859.番外編(3) 皇舞亜の場合(70) ロントロの末裔(62) コンパス帝国(30) キンクロ星(9) 原住民
話を聞くと、連絡を入れて中央管理塔まで行くのに3日、そこからは飛行艇があるそうなので1時間かかるらしい。
3日間のキャンプが出来る事になった。
監視の者にシールド破っても良いか聞いたら駄目と言われた。
でしょうね。
中の情報が欲しいと言ったら、私から情報を出すわけには行かないと言われた。
「じゃあ、飯抜きね」
「そんなぁ〜〜。 食料はさっき先輩に持って行かれて・・・」
「やっぱり、こういうのは対価が必要だと思うのよね・・・
そう思わない?」
「そりゃそうだが・・・俺は何も持っていない・・」
「私の独り言に、貴方の独り言・・って事で」
・・・・
「ここの人達、ロントロの末裔が居るって知ってるのかなぁ・・」
「俺の愛読書にロントロの末裔が居るって書いてあったかな」
ぱくぱく
「ここの人達がそうなのかなぁ・・」
「俺の愛読書、歴史書なんだ」
「おいっ、お前達、いつまでそうやって問答しているつもりだ」
・・
おっ、いつの間にか先輩くんが戻ってきている。 速いな。
「たまたま、中央からの連絡船が来ていて送ってもらった」
「それで?」
「至急お連れしろとの事だ」
どうやら会ってくれるみたいだ、良かった。
私達のシャトルは既にアイテムボックスに入れてあるので、彼らの飛行艇に乗って中央管理塔へ向かい、
王都に行くことになった。
衛兵の彼らとは中央管理塔で別れ、そこからはレル・リラーレという案内人が付いた。
王宮まで案内してくれるみたいだ。
彼の他にドラゴンアーマーの騎士が数名護衛についている。
シールドを抜け、中に入ると・・・そこは別世界だった。 ◯カンダだぁ?
大森林と言われるのは周りだけで、巨大な偽装シールドに囲まれた
点在する近代都市の周りに広がる緑豊かな世界になっていた。
えっ? なんでシールドの中に籠もっているんだろう?
雰囲気としては、帝国の都市よりも発展しているように見える。
「リラーレさん、ここは随分発展した都市ですね」
「そうでしょう、ここはハシビロ国の王都コーです。
大森林には、こういったいくつかの都市が存在しますが、ここが最大の都市です」
「大森林の外の国との国交を持っていないのはなぜ?」
「科学技術・文化の遅れたところと無理に関係を持つと負担が大きすぎると判断したと聞いております。
無駄に広い星域に進出しているらしいのでね。
我々の住むところとは隔絶されておりますし、
別に彼らが困っている訳ではないので特に関係を持つ意味もないです。」
なるほど、今、政治的には困っているけどね。 それは関係ない話か。
帝国は相手にされていなかっただけなんだね。
王都と呼ばれる近代都市の中央には・・・ファクトマに似た塔が建っている・・似てはいるがサイズがかなり大きい
私達が持っている塔と同じ物は3つと聞いているのでこれは別物だろう。
「あの塔は?」
「あれはバルベールの塔と呼ばれているもので創世記に出てくる神話からデザインされており、
この国の建国とほぼ同じ頃に建造された物です。
王宮として使われています」
「ここは古代ロントロ文明の末裔の国なの?」
「そうです。貴方はそのロントロを名乗っているからこそ招かれたのです。
貴方もロントロの末裔なのでしょ」
「末裔かもしれませんが、私の師匠は古代ロントロ人の隔世遺伝者です。
私はロロ星にあるロントロ人の末裔の国を治めていますので、ロントロを名乗っています。
こちらの国のようにロントロ文明の科学技術を保ててはいませんが、今復興中です・・・」
「なるほど、詳しい話は王宮で聞く事にしましょう」




