936.再び異世界(30) ヤミゾラ帝国(7)
あー、久々に戦いをしたなぁ。戦争自体ではほとんど戦わなかったのでよい気分転換になったなぁ。
戦争は双方にダメージがあって復興が面倒なのであまり戦いたくはない。侵略戦争もかかったコストにみあうだけのメリットが無い限り終わらない。いや、終われない。侵略されたら取り返すまで終われない。
私は、侵略を受けたらどんな事をしても勝つ、そして再度侵略されないように立ち直れないぐらいに力を削ぐ。相手を侵略すれば、必ず自分が破滅するという公式を作るためだ。
侵略すれば得るものがあるという前例を作ってはいけない。侵略者の国民には悪いが徹底的に潰す。
が、今回のように敵国を支配してしまった場合は別だ。決闘の結果、あっという間に味方になってしまったのだから潰さない。敵国の国民も救われたことになる。
決闘により決着をつける事で多くの命が助かったといえる。
それにしても決闘は平和的に解決できて良いね。
えっ? 弱者はどうなるのって、 戦争なら弱者は死んじゃうけど、決闘は申し込まなければ死なない。
えっ? 弱者の意見はどうなるって、弱者代表のアルミタの意見ちゃんと通ったでしょ。
代理も立てられるし、一発逆転のチャンスというわけだ。
それに弱者の意見はかならずしも聞かなくて良い、聞いてしまえば強者の意見はどうなるという話だ。
力のないものの意見を聞くことで弱体化してしまったら元も子もない。
決闘は一対多で戦わなければならないところを、一対一に持ってこれる。双方の被害者も最大1名で済む
一応条件はあるけどね。基本的に同等の立場の間だけに認められる。皇帝なら皇族間など。
その中でも強い立場の者は弱い立場のものに決闘を申し込まない。
強い立場なのに決闘でしか対決できないのかという “恥” であるとされているからだ。そして基本的には強い立場の者は決闘を断れない。
だから決闘で大きな下剋上はおこらない。
今回の私の場合は異例であった、何事にも例外はあるという事だった。
今回は98の皇族が領地と財産と継承権を失った。一族郎党・・いや、一族だけか。
領地で雇われている従者は望むものはそのまま残し、雇用を継続した。領地の管理には代官を立てる事にした。
これによって領地なしの貴族が代官になることが出来る道が生じた。応募者殺到で競争倍率百倍、・・・面接大変だろうな。
当然対象となる98の領には監査を入れた。そして不正があれば私財から取り立てた。結構な額になったので、これを代官の赴任手当及び準備金に充てた。
アルミタは軍を辞め(軍は既に解体している)元の領地に戻り復興に力を入れるそうだ。
一応私の元で働かないか誘ったけど断られたのでアルミタ領の代官に任命してやった。
その方が復興の力になるだろう。
あ、代官枠がひとつ減っちゃった。・・アルミタ領は数に入っていないか。




