

「違うわよ。オーレリウス様が、彼女に『分相応な格好』を命じていらっしゃるのよ。光り輝く公爵様の隣に、あんな陰気な黒の血筋が並ぶなんて、それだけでも不釣り合いですもの」


扇の陰から漏れ聞こえる、令嬢たちの容赦のない囁き声。

私はただ、俯き、視線を床の大理石の模様に固定していた。首に嵌められた鉄のチョーカーが、皮膚に食い込んで鈍い痛みを訴えている。魔力を抑え込まれているせいで、体温がうまく調節できず、体は芯から冷え切っていた。


約束の時間は、とっくに過ぎている。

オーレリウスは、私をこの会場の隅に待たせたまま、一向に姿を現さない。私を放置して、周囲にその力と地位を誇示するのは、彼のいつもの悪癖だった。


その時、大広間の入り口が、ひときわ大きく開かれた。

それまでがやがやと騒がしかった会場が、一瞬にして水を打ったように静まり返る。貴族たちの視線が一斉に一方向へと集まった。


「――遅くなってすまない、諸君。少し、愛らしい小鳥を迎えに行っていたものでね」


朗々と響く、聞き慣れた、そして耳の奥が泥を凝固させたように重くなる声。

オーレリウス・アンテニウスだった。

彼は、まばゆい純白の礼服に、金糸の刺繍をふんだんに施した外套を羽織り、まさに「光の貴公子」そのものの輝きを放っていた。


だが、彼の腕に絡められているのは、私ではなかった。


そこにいたのは、燃えるような鮮やかな金の髪を波打たせ、夜空の青を切り取ったかのような、煌びやかなドレスをまとった美女だった。彼女の瞳は澄んだサファイアのようで、その肌は雪のように白い。彼女が歩くたびに、周囲の空気が華やかな花の香りで満たされるようだった。


「まあ……あの方は、シルウィア子爵家のラヴィニア様?」

「聖癒の魔術の天才と名高い、あの……! なぜオーレリウス様と一緒に?」


周囲のざわめきが、急速に熱を帯びていく。

オーレリウスは、隣の美女――ラヴィニアの腰を、愛おしげに、そして見せつけるように抱き寄せながら、ゆっくりと会場の中央へと歩を進めた。その進路の先にあるのは、壁際に立ち尽くす私だ。


貴族たちが、モーセの海割りのように道を開けていく。

彼らの視線には、好奇と、同情と、そして何よりも「残酷な見世物」を期待する愉悦が混ざり合っていた。


私の目の前で、オーレリウスが足を止めた。

彼の青い瞳が、私を見下ろす。その目にあるのは、これまでのような支配欲すらなく、ただの「使い古したゴミ」を見るような、完全な冷酷さだった。


「待たせたね、ヴァレリア」


オーレリウスは、吐き捨てるように言った。


「あなた……。その方は、一体……?」


私は、彼に命じられていた通りの、低く、主張のない声で尋ねた。

すると、彼の隣にいるラヴィニアが、わざとらしいほど可憐に首を傾げ、鈴を転がすような声で笑った。


「初めまして、ヴァレリア様。オーレリウス様から、お噂はかねがね伺っておりますわ。なんでも、いつも日陰で、おどおどしていらっしゃる、可哀想な婚約者様だと」

「ラヴィニア、そんな泥人形に優しく声をかける必要はないよ」


オーレリウスはラヴィニアの肩を抱き直し、私に向き直った。その顔には、傲慢な笑みが浮かんでいる。


「単刀直入に言おう、ヴァレリア。私と君との婚約は、今この瞬間を以て破棄する。我がアンテニウス公爵家は、君のような陰気で、無能で、魔力の底も見えた没落貴族の女を迎え入れるわけにはいかないのだ」


大広間に、小さな悲鳴と、それに続くにやけた囁きが広がった。

公衆の面前での、容赦のない婚約破棄。これ以上の屈辱はない。普通の令嬢であれば、その場に泣き崩れるか、あるいは狂ったように抗議するだろう。


だが、私の心は、驚くほど静かだった。

冷え切った湖の底のように、波一つ立たない。


「……理由を、お伺いしてもよろしいでしょうか」


私の声が、あまりにも淡々としていたからだろうか。オーレリウスはわずかに不愉快そうに眉をひそめ、さらに声を張り上げた。周囲の全員に聞こえよがしに。


「理由だと? 鏡で自分の姿を見てみるがいい! その色褪せた髪、生気のない瞳、そして何より、我が家の光を一切引き立てない、その陰気な佇まいだ。君は私の好みに合わせようと努力しているようだったが、やはり血の卑しさは隠せない。どれだけ白を纏わせても、君の根底にある薄汚い闇が透けて見えるのだよ。私はそれに、耐え難い嫌悪感を抱いていた」


彼はラヴィニアの頬に手を添えた。


「ラヴィニアを見てみろ。彼女こそが、我が光の魔術をさらに高める、真の聖女だ。彼女の治癒の光は、私の魔術と完璧な共鳴を果たす。私にふさわしいのは、君のような枯れ木ではなく、彼女のように美しく輝く大輪の花なのだ」


ラヴィニアは、勝ち誇った視線を私に投げかけてきた。その瞳の奥には、優越感と、私を底辺へと引きずり下ろしたという極上の快楽が見え隠れしている。


「ヴァレリア様、どうかオーレリウス様を責めないであげてくださいな。男女の愛は、無理に縛り付けるものではありませんわ。あなたは……そう、あまりにも地味で、オーレリウス様の隣に立つには、少しばかり『格』が足りなかったのです。これからは、ご自分の身の丈に合った、暗い日陰でひっそりと生きていかれるのが、よろしいかと思いますの」


親切を装った、毒の刃。

周囲の貴族たちからも、くすくすと嘲笑が漏れる。


「確かに、あの地味な女じゃ、公爵夫人の座は重すぎただろうな」

「カエキリア家も、これで完全に終わりね。後ろ盾を失って、明日には取り潰しを待つばかりじゃないかしら」

「身の程知らずなカラスが、白鳥の真似事をしようとするからこうなるのよ」


容赦なく浴びせられる言葉の嵐。

オーレリウスは、私が絶望に顔を歪め、涙を流して彼に縋り付くのを待っているようだった。彼は私のすべてを支配していたと思い込んでいる。婚約を破棄され、世界のすべてを失った私が、惨めに這いつくばる姿を、自分の偉大さを証明するための肥やしにしようとしているのだ。


私は、ゆっくりと息を吸い込んだ。

カラーレンズに覆われた私の視界の中で、オーレリウスの歪んだ笑顔と、ラヴィニアの醜い虚栄心が、鮮明に浮かび上がっていた。


ああ――。

胸の奥で、カチリ、と、何かが噛み合う音がした。


これまで、実家のため、義務のためと、自分に言い聞かせてはめ込んでいた心のピース。それが、音を立てて崩れ去り、同時に、途方もない「解放感」が私を満たしていく。


もう、我慢する必要はないのだ。

没落? 取り潰し? 結構なことだ。すでに実家の領民たちの移住の手配は、私の裏のルートで完了している。カエキリアの家名という、形骸化した泥船にしがみつく必要など、最初からなかったのだ。私がこの男の傍にいたのは、ただ「契約」を守るため。


そして今、その契約は、彼自身の口から破棄された。


私は、俯けていた顔を、まっすぐに上げた。

その動作だけで、オーレリウスの笑みがわずかに凍りついた。私の雰囲気が、一瞬にして変わったことに気づいたのだろう。


「……何だ? 言い訳でもあるのか? 惨めに見苦しく泣き叫ぶなら、今のうちに――」


「オーレリウス様」


私は、彼の言葉を遮った。

これまで彼に一度も使ったことのない、低く、しかし大広間の隅々にまで透き通って響き渡る、芯のある声で。


「何……?」


「お言葉ですが、一つ、勘違いをなさっているようですので、訂正させていただきます」


私は、自分の首元に手を当てた。

鈍色に光る、魔力封印の鉄のチョーカー。内側の針が肉に食い込み、血が滲む。だが、そんな痛みなど、もはやどうでもよかった。


「私は、あなたの好みに合わせようと、努力していたわけではありません」


「は……? 何を言って――」


「私はただ、あなたのあまりの度量の狭さと、脆弱な魔力に、こちら側が『合わせて差し上げていた』だけです」


大広間の空気が、凍りついた。

オーレリウスの顔が、怒りで真っ赤に染まる。


「貴様……! 自分が何を言っているのか分かっているのか! そのような不遜な態度、ただでは――」


「私の髪が不吉? 私の瞳が不愉快? 私の魔力が、あなたの清浄な結界を汚す?」


私はクスリと、心の底から湧き上がる愉悦を隠さずに笑った。


「その通りですわ。私の本質は、あなたの薄っぺらな『光の魔術』など、一瞬で噛み砕いて 呑み込んでしまう、底なしの深淵。あなたが毎日のように私に強いたあの安物の劇薬も、私の瞳を隠す呪具も、すべては、あなたが私に『怯えないため』の免罪符に過ぎなかったのですよ」


「黙れ! 没落貴族の無能な女が、ハッタリを――!」


オーレリウスが、激昂して右手を掲げた。彼の手に、眩い光の魔術の塊が形成される。彼がそれを私に叩きつけようとした、その瞬間。


「もう、あなたの好みに合わせる必要はありませんので、さよなら」


私は、首の鉄のチョーカーに指をかけ――力任せに、引きちぎった。


パキィィィン!!!


金属が甲高く弾け飛ぶ音が、大広間に響き渡った。

チョーカーの破片が床に転がり、私の首筋から一筋の鮮血が流れ落ちる。


その瞬間。

会場全体の灯火が、一斉に「消滅」した。


「な、何事だ!?」

「電気が……いや、魔導灯が壊れたのか!?」


闇。

完全なる、光を拒絶した漆黒の闇が、大広間を支配した。

ただの暗闇ではない。それは、意志を持った生き物のように蠢き、床を這い、壁を登り、天井の魔導灯の光そのものを「捕食」していった。


「ヒッ……!? な、何これ、何が起きているの!?」

ラヴィニアの悲鳴が響く。


その闇の中心に、私はいた。

首の呪縛が解けたことで、私の体内を巡る「黒い血」が、歓喜の咆哮を上げて暴れ狂う。

血管を駆け巡る圧倒的な魔力の奔流。全身の細胞が、本来の力を取り戻して歓喜に震えていた。


私の頭髪から、カエキリアの魔力が溢れ出す。

劇薬で脱色されていた亜麻色の髪が、毛先から順に、墨を流したような、一切の光を反射しない「純然たる漆黒」へと染まり直していく。元の、美しい私の夜の髪へ。


そして、目からは、オーレリウスが押し付けたカラーレンズが、魔力の圧力に耐えかねて粉々に砕け散った。

現れたのは、深淵の底、光すら届かない極夜の闇を宿した、真黒の双眸。


「……あ、ああ……」


オーレリウスの手の中にあった光の魔術が、私の放つ闇の圧迫感だけで、パチパチと音を立てて霧散していった。彼の顔から、完全に血の気が引いていくのが、闇の中でもはっきりと分かった。彼が誇る「光の加護」が、私の存在そのものに恐怖し、激しく拒絶反応を起こして震えているのだ。


「オーレリウス様。これが、あなたが見下し、地味だと切り捨てた、私の本質です」


私の足元から、無数の影の触手が立ち上がり、大理石の床を侵食していく。バリバリと音を立てて床がひび割れ、そこからどす黒い霧が立ち込める。

その圧倒的な質量、神話の魔獣を目の前にしたかのような絶望的な魔力圧に、周囲の貴族たちは腰を抜かし、悲鳴を上げることもできずにへたり込んでいた。


「ひ……ひ、化け物……! 貴様、これほどの魔力を、隠して……!」


オーレリウスが、ガチガチと歯を鳴らしながら後退りする。彼の隣のラヴィニアは、恐怖のあまり失禁せんばかりの顔で、床にへたり込んでいた。


「隠していたのではありません。あなたが『見たくない』と仰るから、引っ込めておいてあげたのですよ。無能なあなたを傷つけないための、私なりの、最後の慈悲でしたの」


私は、一歩、彼らに向かって歩を進めた。

影のドレスが、私の身体を包み込んでいく。生成りの安物のドレスは、闇の衣へと変化し、夜の女王のような威厳を放つ。


「婚約破棄、謹んでお受けいたします。これからは、そちらの可憐な『聖女様』と、お幸せに光の中でぬくぬくとお過ごしください。……ああ、もっとも」


私は、腰を抜かした二人の前に屈み込み、その耳元で、冷たく、残酷に囁いた。


「カエキリアの影の守護を失ったアンテニウス家が、この過酷な帝国で、あと何日『光り輝いて』いられるかは、甚だ疑問ではありますけれど」


「な……に……?」


「ふふ、それでは皆様、ごきげんよう」


私は立ち上がり、背を向けた。

私が歩く進路の先にある、巨大なガラス窓。その前に立ち、軽く指を鳴らす。

パリン、と、強固な防壁結界が施されているはずの窓ガラスが、影の一突きで粉々に砕け散った。


夜風が、私の真実の黒髪を激しく揺らす。

私は振り返ることなく、大広間の窓から、夜の闇の中へと身を投げた。

落下する私の身体を、無数の影の翼が優しく受け止め、夜空へと舞い上がらせる。


背後からは、ようやく正気を取り戻した貴族たちの、地獄のような悲鳴と怒号が響き渡っていた。


もう、あの白亜の檻に戻る必要はない。

自分の色を殺し、誰かのために人形を演じる日々は、今、完全に終わったのだ。


「さて……まずは、私の『本当の顧客』のところへ挨拶に行くとしましょうか」


夜空を飛びながら、私は不敵に微笑んだ。

これから始まるのは、私を虐げ、利用し、捨てた者たちへの、容赦のない「夜の始まり」の物語だ。

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