919.再び異世界(13) ナルハヤ帝国(8) 黒幕(2)
黒幕はすぐに判明した
戦神ヴァルキリーヌだ。
以前デストラ姉さんと揉めたことがあったらしい。どちらが強いか争った時にヴァルキリーヌの世界を1つ破壊してしまったらしい。・・・なんてことすんのデストラ姉さん。
「ヴァルがしつこいからヴァルが悪い」
・・・という事らしい。
ヴァルキリーヌもデストラの方が強いと認めざるを得なかったが、悔しかったのだろう世界を1つ壊されたことを根に持っていたらしい。正面切っては勝てない、ならば暗躍神を使って・・と言うことらしい。
デストラ姉さんがお怒りモードに入った。・・・どうしよう。
神々の戦いに口出しは出来ないけれど、消される世界の人々には関係のないことだ、とんだとばっちりである。
「デストラ姉さん、ヴァルキリーヌは後回しにして、残り3人の天界人をなんとかしないと」
「そうね、ヴァルキリーヌ首を洗って待ってなさい」
とりあえず優先順位はわかってもらえた様だ
なんで私が頑張っているんだろう・・・
いや、なんで頑張らないといけないんだろう?
本来なら神々の戦いには一切口出ししてはいけないんだけど、やっばりとばっちりは良くないよね。
「マイ、全権を移譲する。残り3人の天界人を捕らえなさい」
えっ? 私がやるの・・・まあ、亜神ごときの私は逆らえないんだけど・・・
でも私、デストラ姉さんの眷属でもなんでもないんだけど・・・
えっ、何? 「私に眷属は居ない」 と、また自慢げに胸を張って微笑むデストラ姉さんは・・可愛い。
「加護極大をあげるから」
あ、そうですか、ありがとうございますぅ・・・・。
私はシリルに乗って残り3名の天界人捕縛に向かい、デストラ姉さんはヴァルキリーヌを探して旅立ったのでした。
大師匠は「全権を移譲されたのだから頑張りなさい」、と言って帰ってしまった。
全権を移譲っていってもですね、
聞こえは良いけど、別に特に何かをする権利が発生するわけでもなく、何やっても許すってだけなんだよね。
ま、加護極大と召喚神である事から師匠を抜いて世渡りが出来るようになったみたいなので頑張ります。
神でも全員が世渡りを出来るわけでもないのに亜神で世渡りが出来るのは私だけみたい。
世渡り上手?なのかな
で、この時に自然と理解したんだけど、塔が召喚できない理由。
塔は一つのものに複数の人格が混在しているから・・・らしい。
ひょっとして塔の優れた開発能力は複数の優秀な科学者の魂を宿らせたとかではないだろうか?
私達がすごーいと言っている背景で、塔の中の科学者たちが必死こいて開発している・・・とか?
イビルに聞けばわかるけど・・・怖いので止めておこうと思う。
知らない方が良い場合だってある。変な気を使っちゃいそうだからね。
“こんな事できないかなぁ無理にとは言わないけど、大丈夫ぅ?”・・・とか気を使っちゃいそう。
でもそうすると多重人格者は召喚できないのかなぁ?
あ、出来るみたい、多重人格と言っても一度に出てくるのは1つの人格なので大丈夫そう。
また、5人戦隊とかも体が別なので大丈夫みたい。合体ロボは・・・生物じゃないから関係ないか。
共生体は・・・駄目みたい。




